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【16】「肥満大敵」への疑問 [2007年10月05日(金) ]

≪ 肥満の解消は“運動”では難しい ≫
 「実際の運動によるエネルギー消費は意外に少なく、マラソン、ボクシングのような激しい運動以外は、運動療法のみでは実効がない。」
『成人病の基礎知識』 日本成人病予防協会監修 文字強調は小生

≪ 肥満解消の一つの方法 : 多種類のものを食べ続ける ≫
 「私が東京学芸大在職中、付属中学の生徒を調べた結果がある。一週に80種以上食べるものは、45種以下しか食べない者に比べ、運動能力も優れていたし、肥満傾向の発生率が圧倒的に少なかった。」
『健康づくりのワナ』 朝日新聞社 文字強調は小生
 このようになるのは、必要とする栄養の満たされ具合の影響と考えられます。
 「臓器によって必要とする栄養分はちがいます」 『頭にやさしい雑学読本@』 同文書院
 食べる種類が多いと、多種類の栄養を作り出すことができ、多くの細胞に栄養が行きわたるようになります。そうなると、空腹を訴える細胞が少なくなり、食欲が抑制されることになります。
 またそれで、排せつ機能の働きもよくなり、不要なものが運び出されるようになります。
 腎臓・・・余分な水や老廃物は、ここでこし分けられて尿になる。」
 「リンパ液・・・細胞間に捨てられた老廃物や細胞などを運び去る・・・」
共に 『からだのしくみ事典』 日本実業出版社
 「多種類のものを・・・」に加え、栄養を運ぶ血液の流れをよくすることも忘れてはなりません。
 このように、体内機能の働きをよくすることを続ければ、自然に、その人の身体に合った体形になっていくように思います。またそれで、健康も増進されることになります。
≪ “肥満”より“やせ”の方が危険 ≫
 『体格指数BMI・・・では25以上が肥満とされるが、データ的には25前後の「ちょいメタ」が「一番、健康で長生きできる」。むしろ、問題はBMI18.5未満のやせ形で、がんや呼吸器疾患にかかる率が高く、死亡率も高い。』
『中日新聞』 2008.2.6 夕刊
 【注】身長170cm、体重72.25kgでBMIが25となります ⇒ 72.25÷(1.7×1.7)=25
 「・・・生命保険を申し込んだ延べ千二百万人の寿命と体重とを調べた。すると165aの男性で、理想体重は62`を少し超え、平均より0.5`重かった。女性も同様だった。・・・
 富永忠弘・仙台オープン病院名誉院長が、・・・高血圧患者二千百人を追跡した。二十年間の死亡率は、標準より一割以上やせている人だけが際立って高かった。残りは、標準の三割以上の肥満者を含めて、差がなかった。」
『朝日新聞』 1995.2.4 朝刊 下の2引用も
 【注】標準体重をBMI 22 とすると、
                 3割り増しは28.6、170cmで体重82.6kgになります
 糖尿病患者(成人型)三千四百人を東京女子医大の三原俊彦・助教授(故人)らが七年追跡した。死亡率はU字型になり、「やや太め」の人たちが最も好成績だった。肥満よりやせの方が、危険が大きかった。・・・』
 「・・・むしろ、やせ気味の人は検診をしっかり受け、栄養にも気をつけたい。」

 脂肪は、大切なエネルギー源です。
 脂肪からぶどう糖を生じ、エネルギー源となって・・・」
『家庭の健康と医学大百科』 社会保険新報社
 国は石油を備蓄していますが、やや太めの人は、それと同じように危機管理が行き届いた身体となっています。そう考えると、この記事の内容にも納得がいきます。
≪ 米国流に惑わされない ≫
 飽食の米国で計算したら「やせ」が長寿だった。・・・これを知った日本の研究者を通じて、・・・肥満大敵の概念が、日本にも広まってしまったようだ。』 『朝日新聞』 1995.2.4 朝刊 
 「メタボリックシンドローム」の診断基準に体重が含まれていることは、疑問に思えます。
脂肪を燃焼させる「肥満対策」より「体内機能の向上策」を


このブログは、最初から読んでいただかないと分かりにくいかも知れません
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コメント


 とっちゃんぼうや さん
 お久しぶりです。また読んでいただけているようで、ありがとうございます。
 コメントをいただくと、励みになります。
Posted by:セルセル  at 2007年10月06日(土) 13:31

食べ物の種類と、体全体の細胞が欲する500種類におよぶ物質との関連、
 そしてそれに介在する脳や神経そして血液との関連が凡そが理解でき
ました。
 またいろいろ教えてくださいね。
Posted by:とっちゃんぼうや  at 2007年10月06日(土) 01:15