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【 日本史上最高の英雄は (歴史エッセイ 10) 】[2007年06月27日(水) ]
信長をもって日本史上最高の英雄とするのが、
ボクの基本だが、その最たる理由は独創性にある。

あの時代、世界の先駆者であった西欧を凌ぐ
安土城を建てたことと、本願寺救援の毛利・
村上連合水軍を打破した大安宅船の建造とが、
その独創性を代表する。

大安宅舟は船体を火矢から護る鉄板で覆われて
いたが、当時そんな鉄板をつくる技術は無い。

装備された大砲の規模もまた、当時来日中の
宣教師を驚愕させたほどの巨大なものである。

さらに信長の恐るべき独創性は、茶器の類の
価値を高めたことにある。

信長は早くから地球儀を入手し、世界規模での
物の見方、考え方が身に備わっていた。
当然日本の土地面積の有限を知っており、鎌倉以来
の武将の土地へのこだわり「一所懸命」を前提
とした恩賞には限りがあることを見通しており、
土地に代わる有価値物として茶器類を重用した
のである。

滝川一益が、恩賞として頂いた茶器に感激し
「上野一国を賜るよりも有難し」と述べた事が
伝わっている。

信長ならではの、頭の冴えた手法である。

秀吉の後半は、ただの好色に過ぎた権力者に
とどまる。冴え渡る前半は、信長が残した設計図の
活用に過ぎない。

家康は、ただ徳川家の安定を願う小心者で、信長が
育んだ世界感覚を台無しにしてしまった。
徳川260年は停滞の260年であり、特に輸送に
からむ船舶・道路・橋梁・車両などの開発がすべて
ご破算になってしまった。
惜しむに余りある、馬鹿げた保守主義で、日本は
農業国からの脱皮を260年間待機させられた。
こんな奴は英雄でもなんでもない。





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Posted at 11:14 | 歴史エッセイ | この記事のURL
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コメント


静さん、コメント入れていただき有難うございます。確かに
家光が本当の意味で政権を安定させたと言えるでしょうね。
家光の生母お江が、信長の妹お市の娘だから、おっしゃる
通りに家光には織田の血が流れていることになりますね。
今後ともよろしく。
Posted by:パパゲーノ  at 2007年06月28日(木) 13:38

こんばんは。

一番最後の言葉、胸のすく思いがしました。(笑)
”英雄”のことはわかりませんが、信長、秀吉、家康のうち、誰が一番好きかと尋ねられたら、私は間違いなく、信長と答えます。
比叡山焼き討ちのことも 一見残酷なようで 実はものすごく現実を見通している彼の性格がよく現われている史実だと私も思います。
家康は その後の長い江戸時代の元を築いたとして評価されますが、よく考えると、それを安定したものに変えたのは参勤交代を考えた家光ではなかったか、と思います。
で、その家光のことをよく考えると 織田の血を引いているんですよね。
何だか皮肉でおもしろいことだと思います。

私のは単に 好きか嫌いかだけの感覚だけが優先した見方で、パパゲーノさまのように詳しく知って書いているわけではないので申し訳ないですが、つい面白くて書かせて頂きました。
Posted by:  at 2007年06月28日(木) 00:01

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