私は、全身くまなく血行をよくすることを目的に、自分で組み立てた体操を続けています。
自分で組み立てたといっても、世の中で行われているものや市販の書籍を参考にしたもので、特殊なものは何もありません。
「自然治癒力を最大限に発揮する条件は、栄養十分の血液を全身くまなく供給することである。血液の流れを改善することが健康にとって大事な理由がここにある。」 『免疫と自然治癒力のしくみ』 日本実業出版社 以下すべての文字強調は小生
≪ ミルキング体操の「ミルキング」は『イミダス』にあったもの ≫
「ミルキングアクション(milking action)
筋肉の収縮・弛緩が血管を圧迫して、抹消の静脈血の遷流量を増加する、抹消心臓ともいう働きで、筋(肉)ポンプ(muscle pump)とも呼ぶ。」『イミダス ‘93』 集英社
これは、静脈側の推進力であるポンプ機能を説明したものです。ここには、「呼吸ポンプ」は出てきませんが、それも含まれると私は解釈しています。
「二つのポンプを有効活用する体操」という意味で、「ミルキング体操」と名付けました。
≪ 立ってやる体操(15分強) ≫
体操は
「ストレッチ」と
「呼吸法」とを組み合わせたものです。
その中には、一般の体操ではあまり組み入れられることのない、「眼筋ストレッチ」「耳や顔のマッサージ」「肛門筋をすぼめる」「指の曲げ・伸ばし」なども入っています。
これらを入れたのは、そうしなければ、
全身を動かすことにはならないと思ったからです。それに、組み込んでおけば、忘れずにやることができるという利点も考慮しました。

注意している点
@足を肩幅程度に開く
A
反動をつけない
B動かせるところ一杯まで動かす
C動かし終わったところで止め、ゆっくり目に
4つ数える。
4以外のものは、体操名の下に、
E・Gなどと表示しました
D体調に合わせ、無理をしない
E食後30分はやらない
Fやる前にトイレへ行く
Gできれば
毎日やる

体操11・12
眼筋ストレッチ
これは、健康雑誌に載っていたものです。
「すでに一万数千人が老眼や近視を回復させた1日30分の[眼筋ストレッチ]
・・・その訓練は足腰の筋肉を強化するときに行う筋力訓練と同じ理屈で成り立っています。
・・・
これは、眼筋をゆっくり大きく引き伸ばす運動です。」
『わかさ』 1995.1月号
これも、健康雑誌に載っていたものです。
『安心』 1993.8月号
そこには、耳には多くのツボがある、それぞれに改善する症状が異なると説明されています。
私は、個々の効用にはとらわれず、日頃からすべてを刺激しておけば、すべての予防になるのではないかと考えました。
それで、全体をマッサージすることにしました。
体操17・26 呼吸法
私がやっている呼吸法は、次ぎのようなものです。(【9】と同じものを再掲)
1.
鼻からゆっくり息を吸う(目標10秒以上):胸を膨らませ、腹は引っ込み気味に
これで、胸部の血液が心臓へと送り込まれます。
2.十分に吸ったら、
口をすぼめ、息をゆっくり吐く(目標:15秒以上)
3.吐きはじめたら、すぐに
“腹圧”をかけ、吐ききるまで
かけ続ける
ここで大切なことは、
強く・長く腹圧をかけることです。つまり吸うより、吐く方に重きを置くということです。それで、腹部の静脈血をより多く胸部へ送ることができます。
なお呼吸法のイラストの横に、
「型は自由に」とあります。
気功や太極拳では、よく「身体をこう動かしながら、ここで息を吸って」などと指導されます。
しかし私は、単独で呼吸法だけをやっています。身体は「動くがままに」任せています。内臓の血行をよくすることが目的であり、それには息を吐きながら腹圧をかければいいからです。

体操18 爪先立ち
これには、筋肉を伸ばすことに加え、土踏まずのアーチを形成し、
姿勢をよくする効果があります。
「偏平足とは、・・・バランスがとりにくいため姿勢が悪くなりやすい」
「偏平足を治すには・・・つま先立ちをしてアーチ形成に関連する筋肉を強化するとよい」
共に 『からだのしくみ事典』 日本実業出版社
体操19・23 背筋伸ばし
「・・・筋肉が後ろに多く・・・体の後ろ側の筋肉が萎縮しないように・・・」 『究極の真向法』 祥伝社

体操25 肛門筋をすぼめる
「肛門付近は解剖学的に静脈が網の目のように入り組んでいる・・・」 『薬のことがわかる本』 三笠書房
静脈が多いところは、その分、余計に動かさなければいけないと考えました。
体操28 膝裏伸ばし
「圧腿と呼ばれる型。膝裏を伸ばしています。中国ではよく老人たちが道端でガードレールにひょいと足をひっかけて談笑している姿に出会います。老化防止のために広く愛用されている方法です。」 『気功健康法』 日本文芸社
「手は伸ばすより曲げるほうが力を必要とし、脚は曲げるより伸ばすほうがより力を必要とします。つまり、伸脚力がおとろえるということは、とりもなおさず脚のおとろえを意味するのです。まさに「老化は足から」の証明といえましょう。」
『家庭の健康と医学大百科』 社会保険新報社
「老化は足から」の原因は、膝のあたりを中心とする“伸”脚力の衰えにあるようです。
ここにも、
日頃から筋肉を伸ばしておくことの効用を、見て取ることができます。
テレビを見ていると、歩けるようになるためのリハビリでは、棒などにつかまって歩く訓練が行われています。
膝裏を伸ばすシーンは、あまり見たことがありません。両方取り入れた方が、効果が上がるように思います。
≪ 座ってやる体操(10分程度) ≫
こちらは、次のようにやっています。
倒す前に
背筋を伸ばし、
あごをつけるつもりで倒していきます。倒したあと
、「6〜8」数え、元に戻します。
1.足の裏を前で合わせ(赤ちゃん座り)、上体を前に倒す。
2.両足をそろえて前に伸ばし、上体を両足の上に倒す。
3.足を大の字に開き、左足の上に上体を倒す。次に、右足に倒す。
4.足を開いたまま、上体を前に倒す。
続いて・・・。
5.右足の腿に左足を乗せる
@足首を回す。右回りに8回、左回りに8回
A足の指先をつまみ、足首と同じように回す(5本の指すべて)
B両手の親指で、足の裏をまんべんなく押す(指圧)
C右の手のひらで、足の裏全体をさする。
左の手のひらで、足の甲をさする。共に、20〜30回程度。
6.右足を、同様にやる
7.蹲踞(そんきょ):相撲の仕切りで、最初に向き合う姿勢
背筋をピンと伸ばして
私は一度、ひどい
ギックリ腰をやりました。その後、ギックリの“ギ”程度のことを2度ほどやりましたが、1〜4の体操のお陰で、症状はまったく出なくなりました。
ギックリ腰は癖になるといわれていますが、腰への不安は、まったくなくなっています。
私は、筋肉を伸ばすようにすれば、スポーツに必要な筋力は無理でも、
日常生活に必要とする程度のものであれば、十分に得ることができると思っていますが、その理由の一つが、ここにあります。
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