
≪ 心臓の力は“静脈”には及んでいない ≫
血液は、心臓の力で全身を流れているわけではありません。「毛細血管が終わるあたりでは、もはや心臓からの推進力はゼロになっています。」
『家庭の健康と医学大百科』 社会保険新報社
以下すべての文字強調は小生
この点は、実感することができます。以下すべての文字強調は小生
手の甲などにある青い血管(静脈)には、“脈”がありません。脈は心臓の鼓動そのものであり、それがないということは、心臓の力が及んでいないことになります。
≪ 静脈側の“主な”推進力は、「筋ポンプ」と「呼吸ポンプ」 ≫
「静脈内の血液に対して、心臓からの推進力のかわりをするのは、じつは手足の筋肉なのです。筋肉が運動することによって静脈を側方から圧迫し、・・・ もう一つの動因は、呼吸運動です。」 『家庭の健康と医学大百科』 社会保険新報社この二つの推進力について、他の文献には次のように説明されています。
なおこれらは、このあと何度も出てきます。ここでは、ポンプの名前と骨格筋・横隔膜が関係することだけを記憶して置いてください。
「A 筋ポンプ:・・・骨格筋の収縮や併走している動脈の拍動によって一定の部位が圧迫され,血液が心臓に向かって押し出される.・・・
B 呼吸ポンプ:吸息時には横隔膜が収縮して下降するために,・・・腹腔内の静脈から血液がより円滑に胸腔内へと送り込まれる.・・・」
『図説 からだの事典』 朝倉書店
この二つの文献の用語を結びつけると、次のようになります。「筋肉が運動」=「筋ポンプ」 ←「骨格筋」が動くことによるもの
「呼吸運動」 =「呼吸ポンプ」←「横隔膜」の上下動によるもの
≪ 参 考 : 静脈側には、ほかに4つの推進力がある ≫
「@ 静脈血圧」この項には、説明文がありません。これは、ある部分の静脈血が流れると、その前後の血液も流れますが、それを指していると思います。
「C 右心房内圧:・・・これが大静脈から血液を引きこむ力として働いている.」
このCは、心臓の近くまで戻った静脈血だけに働きます。
D 動脈血圧
文献では、この推進力は「A筋ポンプ」に挙げられています。しかし、そこにある「骨格筋の収縮」とは性質が異なりますので、別に挙げておきます。
上のAと同じ文を引用することになりますが・・・。
「A 筋ポンプ:・・・骨格筋の収縮や併走している動脈の拍動によって・・・」
上の3引用 『図説 からだの事典』 朝倉書店
これは動脈の拍動、つまり“脈”によるものです。脈を打つとその周りの筋肉も動き、その中の静脈が細くなったり、元に戻ったりします。細くなると血液が押し出され、元に戻ると流れ込んできます。その繰り返しで、血液が流れることになります。この推進力は、動脈と静脈が離れていると、あまり働きません。また動脈が細くなると、力の弱いものとなってしまいます。
しかし心臓によるものであり、全身に及んでいます。また常に働いています。
「心臓の力は静脈には及んでいない」と上で述べましたが、CとDがあり、まったくその力が及んでいないわけではありません。
E 引力(重力)
「心臓より上、頭や首の血液は引力で自然に戻ってくる」
『からだのしくみ事典』 日本実業出版社
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at 21:21
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