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    人生の午後。
    まだ陽は高い。もう一仕事できそうだ。

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夏のセミは、まだ [2008年07月23日(水) ]

「ぃい〜ち、に〜い、さあ〜ん、しぃ〜い」と、
甲高いリーダの声が朝から響く。
「1.2.3.4。 1.2.3.4」
ザッザッザッザッ と駆け足の音と黄色い合唱。
今朝は、女子ソフトボールの試合らしい。

開催校は、朝7時ともなれば慌しい。
白線引きの隣で、大声のウォームアップが始まる。
見慣れないユニフォームが、審判らしい人も見える。
朝から照りつける日差し、今朝も若い熱い戦いが
始まる。

1年生らしい集団が両サイドに陣取る。
ユニフォームが足りないのか、まだ補欠なのか、
ジャージからの白い腕の手拍子が激しく動く。
教えられたとおりの応援が、微笑ましくも、姦しい。

夏休みに入り、近くにある中学では、
毎日グランドで対抗戦が開かれている。
セミは遠慮してか、まだこの夏聞かない。
この一連の対抗戦が終わってから、ゆっくり夏のセミ
を聞くことになるのであろう。

Posted at 10:50 | イベント | この記事のURL
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お変わりなく [2008年07月15日(火) ]
 「男子3日会わざれば刮目(かつもく)して見るべし」

と古人は伝えたが、現代の最先端の科学的事実がある意味
それを裏づけた。勿論表層のことであるが。
         *刮目;目をこすって、よく見ること。注意して見ること。

 私達の日常の世界とは全く別な様相が、分子の世界では
見られるようだ。

 私達の身体は、眼に見える実体としても、確かにその
存在は 「ある」 と実感できるし、暮らしも人とのお付き合い
もそれで成り立っている。

 ところが、分子のレベルではそんな様相とは全く異なり、
その実体はまことに心もとない。 と言うのも、私達の
肉体は毎日高速で入れ替わっているというのだ。

 皮膚や爪、毛髪など表層の現象だけでなく、身体という
実体は、外部から入る分子と出て行く分子の入れ替わ
りの「流れ」の中にあり、「今」はその流れの「よどみ」でし
かないようなのである。

 よどみ、などと真に不確かな、一時的なありように身体
を定義されてしまうが、それが分子レベルでいう「生きて
いる」、ということらしい。

 そうすると、よく私達は旧知と会ったときなど、「お変わり
も無く」と挨拶をするが、もし半年や1年会っていなければ、
分子のレベルではすっかり入れ替わっており、その人は
もはや別人であると思わなくてはいけないらしい。

 8月は旧盆で帰省する人も多いのであるが、ひとつ
大いに「変わった」家族や知人を、改めて見てみるのも
「生きている」私達の義務かもしれない。

     (生物と無生物のあいだ  福岡伸一著、講談社現代新書)

Posted at 11:19 | 本・読書 | この記事のURL
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老いは怖くない [2008年07月01日(火) ]
08年5月28日、75歳の三浦雄一郎氏がエベレスト
頂上に再び立つ。
「涙が出るほど、つらくて、厳しくて、うれしい・・・」
というコメントは、文字で読むとつじつまが合わない
が、成し遂げた偉業を短い言葉で表すには十分であり、
感動を呼ぶ。
わずか数日の違いで世界最高齢の登頂という名誉
は逃したが、その価値は少しも減じることはない。

こうした機会に思うことは、「言葉の力」である。
あることを成し遂げた人の一言は、常人の百万語を
費やしても及ばない力を持つ。
「自分を誉めてやりたい」との有森選手のゴール時の
コメントは私の記憶に残る一つである。栄誉の影で、
それまでに耐えてきた苦難を思わずにはいられない。
一入の感動が湧き出る。
が、逆に一言の言葉が、これまで築いてきたものを
一挙に失う怖さも、また人の世の一方の真実である。

先の三浦雄一郎さんには、他にも心に残る言葉がある。
「老いは怖くない。目標を失うのが怖い」

60代。ゴルフ、旅行、食道楽、パーティなど「だら
だらと過ごした毎日」は、父敬三氏の99歳にして
モンブラン滑降に刺激されて一変。厳しいトレーニング
の日々に変わったという。
ここが三浦雄一郎氏ならではである。常人では、まぁ
いいか、と自分の過去に安住し、甘やかすところ
であろうに。

さて、彼の次なる目標はなんでありましょうか。
私も、及ばずながらと思案する日々である。

Posted at 12:22 | イベント | この記事のURL
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