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【11】「寝姿呼吸法」と「半身浴」の効用  [2007年08月10日(金) ]

≪ 身体を横にすれば、血液の流れはよりスムーズになる ≫
 血液は、引力の影響を受けて流れています。
 「心臓より上、頭や首の血液は引力で自然に戻ってくる。」
『からだのしくみ事典』 日本実業出版社 以下すべての文字強調は小生
 この場合は、引力は推進力となります。しかし、心臓より下にある静脈の血液は上に昇らなければいけませんので、それに対しては抵抗力となってしまいます。
 この抵抗力は、心臓との高低差を少なくすることで、軽減することができます。
立っていると、その差は足の先から心臓までとなりますが、身体を横にすれば(=寝姿)、胴の厚みのおよそ半分となり、その差は相当少なくなります。
 こうすれば、同じ腹圧でも、内臓の血行を更によくすることができます。

 私は、当初、「寝姿呼吸法」だけを続けていました。およそ2年間。もう15年も前の話です。その後、呼吸法をあとで紹介する体操に組み込んだため、やる回数は減ってきています。
 一日に10〜15呼吸程度でしたが、それだけでも、私の体調はよくなりました
 それは、新たに「内臓」を養生するようになり、その働きがよくなったためと考えられます。内臓の働きがよくなれば、「自然治癒力」が、そして「防衛体力」が自然に向上することになります。
内臓と自然治癒力との関係は : 【2】病に対抗する「防衛体力」とは (←ここをクリック) 参照

≪ 「半身浴」は「防衛体力」の強化に役立つ ≫
 「みぞおちから下だけをぬるめのお湯に、20−30分ゆっくり入る半身浴・・・」
『中日新聞』 1999.11.26 朝刊
 この半身浴がもたらす効用は、二点考えられます。
1.内臓の血行促進
 入浴中は、相当な水圧がかかっています。
 「浴槽の中で体が受ける水圧は意外に強く、胴回りでたとえれば、2〜3センチは細くなるといわれています。」 『頭にやさしい雑学読本D』 同文書院
 「呼吸法」では、横隔膜の下げ幅を広くして腹圧をかけ、血行を促します。
 しかし「半身浴」では、呼吸は普通のままです。それでも水圧がかかっているため、腹部が膨らまず、その分が内圧となり、同じ効果を生むことになります。
2.“冷え(性)”の解消
 「・・・血液の循環がよくなり、新陳代謝機能も上がり、冷えが解消される。」
『中日新聞』 1999.11.26 朝刊
 これは、お湯につかっている下半身で血液が温められることによるものです。それが身体全体を巡り、全身を温めることになります。
身体を温める効果 : 【4】細胞活性(=健康維持)に必須のもの (←ここをクリック) 参照
 半身浴では、“全身くまなく”とはいきませんが、少なくとも内臓の血行はよくなります。それに加えて、体温が上がれば、その働きは自ずとよくなります。それが自然治癒力の、そして防衛体力の向上につながることは、上の項で述べました。

≪ 顕著に表れた「半身浴」の効用 ≫
 私は、汗が出ない程度のお湯で、200呼吸を目途に続けています。(07年9月〜)
1.歯が浮かなくなった
 私の歯肉の状態は悪く、たびたび腫れたり、歯が浮いたりしていました。それが、いまも腫れることはありますが、なぜか歯は浮かなくなりました。歯槽膿漏が、少し改善されたのでしょうか。
2.かかとの“ささくれ”がなくなった
 触ると、トゲのような感じに硬くなっていましたが、今は、滑らかになっています。
 これは、かかとが温まる効果と考えられます。



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【12】全身の血行をよくする「ミルキング体操」  [2007年09月07日(金) ]
 
 私は、全身くまなく血行をよくすることを目的に、自分で組み立てた体操を続けています。
 自分で組み立てたといっても、世の中で行われているものや市販の書籍を参考にしたもので、特殊なものは何もありません。
 自然治癒力を最大限に発揮する条件は、栄養十分の血液を全身くまなく供給することである。血液の流れを改善することが健康にとって大事な理由がここにある。」 『免疫と自然治癒力のしくみ』 日本実業出版社 以下すべての文字強調は小生

≪ ミルキング体操の「ミルキング」は『イミダス』にあったもの ≫
 ミルキングアクション(milking action)
 筋肉の収縮・弛緩が血管を圧迫して、抹消の静脈血の遷流量を増加する、抹消心臓ともいう働きで、筋(肉)ポンプ(muscle pump)とも呼ぶ。」
『イミダス ‘93』 集英社
 これは、静脈側の推進力であるポンプ機能を説明したものです。ここには、「呼吸ポンプ」は出てきませんが、それも含まれると私は解釈しています。
 「二つのポンプを有効活用する体操」という意味で、「ミルキング体操」と名付けました。
 ≪ 立ってやる体操(15分強) ≫
 体操は「ストレッチ」「呼吸法」とを組み合わせたものです。
 その中には、一般の体操ではあまり組み入れられることのない、「眼筋ストレッチ」「耳や顔のマッサージ」「肛門筋をすぼめる」「指の曲げ・伸ばし」なども入っています。
 これらを入れたのは、そうしなければ、全身を動かすことにはならないと思ったからです。それに、組み込んでおけば、忘れずにやることができるという利点も考慮しました。

注意している点
@足を肩幅程度に開く

A反動をつけない

B動かせるところ一杯まで動かす

C動かし終わったところで止め、ゆっくり目に4つ数える
 4以外のものは、体操名の下に、E・Gなどと表示しました

D体調に合わせ、無理をしない

E食後30分はやらない

Fやる前にトイレへ行く

Gできれば毎日やる

体操11・12
 眼筋ストレッチ

これは、健康雑誌に載っていたものです。
 「すでに一万数千人が老眼や近視を回復させた1日30分の[眼筋ストレッチ]
 ・・・その訓練は足腰の筋肉を強化するときに行う筋力訓練と同じ理屈で成り立っています。
 ・・・
 これは、眼筋をゆっくり大きく引き伸ばす運動です。」
『わかさ』 1995.1月号

体操13・14 
耳のマッサージ
 これも、健康雑誌に載っていたものです。 『安心』 1993.8月号
 そこには、耳には多くのツボがある、それぞれに改善する症状が異なると説明されています。
 私は、個々の効用にはとらわれず、日頃からすべてを刺激しておけば、すべての予防になるのではないかと考えました。
 それで、全体をマッサージすることにしました。

体操17・26 呼吸法
 私がやっている呼吸法は、次ぎのようなものです。(【9】と同じものを再掲)
1.鼻からゆっくり息を吸う(目標10秒以上):胸を膨らませ、腹は引っ込み気味に
  これで、胸部の血液が心臓へと送り込まれます。
2.十分に吸ったら、口をすぼめ、息をゆっくり吐く(目標:15秒以上)
3.吐きはじめたら、すぐに“腹圧”をかけ、吐ききるまでかけ続ける
 ここで大切なことは、強く・長く腹圧をかけることです。つまり吸うより、吐く方に重きを置くということです。それで、腹部の静脈血をより多く胸部へ送ることができます。
 
 なお呼吸法のイラストの横に、「型は自由に」とあります。
 気功や太極拳では、よく「身体をこう動かしながら、ここで息を吸って」などと指導されます。
 しかし私は、単独で呼吸法だけをやっています。身体は「動くがままに」任せています。内臓の血行をよくすることが目的であり、それには息を吐きながら腹圧をかければいいからです。

体操18 爪先立ち

 これには、筋肉を伸ばすことに加え、土踏まずのアーチを形成し、姿勢をよくする効果があります。
 「偏平足とは、・・・バランスがとりにくいため姿勢が悪くなりやすい
 「偏平足を治すには・・・つま先立ちをしてアーチ形成に関連する筋肉を強化するとよい」
共に 『からだのしくみ事典』 日本実業出版社

体操19・23 背筋伸ばし

 「・・・筋肉が後ろに多く・・・体の後ろ側の筋肉が萎縮しないように・・・」 『究極の真向法』 祥伝社


体操25 肛門筋をすぼめる

 「肛門付近は解剖学的に静脈が網の目のように入り組んでいる・・・」 『薬のことがわかる本』 三笠書房 
 静脈が多いところは、その分、余計に動かさなければいけないと考えました。

体操28 膝裏伸ばし

 「圧腿と呼ばれる型。膝裏を伸ばしています。中国ではよく老人たちが道端でガードレールにひょいと足をひっかけて談笑している姿に出会います。老化防止のために広く愛用されている方法です。」 『気功健康法』 日本文芸社
 「手は伸ばすより曲げるほうが力を必要とし、脚は曲げるより伸ばすほうがより力を必要とします。つまり、伸脚力がおとろえるということは、とりもなおさず脚のおとろえを意味するのです。まさに「老化は足から」の証明といえましょう。」
『家庭の健康と医学大百科』 社会保険新報社

 「老化は足から」の原因は、膝のあたりを中心とする“伸”脚力の衰えにあるようです。
 ここにも、日頃から筋肉を伸ばしておくことの効用を、見て取ることができます。

 テレビを見ていると、歩けるようになるためのリハビリでは、棒などにつかまって歩く訓練が行われています。膝裏を伸ばすシーンは、あまり見たことがありません。両方取り入れた方が、効果が上がるように思います。

≪ 座ってやる体操(10分程度) ≫
 こちらは、次のようにやっています。
 倒す前に背筋を伸ばしあごをつけるつもりで倒していきます。倒したあと、「6〜8」数え、元に戻します。
  1.足の裏を前で合わせ(赤ちゃん座り)、上体を前に倒す。
  2.両足をそろえて前に伸ばし、上体を両足の上に倒す。
  3.足を大の字に開き、左足の上に上体を倒す。次に、右足に倒す。
  4.足を開いたまま、上体を前に倒す。
 続いて・・・。
  5.右足の腿に左足を乗せる
    @足首を回す。右回りに8回、左回りに8回
    A足の指先をつまみ、足首と同じように回す(5本の指すべて)
    B両手の親指で、足の裏をまんべんなく押す(指圧)
    C右の手のひらで、足の裏全体をさする。
     左の手のひらで、足の甲をさする。共に、20〜30回程度。
  6.右足を、同様にやる
  7.蹲踞(そんきょ):相撲の仕切りで、最初に向き合う姿勢
    背筋をピンと伸ばして

 私は一度、ひどいギックリ腰をやりました。その後、ギックリの“ギ”程度のことを2度ほどやりましたが、1〜4の体操のお陰で、症状はまったく出なくなりました。
 ギックリ腰は癖になるといわれていますが、腰への不安は、まったくなくなっています。
 私は、筋肉を伸ばすようにすれば、スポーツに必要な筋力は無理でも、日常生活に必要とする程度のものであれば、十分に得ることができると思っていますが、その理由の一つが、ここにあります。

<< 健康体操の目的 >>

全身を動かす:くまなく血行をよくする

筋肉を伸ばす:日常生活に必要な筋力を保持する


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【13】健康運動の「効果」  [2007年09月14日(金) ]

≪ 取り入れている運動 ≫
 健康維持に必要なものと私がやっている「健康運動」との関連は、次のとおりです。  健康維持に必要なもの : 【4】細胞活性(=健康維持)に必須のもの (←ここをクリック)
1.多種類のものを食べる
2.体温を高めに保つ →→→→→「歩 く」「半身浴」
3.くまなく血行をよくする →→→「ミルキング体操」

体操の詳細は : 【12】全身の血行をよくする体操「ミルキング体操」 (←ここをクリック)

≪ 「歩く」以外の経過 ≫
92/ 1「寝姿呼吸法」開始 93/10「ミルキング体操」へ移行 07/ 9「半身浴」追加

≪ 運 動 の 頻 度 ≫
 「できれば毎日30分、少なくても週5日位は運動する・・・」
『成人病の基礎知識』 日本成人病予防協会監修 以下すべての文字強調は小生
 1回につき10分間、1日3回の運動を行うことによっても、1回30分間連続するのと同様の効果がある・・・」 『身体を守る健康知識』 日本成人病予防協会監修

≪ 表 れ た 効 果 ≫
1.薬を呑まない日が10年
  07/12に「百草丸」を呑みましたが、それまでの10年間は、風邪や胃の薬を含めて、まったく服用することなく過ごすことができました。
2.毛布の使用日数激減
  夜、寝るときの話です。以前は11月の終わり頃でしょうか、寒くなると毛布を使い始め、3〜4月頃の暖かくなるまで使っていました。
  それが、まったく使わないか、使っても2月の1〜2週間で済むようになりました。
  これは、次の文から、全身の血行がよくなった結果と考えています。
  「顔は血行がよくて寒さに強く・・・」 『頭にやさしい雑学読本@』 同文書院
3.視 力 回 復
  視力が以下のように回復し、運転免許証より「眼鏡等」の条件が削除されました。今もその状態は続いています。     85  ‘90   ‘01
                       左  0.4  0.1  0.7
                       右  0.6  0.3  1.0
4.体重減少(少し出ていた腹が引っ込んだ)
  63キロ前後あった体重が、いつの頃からか60キロ位となり、安定しています。
5.身体が柔らかくなった
  座って足を開き、上体を前に倒すと、あご・胸・腹が床につくようになりました。私の記憶にはないことで、63歳にして人生初の出来事となりました。
6.「立ちくらみ」減少
7.「肩こり」をほとんど感じなくなった
8.目や身体が疲れにくくなった          等 々

 いまの私は、次の文を、実感をもって読むことができます。
 『「鍼もいい、灸もいい、またハーブのような薬草の療法もいいだろう。しかし、栄養、休息や睡眠、運動という、実にあたりまえのことをきちんと正し、ととのえるだけで、たいていの病気はよくなってしまう。このことが、なかなかわかってもらえない。みんないろいろな療法の技術にたよろうとする。しかし、このあたりまえに思えることこそが病気にかからないで健康でいられる秘訣なのです。
・・・あたりまえのことこそが最高の予防医学になるのです。」
『人のからだは、なぜ治る?』 ダイアモンド社 文字強調は小生


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【14】「高血圧症」と「運動療法」  [2007年09月21日(金) ]

≪ 二種類ある高血圧症 ≫
 「●本態性高血圧症(1次性高血圧症)― 高血圧症の90%を占める。・・・
 原因がわからないので治療にあたっては、医師の努力のみでなく、患者の理解と協力が必須条件である。
  ●2次性高血圧症― 腎臓病・・・内分泌異常・・・心臓や血管の病気によって起こる高血圧である。一般的に若年層に多く、・・・疾患を取り除くことによって、治癒できる。」 この頁の引用すべて 『成人病の基礎知識』 日本成人病予防協会監修 文字強調は小生


≪ 血圧を上げる要因 ≫
 「●心拍出量 ― 心臓が1回の収縮で送り出す血液量(心拍出量)が多いほど、血圧は高くなる。・・・例えば、からだが活動しているときは多量の酸素を必要とするので、心拍出量を増やして、必要な量の血液を送り出す。・・・
  ●血管の抵抗性 ― 血管に「動脈硬化」などが起きていると、血液がスムーズに流れず、血管に抵抗性が生じて血圧が上がる。・・・
  ●循環血液量 ― 食塩をとり過ぎると、・・・血液中のナトリウムも増える。それを薄めようとして、水分が血液中に引き込まれるため、血液の全体量が増えて、それだけ血圧が高くなる。」


≪ 要因の一つ「血行悪化」に注目 ≫
 上の「●血管の抵抗性」にある「血液がスムーズに流れず」という「血行悪化」要因は、酸素の供給量の減少を意味し、「●心拍出量」にある「酸素不足」をもたらします。そうなると、心臓は拍出量を増やして対応することになります。
 このように、上の血圧を上げる要因を並べ替えると、次のようになります。

  「血行悪化」→「酸素不足」→「心拍出量の増大」
                      →「血管内の血液増加」→「血圧上昇」

≪ 「血行悪化」要因は「血液循環のしくみ」の中にもある ≫
 この血行悪化は、あまり動かなかったり、身体の動かし方に偏りがあったり、呼吸が浅かったりして、静脈側の血液の流れが悪くなったときにも起きることは、先に述べたとおりです。   詳細は 【6】血液は流さなければ流れない (←ここをクリック) 参照
 この症状の特徴は、身体に異常がなくても起きてしまうことです。

≪ 「血行悪化」を解消してみる ≫
 こうした「血液循環のしくみ」に基づく血行悪化は、「ポンプ機能」を働かせることを目的とする、このブログで紹介している「健康運動」を続けることで改善することができます。

 「血液循環のしくみ」からくる血行悪化が、高血圧症の原因かどうかはわかりません。
 しかし、そもそも血行がよければ、血圧はそれほど高くはならないのではないでしょうか。
 高血圧症の90%は原因がわからないとされています。一度、「全身くまなく血行をよくする」ことを試してみる価値は、十分にあると思います。
 特に年齢が進むと、スポーツ的な運動を続けることは難しくなります。
 「血圧は、年齢とともに高くなる。」

≪ 一般に推奨されている「運動」では不十分 ≫
 『適度な運動としては「早歩き、水泳、サイクリング」など、無理なく長い時間続けられる種類の運動を行うと良い。・・・運動療法を始める前に、必ず医師に相談することが必要である。』
 こうした運動だけでは、動かない骨格筋が残ってしまいます。
動かない筋肉が残る点は 【8】「筋ポンプ」活用法−“骨格筋”の血行促進 (←ここをクリック)
 それに、内臓の血行をよくする「呼吸ポンプ」を働かせることが忘れられており、これは、決定的な弱点といえます。


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【15】「糖尿病」と「運動療法」  [2007年09月28日(金) ]

≪ 糖尿病には「1型」と「2型」がある ≫
 「1型」:インスリンがほとんど、あるいは全く分泌されない(インスリン依存型)
 「2型」:分泌量が十分でなかったり、働きが悪かったりする(インスリン非依存型)
 「日本人の糖尿病の大部分は・・・2型糖尿病である。」
『健康・老化・寿命』 中公新書 文字強調は小生
 このインスリンを分泌しているのは、膵臓(すいぞう)です。
 膵臓・・・「インスリン」の分泌・・・』 『からだのしくみ事典』 日本実業出版社

≪ 「2型」の多くは、単なる老化現象 ? ≫
 「健康な人は、食事で増えた血糖に見合うだけの量のインスリンをすばやく分泌できる。糖尿病の人は、不十分な量をだらだらとしか分泌できない。」
 私はこの文を読んだとき、これは“単なる老化現象”ではないか、そういう人が多く含まれているのではないかと思いました。年を取ると、誰でも動きや反応が鈍くなります。それが「膵臓」に現れているだけではないのか、と思いました。
 「中高年の3割が糖尿病有病者か予備群」(2005年国民健康・栄養調査)という数の多さや、次のように言われていることも、その思いを強くさせます。
 40歳から50歳代に発症のピークがあるので、成人型糖尿病とも呼ばれる。」
 「食事療法運動療法で治療でき、・・・」
上の3引用 『成人病の基礎知識』 日本成人病予防協会監修 文字強調は小生
 「糖尿病の治療で医者ができるところはわずかに過ぎない。患者自身に治す気がなく、生活習慣を改められないと、失明、腎臓透析、足の切断にまで至ってしまう。
 生活習慣が病気の原因とすると、病気は一人一人の努力で予防できることになる。」 『健康・老化・寿命』 中公新書 文字強調は小生


≪ 全身を“活性化”させてみる ≫
 糖尿病の原因が「老化現象」であるならば、「身体全体の活性化」は有力な対処法となります。
 元気をなくした花に水をやると、勢いを取り戻します。それは、花全体が潤されると同時に、栄養が行き渡ることによるものです。
 花(植物)も人(動物)も、共に細胞から出来ています。したがって、同じことをすれば、程度問題はありますが、私たちの身体も活性化させられることになります。
 そのために最低限必要となるものは、次の3点でした。
@十分な栄養を取る A体温を高めに保つ B全身くまなく血行をよくする
詳細は【4】健康維持に必須のもの(←ここをクリック)参照

≪ 世の中で推奨されている運動に異議あり ≫
 「少し汗ばむ程度の軽い運動が効果的である。・・・早歩きや軽いジョギング、あるいはラジオ体操など、・・・長く続けることが大切である。」
 こうした運動は、上のAは満たしますが、Bには十分なものではありません。
 骨格筋の血行を促す「筋ポンプ」は働きますが、内臓に対する「呼吸ポンプ」を働かせることが、対象になっていないからです。
 これでは、インスリンを分泌する「膵臓」の血行をよくすることはできません。その働きをよくすることはできません。
 「呼吸法」「半身浴」を取り入れる必要があります。
【9】内臓の血行促進−「呼吸ポンプ」(←ここをクリック)参照

≪ 「食の取り方」「運動」の注意点(主なもの) ≫
 「食べてはいけない食品はない」
 「適正エネルギー量を守る・・・、その・・・範囲内で、栄養のバランスをとる」
 「病状などによっては、運動は避けたほうがよい場合もあり、運動をする前に、必ず医師に相談する。」



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【16】「肥満大敵」への疑問  [2007年10月05日(金) ]

≪ 肥満の解消は“運動”では難しい ≫
 「実際の運動によるエネルギー消費は意外に少なく、マラソン、ボクシングのような激しい運動以外は、運動療法のみでは実効がない。」
『成人病の基礎知識』 日本成人病予防協会監修 文字強調は小生

≪ 肥満解消の一つの方法 : 多種類のものを食べ続ける ≫
 「私が東京学芸大在職中、付属中学の生徒を調べた結果がある。一週に80種以上食べるものは、45種以下しか食べない者に比べ、運動能力も優れていたし、肥満傾向の発生率が圧倒的に少なかった。」
『健康づくりのワナ』 朝日新聞社 文字強調は小生
 このようになるのは、必要とする栄養の満たされ具合の影響と考えられます。
 「臓器によって必要とする栄養分はちがいます」 『頭にやさしい雑学読本@』 同文書院
 食べる種類が多いと、多種類の栄養を作り出すことができ、多くの細胞に栄養が行きわたるようになります。そうなると、空腹を訴える細胞が少なくなり、食欲が抑制されることになります。
 またそれで、排せつ機能の働きもよくなり、不要なものが運び出されるようになります。
 腎臓・・・余分な水や老廃物は、ここでこし分けられて尿になる。」
 「リンパ液・・・細胞間に捨てられた老廃物や細胞などを運び去る・・・」
共に 『からだのしくみ事典』 日本実業出版社
 「多種類のものを・・・」に加え、栄養を運ぶ血液の流れをよくすることも忘れてはなりません。
 このように、体内機能の働きをよくすることを続ければ、自然に、その人の身体に合った体形になっていくように思います。またそれで、健康も増進されることになります。
≪ “肥満”より“やせ”の方が危険 ≫
 『体格指数BMI・・・では25以上が肥満とされるが、データ的には25前後の「ちょいメタ」が「一番、健康で長生きできる」。むしろ、問題はBMI18.5未満のやせ形で、がんや呼吸器疾患にかかる率が高く、死亡率も高い。』
『中日新聞』 2008.2.6 夕刊
 【注】身長170cm、体重72.25kgでBMIが25となります ⇒ 72.25÷(1.7×1.7)=25
 「・・・生命保険を申し込んだ延べ千二百万人の寿命と体重とを調べた。すると165aの男性で、理想体重は62`を少し超え、平均より0.5`重かった。女性も同様だった。・・・
 富永忠弘・仙台オープン病院名誉院長が、・・・高血圧患者二千百人を追跡した。二十年間の死亡率は、標準より一割以上やせている人だけが際立って高かった。残りは、標準の三割以上の肥満者を含めて、差がなかった。」
『朝日新聞』 1995.2.4 朝刊 下の2引用も
 【注】標準体重をBMI 22 とすると、
                 3割り増しは28.6、170cmで体重82.6kgになります
 糖尿病患者(成人型)三千四百人を東京女子医大の三原俊彦・助教授(故人)らが七年追跡した。死亡率はU字型になり、「やや太め」の人たちが最も好成績だった。肥満よりやせの方が、危険が大きかった。・・・』
 「・・・むしろ、やせ気味の人は検診をしっかり受け、栄養にも気をつけたい。」

 脂肪は、大切なエネルギー源です。
 脂肪からぶどう糖を生じ、エネルギー源となって・・・」
『家庭の健康と医学大百科』 社会保険新報社
 国は石油を備蓄していますが、やや太めの人は、それと同じように危機管理が行き届いた身体となっています。そう考えると、この記事の内容にも納得がいきます。
≪ 米国流に惑わされない ≫
 飽食の米国で計算したら「やせ」が長寿だった。・・・これを知った日本の研究者を通じて、・・・肥満大敵の概念が、日本にも広まってしまったようだ。』 『朝日新聞』 1995.2.4 朝刊 
 「メタボリックシンドローム」の診断基準に体重が含まれていることは、疑問に思えます。
脂肪を燃焼させる「肥満対策」より「体内機能の向上策」を


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【17】「一万歩健康法」への疑問  [2007年10月12日(金) ]

≪ 「一万歩」では足りない ≫
 一万歩の根拠については、次のように説明されています。
 「最近の日本人のエネルギー摂取と消費の関係をみると、若い元気な人では一日当たり300キロカロリーくらいが消費されないでからだに残ってしまいます。これを運動によって消費する必要があり、ウォーキングに当てはめると、ちょうど一万歩程度で300キロカロリーが消費されるというわけです。」
 私は、この文を読んで、一万歩では足りないのではないかと思いました。
 この300キロカロリーは、一日の活動を終えた後に残るものです。一日の活動の中では、すでに何歩かを歩いています。
 正しくは、「今までの歩数 + 新たに一万歩」ではないでしょうか。
 そうなると、これを実現することは、不可能に近いことになってしまいます。

≪ 誰もが一万歩ではない ≫
 世の中では、年齢に関係なく「万歩計」を持ち、誰もが一万歩と考えられているように思います。この認識も、間違っています。
 「そこで、20代の人が一日一万歩以上を目標とする場合、平均的な必要消費カロリーを各年代層に機械的に当てはめると、40代で8000歩、50代で7000歩、60代で6000歩、70代になると5000歩くらいになります。つまり、65歳以上の老人は若い元気な人の半分くらいを目標にすればよいということです。
 しかし、これはあくまでも平均的な参考値を表したもので、それぞれが個人の体力に適したウォーキングを心がけるべきです。」
上の2引用 『ウォーキングはやっぱり“効く”』 保健同人社 文字強調は小生
 一万歩の目的がエネルギーの消費にあるのなら、年齢により、人により、必要とする歩数が異なるのは当然のことのように思います。
 一律に「一万歩」と思われている理由が、よくわかりません。

≪ すべての筋肉が動くわけではない ≫
 このブログの立場は、全身の血行をよくしなければ、健康になれないというものです。そのためには、身体を“くまなく”動かさなければなりません。
 果たして、「歩く」だけで、それが実現できるのでしょうか。
 「歩くという動作は、・・・639個の筋肉のうち、通常は400個ぐらいが使われるといいます。」 『幼稚園では遅すぎる』 ごま書房 文字強調は小生
 歩くことは典型的な全身運動といわれますが、動かす筋肉は骨格筋のおよそ3分の2です。全身くまなくとはいきません。これは、どれだけ歩いても同じことです。
 さらに「歩く」ことでは、内臓(筋)を動かすことが対象とはなっていません。病の多くが発生する内臓、その養生がなされないということは、「一万歩健康法」の決定的な弱点だと思います。

「歩く」だけでは、真の健康は得られない

≪ 大 い に 「歩 く」 ≫
 しかしながら、「歩く」ことは、人の行動の基本パターンであり、歩くだけでこれだけの血行がよくなります。身体も温まります。大いに「歩く」ことだと思います。
 私は、健康運動の一つとして、休憩を挟んで30分を最低限の目標にし、毎日のように歩いています。


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【18】「スポーツ健康法」への疑問  [2007年10月19日(金) ]

≪ 「スポーツ」も、“身体をくまなく動かす”必要性を認めている ≫
 このブログは、身体をくまなく動かし、全身の血行をよくすれば、健康は相当に増進されるという立場に立っています。その点は、「スポーツ健康法」も同じ考え方をしています。
 「b. 全面性の原則 運動を行うに際して,一つの種目や内容だけのものを行うのではなく,筋力,スピード,持久力,柔軟性や巧みさなどあらゆる器官や機能を動員するような運動を行うことが,心身ともにトレーニングできる.」
『図説 からだの事典』 朝倉書店

≪ スポーツでは、それを実現できない ≫
 『あらゆるスポーツは、筋肉を上手に、少なく動かし、疲労物質を最小限にとどめて力やスピードを出し続ける訓練を行う。訓練を積むほど、脚や腕の動きが効率化して、不必要な筋肉は動かさないようになる。つまり、「まんべんなく」とは逆になる。』 『健康づくりのワナ』 朝日新聞社 下の引用も
 こうしたことに加え、スポーツは、次のような弊害ももたらします。
 「スポーツ一種目では体に“ゆがみ”を生じさせるのは避けられない・・・」
 多くの種目を組み合わせれば、これらはカバーできるかもしれません。
 しかし健康運動は、毎日のようにやらなければならないものです。その点を考え併せると、多くを組み合わせれば組み合わせるほど、非現実的なものとなっていってしまいます。
 それに、下の弱点も残ったままです。

≪ そ の ほ か の 弱 点 ≫
1.病の多くが発生する「内臓」が養生されない
 スポーツで動かすのは主に骨格筋であり、働くのは「筋ポンプ」です。「呼吸ポンプ」ではありません。これでは、内臓の血行をよくすることはできません。
「ポンプ」については 【5】心臓だけではない血液の推進力 (←ここをクリック)参照
2.病に対抗する「防衛体力」が強化対象になっていない
 スポーツで強化されるのは、「行動体力」であって、「防衛体力」ではありません。
詳細は 【10】「呼吸法」は必須のもの (←ここをクリック)参照
3.「免疫力」を低下させる
 「中でも過度な運動は、ウイルスに対する免疫力を低下させるようです。
 たとえば、鉄人レースともいわれるトライアスロンの選手の競技前後のリンパ球の数を調べたところ・・・特にウイルスを攻撃する役割のあるNK(ナチュラルキラー)細胞と呼ばれるリンパ球が、半分近くにまで減っていたというのです。」
『頭にやさしい雑学読本D』 同文書院
 この文の冒頭に“過度な運動”とありますが、ちょっとした運動でも、そうなる可能性があるという報告があります。
 「・・・免疫の各種の指標が、ジョギングなどの運動・・・中高年者でも、運動を続けるうちに液性免疫、細胞性免疫がかえって低下したと判定される人が少なくないという研究発表がある。」 『健康づくりのワナ』 朝日新聞社

≪ スポーツは“健康法”ではなく“趣味” ≫
 やるのも見るのも楽しいスポーツですが、そもそも、それは趣味に分類されるものだと思います。
 一般に、趣味には健康増進の要素が多く含まれています。さらに、「スポーツ」も「健康法」も“身体を動かす”という共通点を持っています。スポーツをやれば、健康運動の一部はカバーされます。そのために、混同しがちになります。
 しかし、「スポーツは趣味」と明確にしておいた方がいいと思います。

スポーツを続けていても、「健康運動」は“別途”必要


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【19】“動かす”効用 − 具体例  [2007年10月26日(金) ]

≪ 体動かす量“増”  死亡リスク“減” ≫
 『八万人以上の中高年男女を約九年間追跡した厚生労働省研究班の疫学調査の結果、体をまめに動かしている人は、そうでない人に比べ、死亡リスクが30−40%低いことが分かった。
 仕事か余暇かの別にかかわらず、・・・。研究をまとめた国立がんセンターの井上真奈美がん予防・検診研究センター室長は「自分ができる方法で、よく動く時間を増やすのが早死にの予防につながる」と話している。」
『中日新聞』 2008.06.04 夕刊 以下すべての文字強調は小生

≪ がん予防に運動が効果  愛知県がんセンター調査 ≫
 「・・・週に数回の継続的な運動が、がん予防にも効果がある・・・。
 ・・・部位で見ると、既に運動が予防に役立つことが証明されている大腸がんだけでなく、肝臓乳房など、対象としたすべてのがんで、運動の予防効果が出た。」 『中日新聞』 1998.10.10 朝刊


≪ 慢性疲労症候群 ≫
 『慢性疲労症候群(CFS)は、日本では1990年代に入って知られるようになった新しい病気だ。
 ・・・CFSは原因がわかっていない病気なので、治療はまだ模索状態だ。・・・
 現代医学のアプローチとは全く別の試みもある。大阪府八尾市の甲田医院では、・・・玄米を中心に・・・と、体の血の巡りがよくなるという体操を主とした合宿を行っている。
 ・・・自己採点ながら、「けん怠感が減るなど体の状態は大幅に改善した」という。』
 『朝日新聞』 1998.10.18 朝刊

≪ 疲労回復を促進 ≫
 「アイスホッケーや・・・ひじょうに激しい運動・・・、選手は次から次へと交代しながら再出場する。・・・ベンチでただ休んでいるより、エルゴメーター(固定自転車)でも軽くこぐほうが、乳酸除去が早くなり、疲労回復も早いといわれる。
 ・・・このような軽い運動が血液の流れを促進し、乳酸の除去効果を上げるだけでなく、・・・」 『スポーツは体にわるい』 カッパサイエンス


≪ 手術後の安静  回復遅れ、突然死の危険も ≫
 『「手術後は安静に」という感覚が患者はもちろん、医師の間にも根強い。しかし、欧米では、それがよくないことは数十年前から知られている。』
 『朝日新聞』 2000.04.16 朝刊
【注】この記事は 【1】強化対象は二種類の「体力」 で引用済みのため、あとを省略

≪ 空の旅 「エコノミークラス症候群」に注意 ≫
 『・・・「足を長時間動かさないのが、一番悪い。血流が悪くなり、血液粘度が上がって血栓ができやすくなる」。そう話すのは東京慈恵会医科大学の一杉正仁医師だ。
 ・・・「足のむくみは危険のサインです。足首を動かしたりふくらはぎをもんだりして、血のめぐりをよくしましょう」』 『朝日新聞』 2001.03.27 朝刊


≪ 私の体力測定結果  08.06.08 ≫
 これは、「歩く」「ストレッチと呼吸法による体操」を続けてきた結果です。
       同年代の平均値   
  握 力   32〜38kg    36.5kg (筋力強化は何もしていませんが・・・)
  柔軟性  −4〜 6cm   10.0cm(座って両足を前に伸ばし、前屈)
  平衡性  20〜79秒     180秒 (開眼片足立ち)
 このほか、歩行能力と日頃の運動習慣、食事チェックがあり、次のようにコメントされました。
 「あなたは生活習慣病を予防するための運動量を確保しています。」

    健康運動は“鍛える”ではなく“動かす”
           身体を温め、全身くまなく血行をよくする運動を“継続”


☆☆☆ アンケートのお願い ☆☆☆
 このブログは、次回で一段落となります。お読みいただき、ありがとうございました。
 今後の参考にさせていただきますので、健康運動に対する、こうした考え方への
     「ご意見・ご感想・アドバイス」などを、下記コメント欄にお寄せください。
 ご面倒をおかけしますが、よろしくお願い致します。


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【20】世の中の「健康法」七不思議  [2007年11月02日(金) ]

1.身体の「成り立ち・しくみ」に基づいていない
 健康法に関しては、「こんなに多くの人に効果があったから、これがいい」といった説明が多く見られます。これでは、なぜそれでいいのかを理解することはできません。そのために、納得もできず、それを受け入れることも難しくなります。また、その方法を改善することもできません。

2.病を治すのは“クスリ”と思われている
 病を治すのは「自然治癒力」であり、クスリはそれを手助けするものです。病へ対抗するためには、まず自然治癒力を強化しなければなりません。
 「自然治癒力」という言葉自体が世の中に広く認識されていない現状では、そこに目が向くことは期待できそうにありません。これで、本当にいいのでしょうか。

3.血液は心臓の力で全身を流れていると思われている
 血液は、動脈側は「心臓」、静脈側とリンパ液は主に「ポンプ」の力で流れています。
 「血液は心臓の力で流れている」と思われているために、それが話題になることは、まったくと言っていい程ありません。これでは、血行をよくする健康法に行き着くことはできません。

4.呼吸の効用は「酸素」の影響と思われている
 呼吸には、「呼吸ポンプ」という重要な役割があります。これは唯一とも言える、内臓の血行促進機能です。世の中では「呼吸といえば酸素」であり、この機能は、無視状態に置かれています。
 内臓の働きをよくする、せっかくの機能が、なぜなのでしょうか。

5.鍛えれば健康になると思われている
 世の中では、身体を鍛えれば健康になると思われています。しかし、その実、鍛えているのは「骨格筋」であり、体力でいえば「行動体力」です。
 病の多くが発生する「内臓(筋)」や病に対抗する「防衛体力」は、強化対象とはなっていません。これは、片手落ちの体力強化法でしかありません。
 「スポーツ健康法」が主流となっていることの弊害が、こんなところに現れています。
 筋肉も、体力も、それぞれ二種類あること、そしてそれぞれの強化法があることが、もっともっと世の中にPRされなければなりません。

6.肥満:解消策ばかりが議論されている
 「肥満」問題では、肥満になった後の解消策ばかりが聞こえてきます。
 これは、工場でいえば、無計画に製品を作っておいて、余ったものの処理に一生懸命になることと同じことであり、考え方としてはおかしなことです。
 肥満が問題なら、「予防策」にもっともっと力が注がれる必要があります。

7.「健康運動」の目的にも疑問がある
 世の中の「健康運動」の目的は、@身体を鍛えるA肥満を解消するの二点であるように思います。しかし@は、上の5で述べたように、健康法としては十分なものではありません。Aも、これが健康の支障となるかどうか、世の中でも、意見の分かれるところです。
 真の健康への近道は、身体機能の働きをよくすることだ思います。そのために最低限必要となるものを、このブログでは、次のように考えています。
   ↓運動の目的       種 類 →→「歩く」  「体操」(ストレッチと呼吸法)
 @血行促進:全身くまなく          △     ○
 A体熱産生:体温を高めに保つ      ○     △
 B筋力保持:生活に必要な程度のもの  ○     ○(「ストレッチ」による
                                    骨格筋の伸縮性確保)

☆☆☆ アンケートのお願い ☆☆☆
 このブログは、今回で一段落となります。お読みいただき、ありがとうございました。
 今後の参考にさせていただきますので、健康運動に対するこうした考え方への
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