まもなく65回目の「終戦の日」がやってきます。
第二次世界大戦の犠牲者はおよそ6,000万人、うち日本人は310万人に上ります。人間が人間を殺しあう。あってはならないことです。
今あるのはこれらの方々の犠牲の上にあることを忘れてはなりません。
そして、決して戦争は二度と起こさないことを人類は誓わなくてはなりません。
犠牲者の方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
【静岡県護国神社・みたま祭】
1945年8月15日、玉音放送によって戦争は終わったことになっていますが、しかし、そこから始まった戦争があったことを恥ずかしながら最近知り、このようなことがあっていいものかと残念で不理尽な気がします。
沖縄・広島・長崎の悲惨さは伝えられてきましたが、占守島の戦いは多くは報じられてきませんでした。
終戦の3日後、旧ソビエト軍は領土拡大のためかつては日本の領土であった占守(しゅむしゅ)島に攻めてきました。
一旦は戦争が終わり、これで家に帰られると思ったその矢先、再び戦渦に巻き込まれ、日本軍は北海道を死守しましたが、その戦争で1千人余りの日本兵が無念の死を遂げました。
そしてソ連軍の捕虜になってシベリアに抑留された日本軍65万ともそれ以上ともいわれる数の日本人が戦後シベリア等に抑留され、およそ6万人の人々が再び祖国の土を踏むことが叶わず異国に散りました。
8月21日、この戦いは終わりましたが、8月28日から9月5日までに北方四島は占領されました。9月2日、日本はポツダム宣言に正式調印し降伏しました。
本当の終戦は9月2日という方が適切ではないでしょうか。
【占守(しゅむしゅ)島の戦い】
http://sidenkai21.cocot.jp/m582.html
【異国の丘】
http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/10/post_6517.html
【異国の丘】動画
http://www.youtube.com/watch?v=9hkoI_r3MLM
先月、北海道を旅行した際、稚内公園の「九人の乙女の碑」と「氷雪の門」を見学しました。
【九人の乙女の碑】
※下記に説明
【氷雪の門】
※説明は「リンク集 北海道旅行3」をご覧ください。
終戦直後の8月20日、ソ連軍による樺太真岡侵攻の最中、 勤務する真岡郵便局の交換台を最後まで守り、自らの命を絶った9人の若き女性交換手の慰霊碑には亡くなった9人の名前、彼女達の最後の言葉となった「皆さん、これが最後です。さようなら、さようなら・・・・・」の文が刻まれていました。
かつて、いや現在も世界史上は戦争の歴史でした。戦争の教訓が生かされず、幾度も幾度も戦争は繰り返されてきました。
人類はその学習も生かすことが出来ない愚かな生き物でしょうか。
そうは思いたくありません。
この地球は「運命共同体」です。人間は地球を支配していると思い上がってはなりません。思い上がりは破滅に向かいます。謙虚であるべきです。
この地球に住まわせて貰っている。多くの国・人々・動物・植物に生かされている。自分を大切にする。他人も大切にする。
人間は謙虚になったとき、「本当の人」になれるのではないでしょうか。
戦争による人々の傷跡は消えることはないでしょうが、北方領土問題、この1年間に新たに亡くなった原爆犠牲者5千人、また先日は十和田湖底で、1943年9月に4人が乗り込み墜落した旧陸軍機の練習機が見つかったことなど、戦争の傷跡もまだまだ残っています。その意味では戦争は依然として続いているといっていいでしょう。
人類が平和の意味を真に理解出来たとき、本当に戦争は終わったといえるのではないでしょうか。
そして、良し悪しは別として、日本人はあの頃の連帯感、家族の絆をもう一度思い起こすことが求められているのではないでしょうか。
この夏、浅田次郎の「終わらざる夏」を読んでみたいと思います。
http://www.shueisha.co.jp/1945-8-18/