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自然、温泉、めぐる季節と一つになりたい。

虫や鳥、草や木の声を聞き取りたい土筆です

初盆 [2007年08月22日(水) ]
 16日の晩も遅くに倅が仕事先の山梨から帰ってきた。翌17日、朝の9時過ぎに二人で車に乗り込む。目指すは大分。1300`の距離である。大分は妻の実家で、義母が昨年の暮れに亡くなった。その初盆法要が18日なのである。午後2時からお坊さんが家に来てお経をあげるので、それに間に合わなければならない。大分の家に着いたのが午後10時過ぎ、13時間ほどかかった。倅と交代で運転していったから私は楽だったが、倅は前日の疲れもあり、かなり無理をしているように見えた。
 大分の家には、数日前に行っていた妻と娘、それに京都にいる妻の兄、そして家で独り暮らしの義父が待っていた。それにしても大分の夏は暑い。妻の兄と酒を酌み交わすも汗が噴き出る。夜中の一時を過ぎ、酒の勢いで漸く眠る。
 翌朝、朝の5時前に目が覚める。二階の部屋の窓から外を覗くとムクゲが咲いていた。ムクゲの花は私に何事かをささやいているように感じられた。義母の霊がムクゲの花に姿を変えているのかと一瞬思った。昨年の暮れに亡くなった義母はその日の朝、大分の家に着いた私を待っていたかのように私についた。その夜、私は大分市内の友人宅に行き、大騒動になったことがつい昨日のことのように脳裏を過ぎった。
 今年の8月は5月になくなった父の初盆、そして今度の義母の初盆と初盆法要が二つとなった。この一年の間に父と義母を亡くした。後は大分の義父と我が家の母を見送れば、もう今度は自分の番である。
 先日友人のお兄さんが62歳で肺癌で亡くなったが、友人曰く、「人間、60過ぎればもう余生なんだよ。還暦というのは文字通りで、60過ぎて生きた分だけ儲けものと考えれば62歳は早くはないよ」
 なるほど、そうかも知れないと思う。だが私はこの人生、息子や娘に何を伝えてきただろうか? そう考えるとまだ死ねないと思う。自分の人間としての生き様を少なくともまだ確立しているとは言えないのだから・・・。
 己の魂の意のままに生きたい、そして人間の生きる意味と意義をハッキリと息子や娘に伝えたいと、今、切に思う。

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