これまでは専らお金を引き出すことばかりの利用だったが、初めてATM で送金した。結構簡単に送金できた。料金がかかり、不足分を硬貨で入れて、おつりも出てきてと、便利なものだ。後ろに並んでいる人には若干待っていただいたが。
さて、無事終わって銀行を出ようとしたら、女子行員に呼び止められた。
「ここの銀行のカードはお持ちですか?」
「いいえ、Y銀行と郵便局しか持っていません。」
「ここのカードをお作りになりませんか?」
(ここのカードを作ると何かいいことがあるの?と聞こうかと思ったが、やめた)
「この銀行は、あまり利用しないので、またの機会にお願いします。」
と言って、銀行を出た。
車を走らせながら、ふと先ほどの銀行員とのやりとりを思い出していたら、「彼女は、Yさんじゃないか?」という思いがした。
そうだ。彼女は30年前に、ほんの短い期間お付き合いをした人であった。
数十秒の会話の中で、二度くらい顔を見た気がするが、面影があり、きっとそうだと確信した。あれ以来お会いしてないが、S銀行に勤めていると聞いたことがあったから、間違いない。
彼女は、私を思い出したのだろうか?会話している中で思い出したら、「Sさん?」と聞いたかも知れない。私も銀行を出てからしばらくして思い出したのだから、彼女もすぐには思い出さなかったのかも知れない。
戻ってみようかという気持ちもあったが、またの機会に声をかけてみようと思い直した。
「この間の件だけど、カード作ったら何かいいことある?」って尋ねてみようかな。
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at 21:08
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