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【18】「スポーツ健康法」への疑問[2007年10月19日(金) ]

≪ 「スポーツ」も、“身体をくまなく動かす”必要性を認めている ≫
 このブログは、身体をくまなく動かし、全身の血行をよくすれば、健康は相当に増進されるという立場に立っています。その点は、「スポーツ健康法」も同じ考え方をしています。
 「b. 全面性の原則 運動を行うに際して,一つの種目や内容だけのものを行うのではなく,筋力,スピード,持久力,柔軟性や巧みさなどあらゆる器官や機能を動員するような運動を行うことが,心身ともにトレーニングできる.」
『図説 からだの事典』 朝倉書店

≪ スポーツでは、それを実現できない ≫
 『あらゆるスポーツは、筋肉を上手に、少なく動かし、疲労物質を最小限にとどめて力やスピードを出し続ける訓練を行う。訓練を積むほど、脚や腕の動きが効率化して、不必要な筋肉は動かさないようになる。つまり、「まんべんなく」とは逆になる。』 『健康づくりのワナ』 朝日新聞社 下の引用も
 こうしたことに加え、スポーツは、次のような弊害ももたらします。
 「スポーツ一種目では体に“ゆがみ”を生じさせるのは避けられない・・・」
 多くの種目を組み合わせれば、これらはカバーできるかもしれません。
 しかし健康運動は、毎日のようにやらなければならないものです。その点を考え併せると、多くを組み合わせれば組み合わせるほど、非現実的なものとなっていってしまいます。
 それに、下の弱点も残ったままです。

≪ そ の ほ か の 弱 点 ≫
1.病の多くが発生する「内臓」が養生されない
 スポーツで動かすのは主に骨格筋であり、働くのは「筋ポンプ」です。「呼吸ポンプ」ではありません。これでは、内臓の血行をよくすることはできません。
「ポンプ」については 【5】心臓だけではない血液の推進力 (←ここをクリック)参照
2.病に対抗する「防衛体力」が強化対象になっていない
 スポーツで強化されるのは、「行動体力」であって、「防衛体力」ではありません。
詳細は 【10】「呼吸法」は必須のもの (←ここをクリック)参照
3.「免疫力」を低下させる
 「中でも過度な運動は、ウイルスに対する免疫力を低下させるようです。
 たとえば、鉄人レースともいわれるトライアスロンの選手の競技前後のリンパ球の数を調べたところ・・・特にウイルスを攻撃する役割のあるNK(ナチュラルキラー)細胞と呼ばれるリンパ球が、半分近くにまで減っていたというのです。」
『頭にやさしい雑学読本D』 同文書院
 この文の冒頭に“過度な運動”とありますが、ちょっとした運動でも、そうなる可能性があるという報告があります。
 「・・・免疫の各種の指標が、ジョギングなどの運動・・・中高年者でも、運動を続けるうちに液性免疫、細胞性免疫がかえって低下したと判定される人が少なくないという研究発表がある。」 『健康づくりのワナ』 朝日新聞社

≪ スポーツは“健康法”ではなく“趣味” ≫
 やるのも見るのも楽しいスポーツですが、そもそも、それは趣味に分類されるものだと思います。
 一般に、趣味には健康増進の要素が多く含まれています。さらに、「スポーツ」も「健康法」も“身体を動かす”という共通点を持っています。スポーツをやれば、健康運動の一部はカバーされます。そのために、混同しがちになります。
 しかし、「スポーツは趣味」と明確にしておいた方がいいと思います。

スポーツを続けていても、「健康運動」は“別途”必要


このブログは、最初から読んでいただかないと分かりにくいかも知れません
最初のページ1】強化対象は二種類の「体力」へ(←ここをクリック)
前後のページは、ここの表題行の上にある該当項目をクリック

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コメント


永 井 様
 続きのコメントです。
3.「歩く」について
 歩くことは、面倒なことです。私も出不精ですので、よくわかります。
 そんな私でしたが、血行に影響することや体温の重要性を知ってからは、よく出歩くようになりました。
  1.買い物などで出られたときに、5分でもいいから遠回りをする
  2.用事が二つあれば、一日に一つづつにして、できる限り外出回数を増やす
 こんなことを続けていると、身体が自然に、歩くことを要求するようになります。
 夏の暑いときは、無理をしないことだと思います。早朝か夕方に、少しでもというのはいかがでしょうか。

「さあ運動を」と構えてやるものだけが「健康運動」ではないと思っています

Posted by:セルセル  at 2007年10月24日(水) 12:23

永 井 様
 お知り合いに、このブログをお知らせいただけるとのこと、大変嬉しいコメントをありがとうございます。

 読ませていただき、気がついたことを少しだけ述べさせていただきます。
1.「体操」について
 小生の体操の主な目的は、「血行をよくすること」です。それは、身体を“動かす”ことで可能となります。
 “動かす”でよいとなると、テレビを見ているときなどに、身体を動かしたり、呼吸法をやったりすることも、意味があることになります。
 先日、新聞に、朝一通り身体を動かしてから布団から出るようにしたら、体調がよくなったという投稿が載っていました。
2.「低体温」に「半身浴」はいかがですか
 体温が低いと、栄養素が有効に利用されないという点については、【4】で触れました。
 実は、飲んだ薬も同じような過程を得て処理されます。したがって、体温が低いと、薬の効き目にも影響することになります。ぜひ、解消されることをお勧めします。
 このブログの【12】で触れた、半身浴はいかがでしょうか。
 あのページを書いたあと、私もテストしてみようと思い、続けています。
 一ヵ月後ぐらいに、かかとのザラザラがまったく無くなりました。体操中に、手のひらでさすっていましたが、効果がなかったものです。
 さらに、歯肉も締まってきているようです。こちらは、あと4ヶ月ぐらい続けると半年になりますので、その頃判断したいと思っています。
 半身浴は身体のかなりの部分の血行をよくする、と思い始めています。
 呼吸数を、徐々に増やしていく方法もあります。体調を見ながら、最終的には、200〜300呼吸位にされるといいと思います。

【注】コメントに2000文字までという制約があるようです。
続きを次のコメントに書きます。

Posted by:セルセル  at 2007年10月24日(水) 12:18

セルセル様
先ほどの書き込みあて先を間違えました「とっちゃんぼうや」様でなく「セルセル」としてください
Posted by:永井  at 2007年10月23日(火) 17:20

とっちゃんぼうや さんへ
大変貴重なBLOG?を公開されており感謝申し上げます。小生は来年 古希を迎えますが、病気の類は今のところあまりせずにすごしておりますが、ピンピンコロリを目指しておりますので体操には興味があります。数年前に図書館で中高年向けの体操の本を見付けて週4日くらいはやっておりますが貴兄の体操と少し異なっておりましたのでここで隔日くらいに両方の体操を始めようと取り掛かったところです。家内は低体温質で最近からだの節々がガタが来ておりますが、貴兄の記事のとおり体温を上げ新陳代謝を活発しないと後期老齢期を迎えた時に全身が不具合になりそうで心配しております。今のところ体操は出来るのですが自分も家内も歩くのは特に夏季は高温となりますのでやっておりませんので少し心配です(膝を水平になるまで上げる足踏みやスクワットはやっております)何かアドバイスなどがありましたらお聞かせ下さい。貴兄のサイトはmailアドレスを知っている知人には紹介させていただきます。貴重な記事ですので記入終了後もしばらく公開しておいて頂きたくお願いいたします 貴重な記事を読ませていただき有難うございます    永井
Posted by:永井  at 2007年10月23日(火) 17:10

とっちゃんぼうや さんへ
 私の考え方は、次のようなものです。
1.「歩く」のは、3〜4キロで十分だと思います。
2.「歩く」ことや腹筋運動をいくらやっても、内臓を動かすことはできません。
  (ただし、腹筋は内蔵の近くを動かすので、波及効果はあるかもしれません)
3.内臓を“直接”動かすものに、腹式呼吸があります。
4.腹式呼吸とは、横隔膜の上下動によるものをいいます。
   横隔膜が動いているかどうかは、呼吸をすると、腹が膨らんだり、元に戻ったりしますが、それで確認することができます。
5.横隔膜が動くと、内臓は「縮む」「元に戻る」という形で動きます。
   横隔膜が下がると、腹部が圧迫され、その中にある内臓が縮みます
    〃  上がると、圧迫が緩み、内蔵が元に戻ります
6.横隔膜の動く幅を、腹式呼吸より広くするものに「呼吸法」があります。
   健康法では、単なる腹式呼吸より、こちらをお勧めします。
   なお同類に、笑い・半身浴・カラオケ・お経を上げるなどがあります。
7.ちなみに・・・。
   横隔膜は、身体の中にあり、胸部と腹部を隔てています
   それは、“みぞおち”の辺りにあります。
   横隔膜の上にある内蔵は、心臓と肺だけです。
   横隔膜の下にある、それ以外の内蔵が、動かす対象となります

【注】呼吸法のやり方などの関連する内容が、このブログの【9】にあります。

Posted by:セルセル  at 2007年10月20日(土) 17:04

セルセルさん、こんばんは。前にも申しましたが、私は平日でもよく
歩きます。大体は3〜4kmほどですが、貴方のお説では、この程度の
ウオーキングでは余り内臓筋が使われていないのですね。
 そのためには、腹筋運動が必要なのでしょうか。
 話は重複するかも知れませんが、そこは大目にみてくださいね。
Posted by:とっちゃんぼうや  at 2007年10月19日(金) 23:58