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祇園の中の赤穂浪士さん[2006年12月11日(月) ]
 
 今日、京都の親戚から、祇園のお店の七味が届きました。
母が、薬味が大好きで、何度かその辺りへ買いに行こうとして 行きそびれていたので 小さな物ですが、とても喜びました。 
 一般に売られているものも 十分美味しいですが、こうした専門店の物は、鮮度が違うのか、香りが格段に違い、特に冬の季節には 有難いです。
 
 横長の箱の一部を写しただけの写真で見にくいですが、今夜、この中の黒七味を 早速夕食の時に使ってみたら もう、抜群の香りと味!
 僅かにふりかけるだけで 食事の味を驚くほど引き立ててくれる薬味って ほんとに不思議です。

 で、このお店は どんなお店? と、入っていたお店の紹介のカードを見て、意外なことに気付きました。

「原了郭(はらりょうかく)」・・・元禄十六年(1703)赤穂浪士四十七士の一人である原惣右衛門元辰の一子が 剃髪して「了郭」と号し創業。


 と 書いてありました。
 創業の古いのは この辺り殆どそうなので 別に驚きませんが、このお店が 浪士さんの一子によって創業された、というのには惹きつけられました。

 3日後の14日は、その赤穂浪士さんたちの討ち入りの日。

 どなたでもご存知のことですが、現代では、「敵討ち」は 「復讐」とみなされ、復讐は 復讐の連鎖を呼ぶ、ということから 法では禁止されています。
 
 今、こんなところで「復讐」なんていう言葉を使うのは 抵抗がありますが、
世の中の 色んな悲しい事件、事故等を見ていると、
一体 人一人の命をどう思っているの?と 聞きたくなることがあります。

 人の命を奪って 信じられない程、軽い刑で終わっていたり・・。

 法が裁かなくても 天が裁く! なんて思い直しても 気が治まらないような話が多いです。

 そんな中、毎年やってくるこの日。そして、思い出される「忠臣蔵」。
お殿様のためとは言え、たった一人の人間の為に、多くの家臣が 命を懸けて戦う姿・・・。

 これを見ると、胸がスーッとする、というのを通り越え、本来 「敵討ち」の物語の筈なのに、何故か 「人助け」のお話を見ているような感動を覚え、こんなに時が経った今も 多くの人に愛される理由がよくわかります。

 討ち入りの為に亡くなったのですから、当然、この浪士さん本人創業のお店ではありませんが、この紹介を見て、

『今度行く時は、このお店に買いに行こ!』 と、思いました。

Posted at 23:33 | 身近な歴史 | この記事のURL
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コメント


オースチングランパさま

あけましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い致します。
赤いローカル線のことを教えてくださってありがとうございます。
京都ではなさそうと思っていました。
お名前変えられたのですよね。
今年も素敵なお写真楽しみにしています。
Posted by:  at 2007年01月06日(土) 20:44

明けましておめでとう御座います。

書き込み有難う御座います。赤いローカル電車は写真に写してみて、

結構素敵に写っていますね。姫路から播但線のローカル列車です。

青春18切符の旅はノンビリとした旅でした。
Posted by:オースチン グランパ  at 2007年01月06日(土) 16:48

きっちょむさま

お久しぶりです。そしてコメントをありがとうございます。
仰る通り、価値観の全く違っていた時代のお話ですが、中心にある、何時に変わらぬ「人の心」を思い起こさせてくれるという点で、何度見ても飽きません。
これだけは、今の若い人も同じではないかなと思っています。
Posted by:  at 2006年12月26日(火) 00:23

戦後民主主義とやらの教育で育った私たちの思考とは全く違う価値観が支配していた時代の敵討ちですから、しかもその過程が実にドラマチックであり、結局加わらなかった方々も含め、人間真理を浮き彫りにしている点で、私たちの興味と共感を呼びます。
Posted by:きっちょむ  at 2006年12月25日(月) 20:01

あきさま

あきさんの仰る通りです!
今年だけでなく、来年も再来年もずっとずっと忘れてはいけないですよね。
コメントを拝見しながら そのことをしみじみと思いました。
ありがとうございます。
Posted by:  at 2006年12月14日(木) 00:37

tabigaidoさま

お久しぶりです♪
いつも素晴しいお写真を拝見して、いっしょに旅をしているような気持ちになります。
ありがとうございます♪

赤穂に、ルミナリエ・・いいですね。
どちらも年末に輝く所ですね。赤穂の方は人の心の中に、ですが。
忠臣蔵は 一年に一度は思い出さないと気がすまない程、多くの人に愛されるお話ですね。
Posted by:  at 2006年12月14日(木) 00:33

今年の漢字は「命」ですか、
そうですね、僕も命だと思いました。
今年だけではなく、来年も、再来年も、
ずっと、忘れてはいけない漢字です。
Posted by:あき  at 2006年12月13日(水) 19:04

こんばんは。明後日私赤穂に行きます。明日は神戸ルミナリエで姫路に泊まりです。
忠臣蔵は日本人は好きな話の一つですね。
Posted by:tabigaido  at 2006年12月13日(水) 18:25

やうちさま

ありがとうございます♪
夕べもう一度これを見ていて 思い切り宣伝した気持ちになりました。
明日いよいよその日だから いいでしょうね。
ほんとに七味が取り持つ縁のようです。(^^)
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 15:24

原惣右衛門が末裔のこと、
七味取り持つ 縁かいな〜
で、はじめて知りました。
上洛の折には、私もそのお店に立ち寄ってみたいですね!
Posted by:やうち  at 2006年12月13日(水) 11:44

モルセラさま

さすが、江戸に詳しいモルセラさま、今まで全く知らなかったお話をありがとうございます。
ここで急に詳しくなることができ、嬉しい限りです。
いつか、ご紹介の「〜柳多留」を読んでみたいと思います。
ほんとにありがとうございました。
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 02:14

chuuchichiさま

黒七味のことですが、コメントを拝見して 一度直接食べてみたのですが、ゴマの感じはありませんでした。
秘伝の製法とかで詳しく書いていませんが、唐辛子の赤い色が隠れるほど手揉みして仕上げる、と簡単に書いてありました。
普通の七味より、香ばしいわりに味が軽く感じ、それでいて 後で効いてくる感じです。
美味しいですよ。
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 02:05

あきさま

STAGEは たまにそんな時がありますね。理由はわかりませんが。コメントしにくかったのにありがとうございます。

赤穂浪士のこと、あきさんもそう思われますか。私もいっしょです。

ところで、他の方へのコメントにも書かせて頂きましたが、今夜のニュースで 今年の漢字は「命」と知り、多くの人が同じように感じていたのだと思いました。
いつもそうですが、今年は特に「命」について考えることが多かった気がします。
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 01:58

blancさま

ありがとうございます♪
七味のお話から えらく跳んでしまったと自分では思ったのですが、そんな風に言って頂けて嬉しいです。
この黒七味は、きっと長く色んな人に愛され続けてきたのだろうと思います。
私の作った 何でもないお味噌汁の味を 別のものに変えてくれました。
本当に有難いものです
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 01:48

野乃花さま

ありがとうございます♪
祇園に行った際には〜、嬉しいです。
ここに書いてみてよかったです。香ばしくて ほんとに美味しいですよ。
香りがお伝えできないのが残念です。

そして赤穂浪士さんのことも、同じ気持ちのようで嬉しいです。
きっと皆さん、そうですよね。
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 01:39

熊五郎さま

仰る通りですね。京都はふらふら歩くだけでも 何かに出会い、楽しい所です。
最近ふらふら歩かなくなりましたが、いつか時間ができたら、お団子でも食べながら 練り歩きたい、なんて思っています。
で、また、そのお団子にも 隠された物語があったりするかもしれません(^^)
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 01:31

ROSAさま

さすが!京都にいらっしゃるROSAさんは ご存知なんですね。
ほんとにこれは 五感で感じるものですね。
昨夜いただいて 正直、香りが味なのか、それとも味が香りなのかとわからなくなりました。(笑)
麺類は、これからの時期、 ますます美味しくなりますね。
楽しみです♪
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 01:24

慎太郎さま

仰る通りですね。
大義名分も 何の目的もない死・・これほど寂しいものはありませんね。
さっき、ルルさんへのコメントにも書かせていただいたのですが、今年の漢字は「命」ということです。
七味のお話でしたが、この七味を前に もう一度「命」のことを考えてみたい・・そんな気持ちになりました。
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 01:15

散輪坊さま

善光寺前・・・きっとそこの七味も絶品でしょうね。
そういう昔からあるお店で 昔からの製法を守って作っているところというのは、最近できた処とは訳が違うと思います。
小さい頃に行き、牛にひかれて善光寺参り〜の絵本を買ってもらった思い出があります。懐かしいです。
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 01:04

ルルさま

ありがとう!
朝が早いので 昨夜このブログを書こうかどうか迷っていたのですが、書いてみてよかった!です。思いがけず沢山のことを知り、感動しました。
京都に歴史上の有名な人物のお墓が多いのはよく聞いていましたが、大阪にそんなに多くの有名な武士たちのお墓があるなんて 知りませんでした。
こんな時期に この七味を頂いてこれを書き、こんな思いがけないお話を聞かせて頂くなんて、もしかしたら赤穂義士さんたちが、私達のことをおもいだして欲しい、とのメッセージを送っているのでしょうか。
私の家から近い所で 浪士さん関係の史跡と言えば、48番目の義士と言われた「萱野三平」の家があります。
ルルさんならご存知でしょうけれど、討ち入りに反対した親への忠孝と、主君への忠誠との板ばさみになり、討ち入りの前に27歳という若さで自害した人の住居です。
今はもう その「萱野」が地名になっているのですから、如何にこの地の人達から慕われる存在だったかがわかります。

ところで ついさっきのニュースで 今年の漢字に「命」が選ばれたことを知りました。
この字が選ばれるというのは、やはり多くの人の思いは同じ・・・そう思いました。
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 00:56

ケンタッキー便りさま

ありがとうございます。
創業元禄十六年、ということは、討ち入りの翌年。
「剃髪して」というところからも 残された家族の苦悩、
どう生きようかと 迷いに迷った、そんな姿を感じます。
 でも、仰るように おかげで今も味わえる美味しい七味。
特に黒七味は、このお店が独自に作ったものだそうで珍しいです。
和洋どちらの料理にも合う、と書かれていましたが、ほんとにそんな感じでした。
Posted by:  at 2006年12月13日(水) 00:24

こんばんは、モルセラです。
原惣右衛門は医者になりすましていたそうです。
間瀬・間・村松・奥田の義士たちも同じく医者です。
当時は免許もいらず誰でもなれましたし、医者は刀を
差していても咎められなかったからですね。
古川柳には赤穂義士にかんする川柳が約三千句程あり、「誹風 柳多留」九十五篇は忠臣蔵の特集になっています。モルセラ拝
Posted by:モルセラ  at 2006年12月12日(火) 23:01

京都の七味は香り、東京は辛味はしっていますが、黒七味ですか初めて知りました。黒ということは黒胡麻か何か多く入っているんでしょうか。普通の七味より香りが強そうですね。それを売っている店が赤穂浪士ゆかりの店というのも何か京都らしいですね。
今はあだ討ち(復讐)は許されませんが、確かに忠臣蔵見ているとすっきりした気分になるのは日本人だからなのかなと思います。
Posted by:chuuchichi  at 2006年12月12日(火) 19:29

ステージ、なんか変ですね、
「エラーが発生しました」、が何回も出ました。
その後は、「コメントする」が無いです。
やっと、コメントできました。

七味、写真を見るだけで、香りも味も良さそうですね

赤穂浪士は、日本人の魂です。
法律を超えて、人間として、絶対に許せないことがありますね。
命を捨てても、貫き通す日本人の心意気が大好きです。

Posted by:あき  at 2006年12月12日(火) 19:10

こんにちは。
黒七味、初めて聞きました。お写真と名前だけでも、いかにも香り豊かな印象ですよ
しかも歴史があり、さすが京都ですね
そこから、浪士たちの潔い死を思い起こし、現代の卑劣な事件から命の尊さを問う、なんて広がりのあるブログでしょうmさまらしいです(*^_^*)
Posted by:blanc  at 2006年12月12日(火) 14:47

おはようございます♪

黒七味 始めて みました。
ごはんの味を引き立ててくれるなんて
めずらしい薬味ですね
浪士さんの一子によって創業されたというところも
強く惹きつけられますよね

おっしゃるように本来の「敵討ち」というより、たったひとりのために命を懸けて戦う姿に感動さえ憶えます。

祇園に行った際には是非!このお店の黒七味
買い求めたいです。教えてくださりありがとうございました。
Posted by:野乃花  at 2006年12月12日(火) 09:37

京都には七味もそうですが全てものにも歴史や物語が
ありますから、魅力的で楽しい町ですね。
Posted by:熊五郎  at 2006年12月12日(火) 09:17

ここの黒七味、格別ですね♪
京都の人間は、料理を五感で味わうことに拘りが強いですから、良い香りへのこだわりも強いですね。
麺類でも、その種類や具、麺の太さコシの強さなどにより、その時々、使い分けたりして楽しみます
Posted by:ROSA  at 2006年12月12日(火) 08:42

赤穂浪士が、毎年話題になる時期ですね。

一人の君主のために、多くの人が命を賭ける。
その事の良し悪しは、この際別にして、
命がけで何かができると言うのは、羨ましい気がする。
今の時代、私たちは、命がけでやる事などないからね。

命がけ・・・有るとしたら、自殺者だけだ。
でも、自殺者には、大義名分も無く、目的もない。
死ぬ事で、永久逃避するだけだから、許されない。
そんな気がします。

良い薬味を手に入れましたね。
薬味は、自然食品ですよね。
化学調味料とは、全く違うから、良いと思える。
Posted by:慎太郎  at 2006年12月12日(火) 08:03

 善光寺前にも有名な七味の店が有ります。
お使い物には使用しますが、当人はスーパーの
安いものばかり、次回奮発して買ってみます。
Posted by:散輪坊  at 2006年12月12日(火) 06:55

この箱、見たことあります!
(私はあまり七味を頂きませんが…)
それよりも、原惣右衛門さんと原家のお墓、家の近所の長久寺にあるのですよ!元々は淀君が秀頼の武運長久を願って建てたお寺とか。
惣右衛門さんは行年56才、辞世句は『かねてより 君と母に知らせんと 人よりいそぐ 死出の山みち』
その一筋南の薬王寺には、其角と句を交わす両国橋の場で有名な大高源吾のお墓、その横の福泉寺には堀部安兵衛・弥兵衛親子のお墓、そこを南に行くと、大阪の義士祭(明後日盛大に行われます)で有名な吉祥寺があり、ここは元々浅野家の菩提寺で、足軽ゆえに切腹を免れた寺坂吉右衛門が46士の遺髪、遺爪、鎖かたびらなどを持ち帰り、義士の冥福を祈る碑を建ててくれるようお寺に依頼したものです。中央の五輪の塔が浅野長矩公のもので、その右に大石内蔵助、左に大石主税、その周囲を44士の玉垣が取り囲んでいます。その前には新撰組駐屯所や、竹田出雲墓所、芭蕉墓所、夕霧墓所…ぁ〜書き切れない…有名な人が一杯眠っています。
何十というお寺ばかりの町に住んでいます、従って徒歩圏内でも『なにわ夢便り』の出番順が中々回りません。
あ、話がそれてきましたので(笑)この辺で…。
私も忠臣蔵が大好きで、歌舞伎でも文楽でも何回も見て、各シーンも覚えています。

この時代も、戦争中も、現代の貧しい国でも、命はある意味軽んじられています。しかし誰もが必死で命を無駄にするものか、と戦っています。命の大切さを論じないといけない今の日本、やはりおかしいですね…。
Posted by:ルル  at 2006年12月12日(火) 03:59

浪人中の原惣右衛門が何に身を隠していたのか失念しましたが、その息子さんが商いを始めたのは面白いですね。
士農工商の社会では最下位ですが、明治維新後の日本の躍進は、江戸時代の工・商の積み上げがあったからで、同じ東アジアの他国がつい最近までモタモタしていたのとはそこが違います。已む無くの選択だったのかもしれませんが、そのお陰で21世紀になってもその品を味わうことができる。素晴らしいことですね。
Posted by:ケンタッキー便り  at 2006年12月12日(火) 03:50

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