自然、温泉、めぐる季節と一つになりたい。

虫や鳥、草や木の声を聞き取りたい土筆です

初冬に [2007年11月28日(水) ]
 小春日和が続き、良い天候に誘われて会津にのんびり仕事に行きました。会津盆地からは北に雄大に連なる雪化粧した飯豊連邦が青空の中に白く光って見えます。磐梯山も頂には雪、山は紅葉もそろそろ終わり、葉を落とした木々の間から山の地肌が見えています。
 この地方も急ぎ足で雪の季節を迎えつつありますが、この二日ばかり、風もなく穏やかな日和です。葉を落とした柿の木の赤い実が青空に美しく映えています。詩心のある人なら思わず言の葉の連なりが口から飛び出してきそうな風景です。
 昨日は西会津から山道を走り、高郷村(今は喜多方市になっています)の温泉の露天風呂で1時間ほどのんびり湯につかり、今日は今日とて西会津の温泉の露天風呂でゆっくり身体の垢を落としました。
 青空を眺めながら腰湯をしていると、ある時間の経過を境に体中から汗が噴き出し、何とも爽快。平日の昼間はお客も少なく、露天風呂は私一人のためにあるような気分。自然のエネルギーを体に受け、久しぶりに温泉を堪能しました。仕合わせです。

              高郷の温泉保養施設



              西会津の温泉施設ロータスイン


Posted at 19:43 | 温泉 | この記事のURL
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冬の漬物 [2007年11月26日(月) ]
 初冬の暖かい日、庭の日だまりで、干しておいた大根を漬けました。タクアンは冬の食卓になくてはならないものです。市販の色の付いた添加物たっぷりのタクアンを口に入れたいとは思いません。我が家では毎年この時期になるとタクアンを漬けます。今年は葉を切って捨てて大根だけ干したので大根葉がありません。小ぶりの大根ばかり、30数本漬けました。

 材料は大根14`、天日塩680c、糠1,4`、昆布60pほど。そして赤唐辛子20本と柿の葉の干したもの、他に糀500cです。砂糖は入れません。重しは早く水が上がる様に30`以上乗せました。

 ひと月もすれば美味しいタクアンが食べられることでしょう。仕合わせです。





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手づくり味噌 [2007年11月24日(土) ]
 我が家では毎年味噌を造ってきました。自家製味噌です。この辺でも今は殆ど家で味噌を造ることはなくなりましたが、昭和30年代まではどこの家でも家で味噌を造っていました。最近では家族が少なくなり、一年で消費する味噌も多く要らない。手間をかけて造るよりも買った方が手軽と言うこともあるのでしょう。家で自家製味噌を造っているのは我が家だけとなりました。

 この春、父が亡くなり、毎年父母が二人でやっていた味噌造りも母一人ではきついらしく、味噌はもう造らないと言い出し、さて、どうしたものかと思っていたところ、最近になって友人から共同で味噌を造らないか、との誘い。渡りに船とばかり参加しました。造る味噌は勿論越後味噌、米味噌です。名古屋あたりで食べられている八丁味噌、豆味噌も、九州地方で多く食べられている麦味噌もそれぞれ美味しいですが、生まれながらに食べてきた米味噌がやはり越後人の口には合います。

 味噌造りの参加者は7人、大豆は新潟県産大豆、エンレイ、美味しい豆です。塩は天日塩、糀米はコシヒカリ。大豆と糀の比率は1:1の10割味噌です。糀が多いので発酵も早く、味噌も薫り高い美味しい味噌が出来上がります。実に贅沢な味噌です。一年ねかせれば食べられますが、2年ねかせて2年味噌で食べます。スーパーマーケットで普通に売られている3〜4ヶ月で出来る速醸味噌とは全く違います。添加物、勿論入っていません。安心安全の天然醸造の本物。糀菌が豊かに生きている生味噌です。

  今度造った味噌の原材料は大豆60`、糀用お米60`(糀になると72`位になる)塩24`、糀の種菌10cです。塩の比率は手作り味噌の塩の量としては一般より少なめだと思います。市販の味噌より少ししょっぱい程度です。これからの世の中何が起こるか分かりません。味噌と梅干しだけは手作りしておいた方が良いと思います。私はこの度は仕込んだ内の30`を頂きました。私の負担した原料代は5400円です。

 昔は冬場の手のあかぎれなどは味噌をぬって治していたと聞いています。味噌は放射能にも威力を発揮します。長崎に投下された原爆で被爆した病院、その病院では医師をはじめ看護婦さん、それに入院患者全員が味噌を食べて原爆症を免れたことを記した本を昔読んだことがあります。おそるべし、味噌の威力です。日本人なら味噌くさい身体でありたいものです。近ごろではみそ汁を飲まない家庭もあるやに聞きますが、嘆かわしいことです。発酵食品の雄、味噌をおおいに食べて健康でありたいものです。

 参考までに、作業工程は以下の通りです。
@米をとぐ  A麹つくり B糀の床変え C大豆を煮る。D大豆をつぶす Eつぶした大豆に糀と塩を丁寧に混ぜ合わせる。F大豆の煮汁を入れ水分調整 G味噌桶に仕込む





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安心安全と企業論理 [2007年11月18日(日) ]
 大阪の高級料亭「船場吉兆」が佐賀、鹿児島両県産牛肉を「但馬牛」などと偽装した不正競争防止法違反容疑で家宅捜索を受けました。
 福岡県の食肉販売業者に、湯木社長自ら頻繁に電話で接触していましたが、当の湯木社長は会見で産地偽装について「現場の担当者だけが知っていた」ととぼけた説明をしていました。何をか況やです。
 チョコレートやシュークリーム、餅、煎餅などの菓子類に牛肉、地鶏、ウナギ等々、数え上げればきりがないほど今年は次々と食品偽装が明らかになりましたが、その殆どは会社ぐるみです。
 消費者は一体何を信じればいいのでしょう。毎日新聞によれば、今や自主回収が昨年の3倍にのぼるそうです。批判を恐れてのことでしょうが、「赤福」後に急増したのです。
 この食品偽装の発覚のきっかけは、ほとんどが農水省や自治体への内部告発です。元社員の内部告発で不正が明らかになったミートホープ事件では、田中稔社長が身内に多額の退職金を出したことに対する不満が告発の引き金のひとつになりましたし、弁当チェーン「ほっかほっか亭」万力店のラベルの張り替え事件は店長の妻の指示で行われていましたが、指示に従わなかったパートの女性従業員は解雇されたその日に、実名で保健所に不正を告発しました。
 従業員をパートやアルバイト、派遣などの安い賃金でぼろきれのように使い捨て、おまけに偽装で利益優先では内部告発の起こらないわけがありません。今の様な利益優先の企業体質、会社と従業員の関係では告発はこれからも増加の一途を辿ることでしょう。
 農水省の告発受付窓口「食品表示110番」に寄せられた情報提供は、4月以降これまでに2500件を超え、昨年度1年間の1417件を大幅に上回っています。
 同じ偽装でも、ついこの前までは設計士の耐震偽装問題が世間を騒がせていました。ことは建築と食品業界といった個々の業界だけではありますまい。あらゆる分野にわたって日本の企業の膿が出て来るのではないかと危惧します。今、日本の企業の有り様が問われている、そんな気がします。



Posted at 19:12 | 業界の裏側 | この記事のURL
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トガリ竿 [2007年11月17日(土) ]
 昔、楢崎皐月氏の『静電三法』という本を古本屋で見つけて求めたことがあります。頁をめくっただけで頭の痛くなる様な本で、私には難しすぎてとても読みこなすことは出来ないとすぐに諦めました。せっかく買った本であり、結構高い価格でもありましたが、最初にぺらぺらと頁をめくっただけで、書棚に仕舞ったまま、今では書棚のどこにあるか探しだすことも出来ません。
 楢崎皐月氏といえば超古代の科学書「カタカムナ」を世に出した天才科学者ですが、その科学者が書き残した『静電三法』の中に記されているのか、あるいはその『静電三法』から誰かがヒントを得て作ったものかは忘れてしまいましたが、「トガリ竿」という竿があります。20年ほど前に知人から教えられて、とても興味をそそられたのですが、何故か「トガリ竿」を作ることもなく、いつの間にかすっかり忘れていました。今日、久しぶりの休みで家でぼ〜として裏の畑を眺めている内にその『静電三法』と「トガリ竿」が何故か頭を過ぎったのです。
 何故、今、急に『静電三法』や「トガリ竿」などについて私が思い出したのか分かりませんが、自己の内からの通信はきっと意味があるのだと考え、近日中にトガリ竿を庭や畑に設置してみようと思いたちました。我が家の大地にマイナスの電気が不足しているのかもしれませんから。
 では「とがり竿」とは一体どのような物なのか? という疑問が湧くことと思いますので、簡単に説明します。黄ばんだ当時の日記を調べてみると、次の様な竿だと記してあります。【「とがり竿」は10尺(約3b)くらいの竹の先に50pほどの太い針金を真っ直ぐにつけて、針金の先をヤスリでとがらせたアンテナをイメージすればよい】と。この竿を畑や庭に真っ直ぐに立てればいいのです。
 日記には竿の効果として、鳥害防止と書かれています。何故か鳥が寄りつかなくなるのだと。また、太陽からふり注ぎ、宇宙と地球の間に無限にあるマイナスの電気を取り込む装置だとも書かれてあります。植物は普通、葉からマイナスの電気を出します。根からはマイナスの電気を吸収するのですが、田畑にマイナスの電気が不足していると調和が崩れ、病害虫が発生する。だから、トガリ竿は田畑にマイナスの電気をスムーズに取り込んで、陰陽の調和をはかるのに役立つというわけです。よく、家を新築するとき、敷地に埋炭してマイナスイオンで一杯にすることで家そのものを清浄化し、そこに住む人を心身ともに健康にするということが言われていますが、トガリ竿はそれと同じ作用をするのかもしれません。
 

Posted at 21:28 | 自然 | この記事のURL
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月の影響 [2007年11月17日(土) ]
 明治の初めまで使われていたのが「旧暦(太陰太陽暦)」です。太陽と月の作用を中心に作られた暦と言われています。旧暦で15日といえば勿論満月です。月の満ち欠けのとても分かりやすい暦です。

 人間の誕生と死亡は月ととても関係が深いと亡くなった父はいつも言っていました。父が「出産の時間は大概満潮の時間帯、息を引き取るのは潮が引くときだ」と言っていたのを覚えています。

 月の影響はなにも人間だけに限らず、例えば木を伐るのにも影響を与えているようです。木は新月期(新月直前の日)に伐採するとカビや虫が付きにくく長持ちする。反対に満月期に伐るとカビが増えたり、ひび割れしたり、シロアリに食われやすいそうです。江戸時代の『農業全書』には「樹木の移植は下弦の月の15日間が良い」と出ています。「上弦の月の15日間は木の生気の全てが枝葉にあるので、移植すると勢いがなくなり、接ぎ木をすると元気が衰え、伐ると木の中の水分が多くなり、長い間には虫がつく。満ち潮の時は移植を避けること、引き潮のときは生気が根にあるので、移植をしても接ぎ木をしても良く活着する。ただし果樹は下弦の月の15日間は実のなりが少ない」とあります。

 自然には自然の法則があり、この法則こそ人の生き方までも包含するものでありましょう。人間はもっと謙虚に自然に対して畏敬と感謝の思いで接し、自然の法則の中で生きる基本を見つけねばならないのだ、という思いが強くします。

Posted at 16:04 | 自然 | この記事のURL
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再びキクイモについて [2007年11月15日(木) ]
 10日に「初めての食べ物」という題でキクイモについてこのブログに載せましたが、今日得意先でひょんなことからキクイモの意外なことが分かりましたので、再び書きます。
 それは3gのヤカンにキクイモ2〜3コ、を半分に切って入れ、他に昆布を15センチほどに切ったのを一緒に入れて火にかけ、30分以上煮立たせてキクイモエキスを作り、このエキスを30gの水で割ったのを動噴でタマネギ畑にかけるとベト病にかからなくて成長も早くなり、立派なタマネギが収穫出来ると言うことです。農家のおばさんから聞いたのですが、彼女は毎日の様にキクイモのお茶も飲んでいると言うことで、キクイモ茶を飲み始めてもう5年たつけれど、風邪ひとつひかず、体調がとても良いと言うことでした。
 勿論キクイモが万病に効くなどということはないでしょうが、畑の野菜に効くということで何だかとても安心しましたし、キクイモに対して親近感がわいたのもたしかです。参考までにキクイモ茶の作り方を記しておきます。極めて簡単です。水洗い後、刻んで日干しにする。それを適当にヤカンに入れて煮出せば出来上がりです。糖尿病なら食事中に一緒に飲んだ方が良いそうですが、あまりこだわらなくても良いでしょう。私も生活習慣病予防の為に早速作ってみたいと思います。

Posted at 20:49 | | この記事のURL
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恐慌に至るのか? [2007年11月12日(月) ]
 週明け12日の東京外国為替市場の円相場は、米住宅ローン問題を受けた米景気の先行き不安から円買い・ドル売りが進行。一時は1ドル=109円後半を付けるなど、昨年5月以来1年半ぶりの円高・ドル安水準で取引された。米住宅ローン問題で欧米金融機関の損失が拡大し、米経済の後退懸念が深刻化。米利下げ観測も強まり円買い・ドル売りが優勢となった。ただ1ドル=110円ちょうど近辺では、国内輸入企業などのドル買いが入り、110円前半を中心にもみ合う展開となった。13日の日銀の政策決定会合では、政策金利の据え置きを決めることが確実視されており、相場への影響は限定的とみられる。市場は週半ば以降に発表される米経済指標に注目しており、市場関係者は「弱めの数字が出れば、さらに円高・ドル安が進む可能性がある」とみている。
 東京株式市況は大幅続落。 週明け12日の東京株式市場は大幅続落。前週末の米国株大幅下落や、急速な円高進行を嫌気して幅広い銘柄が売られ、平均株価は7営業日連続で値下がりした。午後に入って一時、1ドル=109円台後半まで円が急騰したため平均株価の下げ幅は580円を超え、取引時間中としては昨年7月以来1年4カ月ぶりに1万5000円割れする場面もあった。終値は前日比386円33銭安の1万5197円09銭、出来高概算は23億4390万株。

 今日の円と株についてのニュースでは以上の通りだが、果たしてここで円高が、また株価が下げ止まるのかというと、そうではあるまい。いよいよここから始まる様に思う。サブプライムを仕組んだ証券はアメリカだけで150兆円は超えている。次々に焦げ付けば目も当てられない状況になるの明らかだ。米国の不動産バブルがはじけたとみてよいだろう。困ったことには不動産バブルを証券化して世界中にばらまいた為、世界中に危機が広がったことだ。米国発世界大恐慌になりかねない。
 日本は円高、原油高、米国不況 による三重苦でこれから大変な道を歩みそうである。今の生活が急速に過去のものになったとき、一体どんな生活が私たちを待っているだろうか。
 思い出したが、今年の春先、日本の株価が大暴落する夢を見てここに載せたことがある。あの夢がいよいよ現実になりかかっているのかも知れない。

Posted at 20:25 | 経済 | この記事のURL
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初めての食べ物 [2007年11月10日(土) ]
 友人から、キクイモを収穫したので、と頂いた。キクイモ? 聞いたことがある名だな、とその時思った。キクイモというと私が知っているのは野山に生えている、秋に黄色い花を咲かせる野草だ。我が家の庭の一隅にも毎年咲いている。背が高いので風に吹かれるとすぐに倒れてしまう。

 友人からは大量に頂いたが、どう料理して良いか分からない。インターネットで調べて驚いた。
 先ず、私が知っているキクイモと同じものだったことだ。之にはびっくりした。名前からしてイモと付いているのでイモであることは当然と言えば当然だが、私はただ野山に生えている野草とばかり思い込んでいたのだ。塊茎があり、それが食べられるなどとは思ってもいなかった。このキクイモ、原産は北米の北部から北東部。日本には江戸時代末期に飼料用作物として伝来したという。

 インターネットで調べると他に、薬効についても載っていた。かのエドガー・ケイシーは「キクイモは天然のインスリンだ」と語っている。糖尿病の人にこのキクイモを食べさせて合併症から救ったのだ。日本の山野に自生しているのは大東亜戦争中に加工用や食用として栽培されたものが野生化したらしい。繁殖力が凄いのだろう。

 長野県の下伊那郡泰阜村(やすおかむら)ではキクイモによる地域振興まで行っている。 牛乳で煮たり、バター焼き、フライ、スープ、味噌漬け、煮物などにして食べると載っているので、どんな料理法でもいけるらしいと気付いて、さっと茹でてみたら普通のイモの食感ではない。サクサクする。おでんだねとして煮込んでみたら外はまあまあだが中はグチャグチャ。不思議な食べ物である。母がこんにゃくと一緒に甘辛く煮てくれた。これが一番いける。

Posted at 21:37 | | この記事のURL
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大根の季節 [2007年11月08日(木) ]
 今日は立冬。山茶始開(つばき はじめて ひらく)。 山茶花が咲き始める頃と事典に載っています。我が家の庭の山茶花も純白の花を咲かせています。今日の新潟は朝からよく晴れ、気温も上がり、秋晴れと言っても、小春日和と言っても似合う一日でした。
 この時期になると我が家では大根を干し始めます。今年の大根はよく出来て瑞々しく太っています。あまり太っているのは干しあげるのに日数がかかるので中くらいな、ほどほどの大根を干して沢庵漬けにします。天候に恵まれたのか、母の丹精込めた結果か、いつもの年よりよくできました。
 これからの寒さに入っていく季節には鍋物が欠かせません。その鍋になくてはならないのが大根です。おでんで私の一番好きな大根。がんもどきや竹輪などの練り物から滲み出たうまみを吸収して何とも美味しい大根になるのです。大根は生でよし、煮てよし、漬けて良しの優れもの。また咳止め、頭痛止めにも古より使われていました。
 この、日本人の冬になくてはならない大根も元々は外来野菜だそうです。といっても「徒然草」には薬草として顔をのぞかせていたし、鎌倉期には既に普及していたと杉浦日向子さんが書いています。日蓮上人は大仏殿の大釘と形容しています。そのことからも昔の大根の太さが分かります。
 元々は貧弱きわまりない野菜だった大根を今の様に女性のふくらはぎほどの立派な大根に作りかえたのはひとえに研究熱心な私たちの祖先の努力のかいあってのことで、三百年前、即ち江戸の元禄時代には既に今と殆ど変わらない大根がとれていたようです。

流れ行く大根の葉の早さかな 高浜虚子

 因みに、日本に元々あった野菜はフキ、セリ、ウド、ワサビ、ジュンサイ、ゼンマイ、ワラビの七種のみだとは杉浦日向子さんの言です。

Posted at 21:17 | 野菜作り | この記事のURL
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