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60歳でフルマラソン完走

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最後の夢 [2007年12月25日(火) ]
憧れの人

 私が走ることを目標にした人に、ある老ジョガー氏が
 います。
 その人とは昨年暮れに、毎月湘南海岸で行われて
 いるマラソン大会で会いました。
 私より見るからに10歳以上も年上、おそらく70―75
 歳くらいの方でしょうか。名前は知りません。

 ハーフマラソンのコースでは何回か折り返し点があり、
 後続のランナーとすれ違います。そこに、シワの深い
 日焼けしたこの老ジョガー氏がいました。若者や女性
 ランナーに混じって少し苦しげな表情ながら、懸命に
 走る姿に私は不思議な感動を覚えました。

 歳をとっても、こうして走り続けている人がいる。
 人生はスピードだけではない。
 走りは遅くとも、こうして自らのベストを尽くす濃密な
 時間がこの老ジョガー氏にはあります。
 老年になっても、楽しみとしての自己に挑戦する情熱
 があります。
 それは何と素晴らしい人生でしょうか。

 私もこの老ジョガー氏のように歳を重ねていきたいと
 思っています。
 これからも、私は元気でいる限り走り続けることでしょう。

 完

 − − −
 1年半にわたる私の夢ブログは、これで終わりたいと
 思います。
 長い間励ましや貴重なコメントを、ありがとうございました。
 皆様もどうか皆様の夢を成し遂げられんことを祈って
 おります。
 良いお年をお迎えください。

Posted at 22:44 | この記事のURL
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マラソンは。 [2007年12月24日(月) ]
自分の可能性

 走ることは昨春から始めましたが、私にとって走る
 ことは、「新しい自分」の発見、でした。
 走るたびにそれはとてもエキサイティングな出来事
 でした。
 
 走るなんて、高校のときサボりながら全校マラソンを
 走って以来、数十年の間走った記憶はありません。
 それがトロトロと走り始め、きついなーと感じながらも
 徐々に走れる距離が1キロ、2キロと伸びていくに
 従って、喜びも増していきました。
 「やればできるじゃん!」

 走り始めて半年にもなると、多少でも筋肉も心肺機能
 もついてきたのでしょう、余計走れる距離も伸びて
 きました。
 そして、小さな大会で5キロレースに出るようにもなり、
 昨年12月には、ハーフマラソンにチャレンジもしま
 した。
 
 人間、60の還暦を前に身体の機能も能力も落ち、
 悪くなることはあっても良くなるものがあるわけがあり
 ません。
 そんな心身の下り坂を感じる時に、全く期待もしてい
 なかったこの「走ること」での自分の可能性の発見は、
 新鮮な驚きでした。

 自分から最も遠いところにあったスポーツの世界に、
 自分の新しい希望を見出せるとは、思っても見なか
 ったことでした。
 私の友人が、私が喜々として話すジョギングの話に、
 あっけに取られて聞いているのを、私は実は愉快に
 思ってもいました。

フルマラソンへ

 ハーフマラソンの2回分がフルマラソンではありません。
 これを痛いほど味わうことになりました。
 
 ホノルルマラソンは、驟雨の中のスタートでした。
 フルは、30キロから身体の疲労が、35キロからは
 気持ちの疲労が激しく襲い掛かかってきました。
 ふくらはぎや太ももはもう硬く張ってしまい、身体全体
 の動きはブレーキがかかったようです。
 その上に、疲労で麻酔がかかったような脳に、もう
 歩いたら?休んだら?止めたら?と、もう一人の自分
 が囁いてきます。

 ゴールした直後は、涙は出ませんでした。1年半も
 待ち焦がれた瞬間なのに、です。
 それは、もう走らなくていい、という開放感でした。

 ゴールを本当に感じたのは、しばらく先にあるもう一つ
 のゲートで美しい女性に完走者への貝のレイを掛けて
 もらったときでした。
 そして、振り返って大勢の人波の中にカミさんの顔を
 見たときでした。
 
 私の初のフルマラソンは、こうして終わりました。
 
 私にとってのフルマラソンは、時間が経ちようやく形と
 なってきました。
 それは、「自分に克った」という感動です。

 42キロ余りの距離は、素人ランナーの心身を容赦
 なく擦り減らします。
 自分の動かない身体を引きずり、やめる誘惑を振り
 切って、残った僅かな精神力だけでゴールできたギリ
 ギリの闘いでした。

 フルマラソンは、ほかの誰との競争でもない、自分
 との闘いです。
 それは自分の可能性を、また一つ拡げられたことと
 言えましょう。

Posted at 21:48 | この記事のURL
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走ること [2007年12月21日(金) ]
なぜ走るのか。

 これに簡単に答えることは難しい。
 有名な「何故山に登るのか」という問いかけのフレーズ
 がありますが、この問いに似ていると思います。

 楽しいから。
 でもこれでは、走ったことのない人には何も分かり
 ませんね。何か拒否されたように、この瞬間会話は
 バタっと止まってしまいそうです。
 
 人はウォーキングしていて、他の人の走りを見て
 ちょっと走りたくなる。少し走れれば、もうちょっと先まで
 行ってみたくなるものではないでしょうか。
 そこには何か強制力が働くわけでもない、人の自然な
 気持ちの流れではないでしょうか。
 赤子がハイハイのあと立ち上がり歩き始めるように、
 自然に人間の身体はそうなっているように 私には
 思えます。

走る、ということの価値。

 走ることは、シューズさえあれば、いつでも、どこでも、
 気が向けば一人ですることができます。
 今の季節なら晩秋の枯葉を踏み、また春なら青々と
 色を増す木々の木漏れ日の中を、風を感じながら
 ゆっくり走る。
 或いは夏、まばゆい真青な海辺の広大な空の下を、
 更には白々と明ける朝日に向かい、オレンジに揺ら
 めく落日を背に、シルエットになって走る。
 これを楽しいと言わず、何と言うのでしょう。

 急に走るからツライのです。ゆっくり、歩くように
 走るのです。
 自分の呼吸と靴音、身体の反応を聴きながら走れ
 ばいいのです。
 疲れたら歩き、心音が落ち着いたら走る、それだけ
 です。
 そして、こうして走れる自分の健康と、それを支えて
 くれた家族に感謝する気持ちに包まれる瞬間。
 これを小さくても幸せと言わず、何と言うのでしょう。

Posted at 15:26 | この記事のURL
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夢ブログもそろそろ・・ [2007年12月19日(水) ]
私の夢ブログもそろそろ終わりに近づいてきました。

私の夢は、昨年5月に「60歳(還暦)でフルマラソンを
完走すること」と、このSTAGEで宣言したことから始まり
ました。

この間、私の控えのメモをめくると、今回で丁度90本の
夢ブログを書いたことになります。
これらは全て、先日の初のフルマラソンであるホノルル
へと続く、私の走る記録でした。

この夢ブログの終わりにあたり、次回から1,2回思い出を
語ってみることにしましょう。

Posted at 11:02 | この記事のURL
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ホノルル、走る! [2007年12月14日(金) ]
12月9日は、第35回ホノルルマラソンでした。

私の人生の初フルを走りました。
「60歳でフルマラソンを完走」の夢が達成できました。
時間;6時間02分51秒。

(ゴール直後)

早朝5時のスタートは、「heavy shower」の中。
靴の中までグジャグジャで、かつ寒い。
が、中盤からは天気も曇りで推移し、むしろ好条件へ。

しかし、30キロからの大苦戦。
クラブメンバーにくっ付き、38キロからの最後の坂を
力を振り絞って駆け上がる。

もはやエネルギーが尽き、ゴール前1000メートルの
永遠とも言える「長さ」。

(雨と汗でドロだらけ)

「You are heroes!」
の看板を掲げる老紳士の静かな励ましに、涙溢れる。
カミさんもゴールで迎えていてくれました。

SRAGEの皆様の応援をレース中いつも思い出して
いました。ありがとう、本当にありがとうございました。

(完走証です。11517位/20693人)


Posted at 12:18 | この記事のURL
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夢へ、行ってきます [2007年12月06日(木) ]
昨年春、STAGEの「夢ブログ」の募集にエントリし、
「60歳でフルマラソン完走」の私の夢を掲げました。
当時、私はようやく数キロジョギングができたような
時期で、41キロものフルマラソンなど遥かなる夢
そのものでした。

早いもので、それからもう1年半も経ちました。
今年8月に60歳の還暦を迎えて、12月、いよいよ
私の「夢」に挑戦する時がきました。

この間、STAGEの皆様からのアドバイスや暖かい
励ましにどれほど勇気づけられたことでしょう。
ありがとうございました。
皆様のお陰と感謝しております。

そのお礼を兼ねて、このようなリストバンドを着けて
走ります。

私の家族のために「Family」、STAGEの応援を
いただいた皆様、また暖かく見守っていてくれた
方々のために「Stage」と書き入れました。
(厚いパイルの布地なので下手な字になってしいましたが)

走りが苦しくなったら、この文字を見て元気をもら
おうと思います。

ホノルルマラソンのスタートは、現地時間12月9日
(日)早朝5時(日本時間12月10日(月)0時)です。

では、行ってきます。

(帰りは14日(金)です。それまでご報告ができない
ことをお許しください)

Posted at 18:47 | この記事のURL
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