第二章(4)
観自在菩薩行深 般若波羅蜜多時
ゲンちゃん(玄奘)は優しい。
優しい人は隙が無い。
あるいは・・・隙だらけだ。
自然体といってもいい。
そんなゲンちゃんの心経だ。
本文の最初に「観自在」を持ってきたのも優しさだ。
何度も何度も心経(の意味)を繰り返す内容だ。
「観自在」だけでも心経を説明している。
「観自在」は心経の意味と方法でもある。
般若波羅蜜多(とっても楽になる)への方法。
でもゲンちゃんは優しいから、更に続けた。
心経は何度も何度も意味を教えてくれている。
題字を入れて276文字が意味の多重説明と方法だ。
「観自在」の三文字で心経を理解できる人もいる。
それは決して頭のいい人達の事ではない。
条件無しで、理解できる人はできるのだ。
強いて条件をあげれば・・・力の抜けた人。
だって、観、自、在、と優しく書いてあるんだもの。
それでも誰にでも理解できるように、更に言葉を重ねた。
いくらなんでも三文字じゃ格好がつかない。
あるいは、格好よすぎる。
ゲンちゃんはサービス精神も持っていた・・・。
つ、つい、蛇足を何本も付けていった。
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