頂上に再び立つ。
「涙が出るほど、つらくて、厳しくて、うれしい・・・」
というコメントは、文字で読むとつじつまが合わない
が、成し遂げた偉業を短い言葉で表すには十分であり、
感動を呼ぶ。
わずか数日の違いで世界最高齢の登頂という名誉
は逃したが、その価値は少しも減じることはない。
こうした機会に思うことは、「言葉の力」である。
あることを成し遂げた人の一言は、常人の百万語を
費やしても及ばない力を持つ。
「自分を誉めてやりたい」との有森選手のゴール時の
コメントは私の記憶に残る一つである。栄誉の影で、
それまでに耐えてきた苦難を思わずにはいられない。
一入の感動が湧き出る。
が、逆に一言の言葉が、これまで築いてきたものを
一挙に失う怖さも、また人の世の一方の真実である。
先の三浦雄一郎さんには、他にも心に残る言葉がある。
「老いは怖くない。目標を失うのが怖い」
60代。ゴルフ、旅行、食道楽、パーティなど「だら
だらと過ごした毎日」は、父敬三氏の99歳にして
モンブラン滑降に刺激されて一変。厳しいトレーニング
の日々に変わったという。
ここが三浦雄一郎氏ならではである。常人では、まぁ
いいか、と自分の過去に安住し、甘やかすところ
であろうに。
さて、彼の次なる目標はなんでありましょうか。
私も、及ばずながらと思案する日々である。
Posted
at 12:22
| イベント
| この記事のURL
コメント(26)
| トラックバック(0)



