≪ 「スポーツ」も、“身体をくまなく動かす”必要性を認めている ≫
このブログは、身体をくまなく動かし、全身の血行をよくすれば、健康は相当に増進されるという立場に立っています。その点は、「スポーツ健康法」も同じ考え方をしています。「b. 全面性の原則 運動を行うに際して,一つの種目や内容だけのものを行うのではなく,筋力,スピード,持久力,柔軟性や巧みさなどあらゆる器官や機能を動員するような運動を行うことが,心身ともにトレーニングできる.」
『図説 からだの事典』 朝倉書店
≪ スポーツでは、それを実現できない ≫
『あらゆるスポーツは、筋肉を上手に、少なく動かし、疲労物質を最小限にとどめて力やスピードを出し続ける訓練を行う。訓練を積むほど、脚や腕の動きが効率化して、不必要な筋肉は動かさないようになる。つまり、「まんべんなく」とは逆になる。』 『健康づくりのワナ』 朝日新聞社 下の引用もこうしたことに加え、スポーツは、次のような弊害ももたらします。
「スポーツ一種目では体に“ゆがみ”を生じさせるのは避けられない・・・」
多くの種目を組み合わせれば、これらはカバーできるかもしれません。
しかし健康運動は、毎日のようにやらなければならないものです。その点を考え併せると、多くを組み合わせれば組み合わせるほど、非現実的なものとなっていってしまいます。
それに、下の弱点も残ったままです。
≪ そ の ほ か の 弱 点 ≫
1.病の多くが発生する「内臓」が養生されないスポーツで動かすのは主に骨格筋であり、働くのは「筋ポンプ」です。「呼吸ポンプ」ではありません。これでは、内臓の血行をよくすることはできません。
「ポンプ」については 【5】心臓だけではない血液の推進力 (←ここをクリック)参照
2.病に対抗する「防衛体力」が強化対象になっていないスポーツで強化されるのは、「行動体力」であって、「防衛体力」ではありません。
詳細は 【10】「呼吸法」は必須のもの (←ここをクリック)参照
3.「免疫力」を低下させる「中でも過度な運動は、ウイルスに対する免疫力を低下させるようです。
たとえば、鉄人レースともいわれるトライアスロンの選手の競技前後のリンパ球の数を調べたところ・・・特にウイルスを攻撃する役割のあるNK(ナチュラルキラー)細胞と呼ばれるリンパ球が、半分近くにまで減っていたというのです。」
『頭にやさしい雑学読本D』 同文書院
この文の冒頭に“過度な運動”とありますが、ちょっとした運動でも、そうなる可能性があるという報告があります。「・・・免疫の各種の指標が、ジョギングなどの運動・・・中高年者でも、運動を続けるうちに液性免疫、細胞性免疫がかえって低下したと判定される人が少なくないという研究発表がある。」 『健康づくりのワナ』 朝日新聞社
≪ スポーツは“健康法”ではなく“趣味” ≫
やるのも見るのも楽しいスポーツですが、そもそも、それは趣味に分類されるものだと思います。一般に、趣味には健康増進の要素が多く含まれています。さらに、「スポーツ」も「健康法」も“身体を動かす”という共通点を持っています。スポーツをやれば、健康運動の一部はカバーされます。そのために、混同しがちになります。
しかし、「スポーツは趣味」と明確にしておいた方がいいと思います。
スポーツを続けていても、「健康運動」は“別途”必要
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at 15:51
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続きのコメントです。
そんな私でしたが、血行に影響することや体温の重要性を知ってからは、よく出歩くようになりました。
1.買い物などで出られたときに、5分でもいいから遠回りをする
2.用事が二つあれば、一日に一つづつにして、できる限り外出回数を増やす
こんなことを続けていると、身体が自然に、歩くことを要求するようになります。
夏の暑いときは、無理をしないことだと思います。早朝か夕方に、少しでもというのはいかがでしょうか。