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自然、温泉、めぐる季節と一つになりたい。

虫や鳥、草や木の声を聞き取りたい土筆です

毎年頂くカレンダー [2007年12月01日(土) ]
 

 

 例年のように有元利夫のカレンダーを友人から頂きました。2008年版です。彌生画廊で出している掌にのる小さなサイズのカレンダーです。毎年頂くとすぐに12ヶ月全ての絵を観ますが、今度頂いたカレンダーの表紙絵は「告知(部分)」でした。
1月 アルルカン 
2月 幕の間の出来事
3月 春 
4月 ラルゴ
5月 テアトル 
6月 古曲
7月 飛ぶ人 
8月 花火の日
9月 多島海 
10月 使者
11月 若い音楽家 
12月 啓示
 特別に有元利夫大好きというのではありませんが、彼の描いた世界をいつも面白いと感じている自分がいます。例えば7月の絵は「飛ぶ人」です。1973年に描かれた絵ですが、全体に青黒っぽい色の世界で男性か女性か定かでない有元氏の描く特徴ある人物がまるで天井に足のひらと掌が吸い付くかの様な格好で描かれています。絵を逆にしてみると大地に四つ足で立っている様な何とも奇妙な感じのする絵です。絵の下部には山らしきものが描かれていますから高いところに奇妙な格好で浮かんでいるといった方が良いかも知れません。                      
 ちょっと見ると手と足のひらの描き方が奇妙です。足の格好から腰から下はお尻を上に向けている様に描かれていますが、手、腕の様子からは腰から上は胸を上に向けて描かれている様にも見えます。掌を見ると判りますが、実際は背中を上にして描かれているのです。しかし、そう見えないところが何とも奇妙でおかしい。というのも手を背中に直角に振り上げることなど普通誰も出来ないからです。
 一体絵はどのようにして描かれるのか? 画家の内面にハッキリと絵が浮かんでいるのか? 絵を観るといつもそんなことを考えますが、有元利夫という人は独特な世界と繋がっていた人ではないか。そして彼の絵を観るたびに彼の繋がっていたその独特な世界が私を魅了する、今はそんな風に考えています。
 

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