≪ 肥満の解消は“運動”では難しい ≫
「実際の運動によるエネルギー消費は意外に少なく、マラソン、ボクシングのような激しい運動以外は、運動療法のみでは実効がない。」『成人病の基礎知識』 日本成人病予防協会監修 文字強調は小生
≪ 肥満解消の一つの方法 : 多種類のものを食べ続ける ≫
「私が東京学芸大在職中、付属中学の生徒を調べた結果がある。一週に80種以上食べるものは、45種以下しか食べない者に比べ、運動能力も優れていたし、肥満傾向の発生率が圧倒的に少なかった。」『健康づくりのワナ』 朝日新聞社 文字強調は小生
このようになるのは、必要とする栄養の満たされ具合の影響と考えられます。「臓器によって必要とする栄養分はちがいます」 『頭にやさしい雑学読本@』 同文書院
食べる種類が多いと、多種類の栄養を作り出すことができ、多くの細胞に栄養が行きわたるようになります。そうなると、空腹を訴える細胞が少なくなり、食欲が抑制されることになります。
またそれで、排せつ機能の働きもよくなり、不要なものが運び出されるようになります。
「腎臓・・・余分な水や老廃物は、ここでこし分けられて尿になる。」
「リンパ液・・・細胞間に捨てられた老廃物や細胞などを運び去る・・・」
共に 『からだのしくみ事典』 日本実業出版社
「多種類のものを・・・」に加え、栄養を運ぶ血液の流れをよくすることも忘れてはなりません。このように、体内機能の働きをよくすることを続ければ、自然に、その人の身体に合った体形になっていくように思います。またそれで、健康も増進されることになります。
≪ “肥満”より“やせ”の方が危険 ≫
『体格指数BMI・・・では25以上が肥満とされるが、データ的には25前後の「ちょいメタ」が「一番、健康で長生きできる」。むしろ、問題はBMI18.5未満のやせ形で、がんや呼吸器疾患にかかる率が高く、死亡率も高い。』『中日新聞』 2008.2.6 夕刊
【注】身長170cm、体重72.25kgでBMIが25となります ⇒ 72.25÷(1.7×1.7)=25「・・・生命保険を申し込んだ延べ千二百万人の寿命と体重とを調べた。すると165aの男性で、理想体重は62`を少し超え、平均より0.5`重かった。女性も同様だった。・・・
富永忠弘・仙台オープン病院名誉院長が、・・・高血圧患者二千百人を追跡した。二十年間の死亡率は、標準より一割以上やせている人だけが際立って高かった。残りは、標準の三割以上の肥満者を含めて、差がなかった。」
『朝日新聞』 1995.2.4 朝刊 下の2引用も
【注】標準体重をBMI 22 とすると、3割り増しは28.6、170cmで体重82.6kgになります
『糖尿病患者(成人型)三千四百人を東京女子医大の三原俊彦・助教授(故人)らが七年追跡した。死亡率はU字型になり、「やや太め」の人たちが最も好成績だった。肥満よりやせの方が、危険が大きかった。・・・』
「・・・むしろ、やせ気味の人は検診をしっかり受け、栄養にも気をつけたい。」
脂肪は、大切なエネルギー源です。
「脂肪からぶどう糖を生じ、エネルギー源となって・・・」
『家庭の健康と医学大百科』 社会保険新報社
国は石油を備蓄していますが、やや太めの人は、それと同じように危機管理が行き届いた身体となっています。そう考えると、この記事の内容にも納得がいきます。≪ 米国流に惑わされない ≫
『飽食の米国で計算したら「やせ」が長寿だった。・・・これを知った日本の研究者を通じて、・・・肥満大敵の概念が、日本にも広まってしまったようだ。』 『朝日新聞』 1995.2.4 朝刊 「メタボリックシンドローム」の診断基準に体重が含まれていることは、疑問に思えます。
脂肪を燃焼させる「肥満対策」より「体内機能の向上策」を
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at 15:47
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お久しぶりです。また読んでいただけているようで、ありがとうございます。
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