独身生活 6日目(5月11日)
朝から冷たい雨。今日は日曜日で居酒屋巡りもお休み。夜、池袋から三重交通の
高速バス、勝浦温泉行きに乗車、伊勢に向かう。今回の旅の目的は4月に行くことができなかった、瀧原宮を4年ぶりに参拝し、心と身体を清め、そのあと奈良に向かい
恋人(
)に再会すること。この瀧原宮を初めて知ったのはもう30年以上も昔のこと。NHKの日曜美術館で「日本の古代の庭」ととして紹介され、その時受けた、衝撃を今でも忘れることができない。本宮である皇大神宮に勝る、神寂びた佇まいに圧倒され、それ以来7、8回ほど訪れている。
奈良・山之辺の道にある檜原神社など、天照大御神を伊勢神宮の創建以前に祀っていたところを元伊勢というが、その元伊勢の中で唯一皇大神宮の別宮となっているのがこの瀧原宮である。
三重県度会郡大宮町滝原にあり、その広さは約45万u。本宮より神宮杉の巨木が目立つ大自然林は神々しくさえある。
皇大神宮よりこの瀧原宮のほうが日本古来の神道を身近に感ずることができる空間である。
独身生活 7日目(5月12日)朝5時半、滝原に到着。所要時間8時間。このバスは定員29名、3列シート、ゆったりと座れ、眠れたので、疲れは全く感じられない。
さっそく、瀧原宮へ。バス停に隣接して一の鳥居が建っており、そこが境内。境内の中にバス停があるようなもの。
早朝であり、全く人の気配はない。といっても日中でも人に会うのは稀であるが。
参道を進むと清らかな流れ(頓登川)があり、そこが御手洗場(みたらしば)。境内には手水舎がなくここで手と口を漱いで身体を清める。
さらに神宮杉の巨木がそそり立つ中を進むと、瑞垣と玉垣をめぐらす二つの殿舎が見えてくる。
手前に見えるのが滝原宮で天照坐皇大御神の和御魂を、奥がが滝原竝宮で天照坐皇大御神の荒御魂を祀っている。
平成25年は20年に一度の式年遷宮の年で、ここ瀧原宮でも皇大神宮同様式年遷宮が行われる。
伊勢神宮のホームページによると、
「垂仁天皇の御代、倭姫命(やまとひめのみこと)が新たに皇大御神をお祭り申し上げるにふさわしい地を求められることになり、伊賀、近江、美濃の諸国を巡られましたのち、伊勢の国の度会(わたらい)の滝原の地に宮殿を建てられ、ここでおまつり申し上げた。それが瀧原宮で、さらに神意を得、ついに五十鈴川の川上の現在の大宮所に宮殿を建てられ、それが皇大神宮になったのである」という。
さて、心も身体も清められたので、
恋人(
)の待つ奈良へ一目散に向かおうと思ったのだが、やはり外宮と内宮には参拝しないと。そこで列車で伊勢市に出、皇大神宮へ向かった。あと朝熊山(あさまやま)に詣でれば正式の伊勢参りが完結するのだが、時間が無いので朝熊山は省略。土産として伊勢せきやで「参宮あわび」を買い、
近鉄特急でいざ奈良へ
(次号へ続く)
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at 21:58
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