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【 浅田次郎のエッセイで知ること 】[2007年06月16日(土) ]
作家・浅田次郎のエッセイ集「勇気凛々ルリの色」
を読んでいたら、昭和46年の電話事情が明らかに
なった。

携帯電話など無くて当然だが、まだテレフォン・カード
もなく、百円玉が使用できる公衆電話も無かったとある。
1971年の日本の電話事情は、まだそんなものだった
のかと、改めて通信関係の発展の凄さを思い知る。

彼はその年、陸上自衛隊に入隊する。初任給が
1万5千1百円で、世間の5分の1か6分の1で
あったとある。

ということは、一般の初任給は7万5千円から9万円
程であったことになる。

ボクの初任給は1万3千2百円で1957年のことだった。
池田所得倍増内閣があったが14年間で7倍とは凄い。
それに応じて諸物価も騰がったことになるが。

同じ年の年末に、ボクは最初の海外勤務を終えて、
本社の課長に任じられた。はて給料が幾らだったの
か覚えていない。
ハンブルグでは3千マルク程度であった。日本円に
換算して27万円になる。当時の海外勤務者の待遇
は良かった。

浅田次郎のエッセイは週刊現代に連載されたもので、
始まったのが1994年だった。このエッセイによると、
「鉄道員」の初版が2万5千部で、それがエッセイ連載
中に90万部まで増刷されたとある。彼にとって、あの
連載エッセイは、無名作家から人気作家へのサクセス・
ストーリーを兼ねる結果となっている。

エッセイはその書き手によって、書かれた時代のこと
が分る点が素晴らしい。自らは日記を残していないから、
小林信彦、倉本聡、井上ひさし等、ジェネレーションを
同じくする作家たちの作品で、過ぎ去った時代を思い
出すのである。浅田次郎ははるかに若い人であるが。


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コメント


ありがとうございます。

とても衝撃的な事件で心に残り、つい調べもせずに書いてしまいました。
やはり海外でも彼は注目されていたのですね。

そして、もうすぐ第1作発刊されるのですね。おめでとうございます!
Posted by:  at 2007年06月17日(日) 22:00

静さん、昨日のコメントバックに、三島由紀夫事件に
触れることを忘れてまま送信してしまいました。確かに
あれは昭和45年の出来事であったと思います。

当時はドイツ・ハンブルグに居ましたが、現地でも
大きな騒ぎとなりました。新聞に解釈されて転がった
三島のクビが転がった写真が掲載されました。
Posted by:パパゲーノ  at 2007年06月17日(日) 11:36

静さん、こんばんは。ボクにとっての第2作
「はぐれ狼が奔る」は、興に乗った勢いで、
一ヶ月で書き上げました。もうすぐ第1作の
「風の如く・・」が本になります。静さんの
ようなコメントを頂くと、有難い励ましにな
ります。
Posted by:パパゲーノ  at 2007年06月16日(土) 21:31

こんばんは。

昭和46年というと・・たしか その前年あたりに三島由紀夫事件があった頃ですよね。
それを考えると随分前のことのようにも思いますが、公衆電話で百円が使えなかった、とまでは思いませんでした。
通信技術の進歩は本当にすごいですね。
最近の携帯電話の便利さ、次々進化していく速さには驚かされます。

ところで パパゲーノさまの小説の書かれるスピードも速いですね。
今、こちらでなく、サークルの方で少しずつ読ませて頂いていますが、最近読書らしい読書をしていなかったせいか、こちらまで読み追いつくのに ものすごく時間がかかっています。
でも とても楽しく読ませて頂いています。
ありがとうございます。(中間報告ですみません!)
Posted by:  at 2007年06月16日(土) 21:25

チャッピーさん、こんばんは。週刊現代に連載中に読んだのを
皮切りに、もう3回は読み直したと思います。文章を書くのに
良い参考書になりますね。
Posted by:パパゲーノ  at 2007年06月16日(土) 21:23

「勇気凛々ルリの色」〜このシリーズ、楽しいですよね、大好きです。同じ都下の市に住んでいるので図書館でお会いした事もあります。
エッセイにある通り頭が大きい知人を通してサイン入りの「鉄道員」を頂いたことも有ります。
Posted by:チャッピー  at 2007年06月16日(土) 19:18

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