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【9】「呼吸ポンプ」活用法 ― “内臓”の血行促進 [2007年07月27日(金) ]

≪ 「呼吸ポンプ」は、“横隔膜”の上下動によるもの ≫
 横隔膜が下がると、“腹圧”がかかり、腹部の内蔵が縮みます。そうなると、その中の静脈も細くなり、血液は押し出されます。
 反対に、腹圧を緩めると静脈が元の太さに戻り、そこに血液が流れ込んできます。この繰り返しで、血液が流れることになります。

 ちなみに、内臓のうち、横隔膜より上にあるのは「心臓」と「肺」です。どちらも、自然な形で動き続けています
 横隔膜の下にあるそれ以外のものは、時々動くか、ほとんど動かないものばかりです。それらを動かすしくみ、それが「呼吸ポンプ」です。
 内臓の“マッサージ”は手ではできませんが、横隔膜を動かせば、それが可能となります。

≪ 横隔膜によるものを、「腹式呼吸」という ≫
 「肺は自分でふくらむわけではなく、・・・」
 「肋骨の動きで空気を吸い込んだり吐き出したりすることを胸式呼吸、横隔膜の動きで起こる呼吸を腹式呼吸と呼ぶが、実際の呼吸は、両者の複合によって行われている」 共に 『からだのしくみ事典』 日本実業出版社 以下すべての文字強調は小生


≪ 胸式より腹式、それより「呼吸法」 ≫
 呼吸は、肋間筋と横隔膜という二つの筋肉の複合によって行われています。
 横隔膜が動く幅は、腹式の方が広くなります。そして、それより広くするものに「呼吸法」があります。腹圧をかける時間も、少しですが長くなります。
 健康法には、こうした内臓“唯一”の養生法ともいえる「呼吸法」を取り入れるといいと思います。

 私は、次のようにやっています。
1.鼻からゆっくり息を吸う(目標:10秒以上):胸を膨らませ、腹は引っ込み気味
   これで、胸部の血液が心臓へと送り込まれます。
2.十分に吸ったら、口をすぼめ、息をゆっくり吐く(目標:15秒以上)
3.吐きはじめたら、すぐに“腹圧”をかけ、吐ききるまでかけ続ける
 ここで大切なことは、強く・長く腹圧をかけることです。つまり吸うより、吐く方に重きを置くということです。それで、腹部の静脈血をより多く胸部へ送ることができます。
≪ 「呼吸法」は特殊なものでも、不思議なものでもない ≫
1.腹式呼吸の横隔膜の下げ幅を広げ、その時間を少し長くするだけのもの
2.誰もが経験しているもの
 私たちは、赤ちゃんのときに、すでに呼吸法を経験しています。
 赤ちゃんがしていることといえば、次のようなことです。
食べて寝て、排泄をして、手足をばたつかせながら大声で泣く
 この中で「大声で泣く」ときには、腹圧がかかっています。同時に声を出していますから、息は吐いています。まさに、呼吸法をやっていることになります。
 そのほか、「カラオケ・笑い・お経を上げる」なども、同じことです。
 これらは、どれも息を吐いているときに腹圧がかかっています。
3.現代においても研究が続けられている
 「心身医学の臨床でよく使われるシュルツの自律訓練法や、ガン治療に役立てているアメリカのサイモントンが行うイメージ療法(サイモントン療法)も、その方法のベースに呼吸法がある。・・・」 『人のからだは、なぜ治る?』 ダイアモンド社


このブログは、最初から読んでいただかないと分かりにくいかも知れません
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