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自然、温泉、めぐる季節と一つになりたい。

虫や鳥、草や木の声を聞き取りたい土筆です

猫に似た動物 [2008年05月11日(日) ]
最初、キュウイ棚の下のその動物を見た時、私はてっきり猫だと思ったのです。しかし、尻尾が普通の猫とは違う。額から鼻にかけて白い筋があり、顔の形も猫とは異なるのに気付いてから、一体この動物は何なのか? その疑問が湧いたのですが、知るすべはありませんでした。

私の部屋は畑に面していて、部屋にいて目に入るのはすぐ近くにある二本のキュウイの棚です。冬でも夏でも、私が目が覚め、起きて自分の仕事部屋に入るのは朝の5時過ぎ、冬はまだ暗い時刻です。秋に、キュウイの棚の下に、まとめて私は胡桃を捨てていました。その上に雪が降り積もっていたのですが、猫は雪の中に鼻を突っ込み、胡桃を掘り出し、食っていました。冬は野良猫も食うものがないので胡桃を食うのか、最初見た時、私はそのように思ったのですが、どうも様子が変だ。猫に似てはいるが猫ではない。ではタヌキか、狐か、或いはイタチか、テンか等々思い浮かべましたが、残念ながら私は狸もイタチも狐もテンも見たことがなく、知らないのです。部屋の窓を通して、胡桃を食っている動物を目にしてもいかんせん、何という動物か判りませんでした。

夕べ、東京の合羽橋で久しぶりに友人たちと一杯やっている時、ひょんな事から話題が猫のことになり、猫の話題で盛り上がっている内に、ある友人が「ハクビシン」のことを話し始めました。木の実を好んで食う、畑や農作物を荒らしまわっているハクビシンという一見猫に似ている小動物がいるというのです。その話を聞いた時、私の頭の中で突然、冬の間何度も目にした我が家のキュウイの棚の下で胡桃を食っていた動物のことを思い出したのです。
今朝、早速PCで検索してみると、判りました。やはり冬、キュウイ棚の下にいたのはハクビシンだったのです。雪の中を我が家の軒下まで足跡が付いていて、我が家の軒下を塒としているのが判ったので、一度棒を持って追い払ってから目にすることはありませんが、PCで知ったのは人家の軒下や屋根裏を塒とし、糞尿などで多大な被害を与えると載っていました。ハクビシンが軒下や天井裏で排出した糞尿は、ノミやダニにとって絶好の繁殖場所となり、発生したノミ・ダニが家屋の天井から落ち、住人がさされるなどの被害にあった例などもあるそうです。ハクビシンは夜行性。どうりでまだ暗い内に活動していたわけです。

今、初夏の風緩やかに流れる、同じキュウイ棚の下を、悠然と、でっぷりと太った茶色の野良猫が歩いていきました。

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