
座席は
座席は2階エコノミー席、77番B。この席、3人席の真ん中で左にカミさん、右はメキシコ人の中年男性。非常口脇の席なので足を伸ばせることができる。通常2階席には団体客は入らないだが、今回はメキシコ人の大きな団体が乗っているので、彼らも2階席にやって来た。この団体、オーストラリアのシドニーで開かれたワールド・ユース・デーに参加したそうで、老若男女合わせて総勢150人ほど。これだけ大きな団体だともう飛行機は彼らに占拠されたも同然である。2階席に来たのは主に若者たちで、彼らあまり酒は飲まず、おしゃべりがうるさいだけで、食事が終われば結構静かになってくれた。これがおじさんたちだったらもう大変、直ぐに酒盛りを始めてしまっていただろう。何しろ彼ら、団体となってしまえば、他の客の迷惑など考えない人種なのだから。
まあとにかく、荷物の収納にひと騒動があったが、ほぼ定刻どおり離陸することができた。

機内食は
やがて水平飛行に入り、まずは飲み物のサービスが始まった。とりあえず、

エビス・ビールを注文し、ちびりちびりやっていると食事が配られる。この日は海鮮釜飯かイタリアン・ハンバーグ。名前だけ見ると食欲をそそるが、実物を見ると…。
腹が結構一杯なので食欲はないが、釜飯を頼み、海老や貝を肴にビールをちびりちびり。でもこのビールのちびり、全く美味くないですね。やはりビールはグビィ、グビィと飲まねば。
JALもエコノミー・クラスの座席に個人用モニターを付けているので、食後は映画やビデオ、音楽を楽しむことができる。が、今回はあまり面白そうな番組が揃っていない。そこで音楽を聴きながら、持ってきた本を読んだり、隣の中年男性とおしゃべりをしたりなどして過ごす。この男性、3ヶ月間におよぶJICAの生産管理・品質管理の研修に参加したそうで、日本が大いに気に入った様子。
しかし彼の酒量、ただものではない。テーブルにはいつもの何かが載っている。



ビールにワイン、ウイスキーにブランデー、ウォッカにジン。そして日本酒

正直言って私もかつては結構飲んだほうが、もうちょっと節度を持って飲んでいたような気がする。しかし羨ましい

バンクーバーまでに飲んだアルコールはビール1缶、それも350ml缶だけ。飲んだのはもっぱら柚子ジュース。これJALのオリジナルで、なかなかさっぱりした味わいがいい。しかし、昔供してたキゥイ・ジュースには敵わない。何故あのキゥイ・ジュースを止めてしまったのだろう。結構気に入っていたのに。
そうこうしている内に到着の2時間前に。2回目の食事が出される。これは軽食。デニッシュにフルーツ、そしてヨーグルト。この食事を終え、うとうとしていると機は高度を下げ始め、着陸体制へ。
そうバンクーバー到着である。成田−バンクーバー、約8時間のフライトであった。

バンクーバーでのトランジット
さて、バンクーバーに着くと、まずここまでの乗客が降り、続いてメキシコ行きの乗客が降りる。といってもトランジット・ルームで出発までの約1時間を待つのであるが。
手荷物を全て持ち、通路で搭乗券とパスポートを見せ、ブルーのトランジット・カードを受け取る。このカード、出発時に係員に返すのだが、無くすと大変なことになる。出発時、このカードと乗客の数を照合するのだが、合わないと出発できないこともあるのだ。前に一度、これでひどい目にあったことがある。このこと、時間があったら何時か書いてみよう。
9・11のテロ前まではターミナル内を自由に動けたのだが、それ以後はこのトランジット・ルームに缶詰である。トイレと自動販売機、電話とインターネットのブースがあるのみで売店や食堂などはない。したがってここではおとなしく待つことより他はない。
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ここでちょっと一休み。
今回写真がないので私の好きなメキシコ人画家の作品を。
トリニダード・オソリオと言い、明るい、ほのぼのとした画風が好きである。
この作品油絵で大きさは50cm x 80cm。メキシコの我が家の居間にかかっている。
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閑話休題。

メキシコ線の機内
さて待つこと1時間ほど。搭乗の案内があったので、また機中の人に。
もとの77番Bに着き、いよいよメキシコに向け出発。約5時間のフライトである。いつもならがらがらに空くのだが、今回は殆ど変わらないメンバーが再度乗機。もちろん隣の酒飲み男性氏も。団体の若者たちは飛行疲れか、おとなしい。良かった

ここバンクーバーで客室乗務員も交代する。離陸から水平飛行に移るまで、前に座ったスッチーと暫し会話。彼女5年前に一度メキシコまで乗務したことがあるそうだが、その時は到着が遅れて、泊まったのは空港内のホテル。空港から一歩も出なかったそうだ。今回はメキシコの夜が楽しみだとか。しかし夕方の7時に着き、翌日の朝10時にはフライト。夜を楽しんでいる暇はないだろう。そこで彼女たちが泊まるホテル(ホテル・ニッコー・メヒコ)近くの小粋なレストランを紹介してやる。
さて、水平飛行に移るとまた飲み物と食事のサービス。
まず、ブラッディ・マリー・ミックスとウォッカ(ミニチュア瓶)を注文する。このブラッディ・マリー・ミックスとはトマト・ジュースにコショウ、タバスコ、ウースター・ソースなどの香辛料を加えたブラッディ・マリー用の飲み物。これにウォッカを加えればブラッディ・マリーとなる。またジンを加えればジン・ベースのブラッディ・マリーとなるわけだ。今回はそれにウォッカを少量加え、
ウォッカ風味のブラッディ・マリーとした。まだ大分残っているウォッカはカミさんに没収されてしまった。ショック

食事はトマト・ソースのパスタ。そして野菜サラダなど。味は…。ここで威力を発するのが、空港で買ったおにぎり。カミさんから一つおすそ分けしていただいて、それを昼食とする。隣のおじさんは相変わらず飲んでいる。
おじさん曰く、
「ビールはエビスがコクがあって一番美味い。ワインは赤・白ともダメ。ウイスキー(オールド・パー)はまあまあ、ジン(ボンベイ・サファイア)は美味いが、アブソルート・ウォッカはいまいち。ブランディーと日本酒はペケ。」となかなか手厳しい。食事もそれなりに食べていたようだ。こういう飛行機の楽しみ方もあるのですね。恐れ入りました
さて、乗った飛行機はソルト・レイク・シティやグランド・キャにオンの上空を飛んで、順調に飛行し、いよいよメキシコ・シティが近づいてきた。

メキシコ到着
夕闇迫るメキシコ・シティ上空でJAL012便は機首を下げ、着陸態勢に入った。定刻より10分ほど早い到着である。現地時間7月28日午後6時45分。成田出発と同じ日、ほぼ同じ時間。何とも変な感じではある。
到着したスポットは定位置の33番ゲート。またターミナルの端である。そこから入国審査場まで10分ほど歩く。疲れている身にはちょっと辛い。
夏休みのこの時期、入国審査場は毎度のごとくの混雑。特にこの時間、ヨーロッパからの大型便が着くので混雑が一層ひどくなる。30分ほど並んでようやく番に。パスポートとヴィザ、入国書類を提出し、スタンプを押してもらう。この入国審査、アメリカほど面倒でないのがいい。一般の観光客はツーリストカードを提出するだけでOK。
それが終わると荷物を引き取ることになるのだが、この空港の荷物引渡し場、非常に狭い。だからいつも大混乱だ。
でも何とか荷物を見つけて、最終関門の税関検査場へ。ここでの検査、2段階に分かれている。最初に通常の税関検査。そして検疫検査。
まず税関係官に税関申告書を渡し、全ての荷物をX線の機械に通す。それを終えると信号機の前に進む。そこでボタンを押して、青なら税関検査はOK。赤なら荷物を開けて検査となる。これ中南米独特の検査方法。
しかしここで青だからといって安心してはいけない。次の検疫検査が待っている。
まず係官が開ける荷物を指示する。ここで何も指示されなかったら、到着ゲートから外に出てよし。
今回はPCの入った手荷物と食料品がつまったスーツケース一つを空けろと指示があった。
それらの荷物を検査台に載せ、空けて待つ。そうすると係官が手を入れ、これは何?これは何?と一つずつ訊いてくる。それにいちいち答えるわけであるが、そのうち彼女(今回は女性)は没収できそうなものがないので、飽きてきたらしく、途中で検査を止めてしまった。急いで荷物を閉じ、到着ゲートを出た。
ちなみに持込がうるさいのは、ハムなどの肉類と生の米や豆、野菜類そして植物などである。
ゲートを出ると友人がポーターを連れて待っていてくれた。ありがたいことである。彼の車に乗り、一路我が家へ・・・。
こうして半年振りに、メキシコの地を踏んだわけである。
長〜い、長〜いブログにお付き合い頂きありがとうございます

お疲れさま

その後のメキシコについてはまた稿を改めて記しましょう。