≪ 「呼吸法」は“自律神経”をも活性化させる ≫
「呼吸ポンプ」の働きを一層よくする「呼吸法」は、内臓の血行を促進するだけではありません。自律神経をも活性化させます。「自律神経系は・・・主として内臓の働きを支配する神経・・・
・・・二つの系統があります。一つは交感神経系、もう一つは副交感神経系です。」 『家庭の健康と医学大百科』 社会保険新報社 以下すべての文字強調は小生
「消化管を支配する交感神経の場合は、・・・内蔵の近くにあり、「内臓神経節」(腹腔神経節)と呼ばれる。・・・
人間にとって内臓神経節とともに重要な神経節に、「副腎髄質」がある。・・・
・・・この二つの重要なリトルブレインは腹中にある。」
『脳がここまでわかってきた』 カッパ・サイエンス
そこで、次のように述べられています。「呼吸をゆっくり深く、吐く息に重きを置いて行うとき、影響を与えることがむずかしいとされている自律神経系のはたらきをもととのえることがわかってきている。」 『人のからだは、なぜ治る?』 ダイアモンド社
≪ 「呼吸法」は「防衛体力」を強化する ≫
これまでの内容を整理すると、次のようになります。関与する筋肉 静脈側の推進力 血行をよくするには 適している健康運動
行動体力 : 主に骨格筋 ← 筋ポンプ ← 全身を動かす ← ストレッチ・歩く
防衛体力 : 主に内臓筋 ← 呼吸ポンプ ← 腹式呼吸をする ← 呼 吸 法
体力と筋肉との関係は 【2】病に対抗する「防衛体力」とは (←ここをクリック)参照
この図式を説明しているとも取れる文章がありましたので、紹介しておきます。
「西洋式の体操や運動は、運動器官である手足の筋肉をつよくすることにねらいがあるが、自律系の器官との関係は考えられていない。」
「ヨーガや気功の訓練が・・・、むしろ自律神経系の器官の能力を発達させる効果をねらっているということである。たとえば、このポーズは胃腸のはたらきを強める、といったぐあいである。したがって体操といっても、手足はあまり烈しく動かさず、同じ姿勢でじっとしていたり、動作もゆっくり・・・」
共に 『「気」とは何か』 NHKブックス
この文には「呼吸法」という文字は出てきませんが、それがないヨーガや気功は考えられません。呼吸法は、呼吸ポンプの働きをよくし、「内臓」や「自律神経」を活性化させます。そうなると、それらの働きによる「自然治癒力」が、そしてそれが中心に位置する「防衛体力」が強化されることになります。薬を呑まない日が十年、私の経験もそれを物語っています。
呼吸法は、病に対抗する身体を作るために、なくてはならないものです。
健康法に関心が高い世の中で、なぜこれが話題にならないのか、一般に浸透しないのか、不思議でなりません。
健康法は、「呼吸法」抜きでは語れない
≪ なぜ「ストレッチ」と「呼吸法」なのか ≫
私が「ヨーガ」や「気功」ではなく、「ストレッチ」と「呼吸法」にしたのは、型やその順序、呼吸のタイミングなどを新たに覚えなくてもよかったからです。それに「ストレッチ」であれば、上の引用文にある「激しく動かさず」「じっとして」「ゆっくり」などにもマッチしています。
「呼吸法」も動作に合わせて行うのではなく、それだけを単独でやりますが、長く腹圧をかければ、内臓の血行をよくするという目的は十分に達成されると考えたからです。
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at 15:40
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