寒い時は鍋に限りますな。ふぐチリでも寄せ鍋でも何の鍋でも構わないが、今回は最も簡単シンプル、メキシコでも美味しく食べられる湯豆腐の紹介。何しろこの湯豆腐、豆腐そのものを食べる料理
ですので、豆腐が美味しくないとガッカリします。
【ポイント1】自分が美味しいと思う豆腐を用意すること
親爺たるもの、自分御用達の豆腐くらい持っていない家人に馬鹿にされまっせ。
美味い豆腐の判断基準は、まず何もつけず、生のまま食べてみて、豆の風味がしていたらまあ合格。決して、スーパーの“今日の特売「豆腐、88円」”なるものは買わないこと。もし自分御用達のを持っていなかったら、パッケージを見て、消泡剤(主にグリセリン脂肪酸エステルが使われる)が使われていないものを。また凝固剤(すなわち“にがり”)に塩化マグネシウムが使われている物を。ある話によると、まともな店では60キロの大豆から400丁前後の豆腐しか作れないが、消泡剤を使えば3,000丁の豆腐が作れるとか。豆乳が濃ければ、消泡剤など使う必要が無いそうです。
また美味しいからといって、笊豆腐やくみ上げ豆腐などは使わないほうがいいでしょう。それらはそのまま食べたほうが美味しいと思いますよ。普通の絹ごしか木綿ごしを。
ここメキシコでも、友人が結構いける豆腐を作ってくれているので助かります。値段は18ペソ(約180円)とちょっと高めですが。
主な材料は、
昆布
豆腐
長ねぎ
そばつゆと至極簡素。
さて、作り方。
(1)まず鍋を用意。鍋は土鍋でもアルミの鍋でも構わない。一人で侘しく食べるなら、100円ショップで売っている一人用の土鍋が良いかも。この土鍋、鍋焼きうどんやビーフ・シチューにも使えるので買っておくと便利。
さて、その鍋に水を張り、ダシ昆布を入れる。
(2)20、30分したら、昆布のエキスが水に溶け出してきていると思うので、鍋を火にかける。
その間にねぎを適当な長さに切る。斜め切りでもストン、ストンと長手方向に直角に切っても構わない。お好きの切り方で。切ったねぎはそのまま鍋に入れてしまってもいいし、皿などに取って、後で鍋に入れてもいい。
また薬味用のねぎも一緒に作ってしまおう。これは小口切りに。なるべく薄く切ること。そのとき自分の爪や指を切らないように。いまさら自分の爪の垢を煎じてもね。
(3)つゆもご自分の好みで。
メキヒゲの場合、ポン酢で食べるのが好きなので、前回の親爺の料理教室(その1)で作ったソバつゆを使うよ。ほらさっそく出番がやってきた。そこに柚子でもカボスでも何でもお好みの柑橘類を絞ればポン酢の出来上がり。メキシコだとライムを絞るけど。
無ければ醤油だけでも、市販のポン酢でも、何でもご自由に。
(4)豆腐の投入時期は適当に。最初からねぎと豆腐を入れても構わないし、煮立ってきてから入れても構わない。ただし、
【ポイント2】豆腐は切らず、まるのまま
ついでに酒の入った徳利を入れておけば、燗つけもできるよ

(5)豆腐が温まればOK。
【ポイント3】豆腐にあまり火が通り過ぎるとスポンジのようになるのでそれだけは避けること。
(6)後は簡単。豆腐を掬って、つゆに入れて食べるだけ。薬味もご自由に。メキヒゲ流ではねぎと柚子入り七味唐辛子。
(7)ア〜ラ不思議。豆腐の2丁や3丁、あっという間に食べてしまいます。ダシを取った昆布も食べてしまいましょう。最近頭が気になるので積極的に海藻類を取るようにしております。(誰だ
笑っているのは
これでも結構気にしているのダ
)さて、湯豆腐を食べ終わったら、後の楽しみ。そう雑炊

(8)まず残った昆布とねぎのエキスがいっぱい出ているダシに、余ったつゆを入れ(入れすぎると塩辛くなるし、色が黒くなるので注意)、塩で味付けをして火にかける。
(9)グツグツいってきたら、冷や飯(冷や飯でなくても構わないが、我が家の場合たいてい冷蔵庫に3、4日前の冷や飯が残っている)を入れる。ダシと飯の分量は各自決めてくれ。ただし飯は水気を吸って結構増えるので注意すること。その間に卵(まあお好みで何個入れても良いが、原則は一人一個か)を溶いておく。
(10)さて冷や飯がふっくらと出来てきたら、溶き卵と薬味に使ったねぎ(まだ余っていたら)を入れ、おたまなどで軽くかき混ぜる。
(11)火を止め。待つことしばし。そう3分から5分くらいか。卵が適当な硬さになっていたら食べどき。
(12)さあ、召し上がれ

薬味は適当に。ここメキシコでは生の青唐辛子チレ・セラーノChile Seranoのみじん切りをよく使う。これは絶品。是非お試を。最近は日本でも生の唐辛子を売っていると思うよ。

(左)作った雑炊。残り少なくなってきている
(中)みじん切りにしたチレ・セラーノ この唐辛子、メキシコでは中程度の辛さ
(右)頂きます。黒く見えるのは葉唐辛子の佃煮。京都のシバ漬けでもあれば最高なのだが・・・
【付録】豆腐情報
参考までに日本でのメキヒゲご用達の豆腐は次の通り。
(1)桜井豆腐店 東京都文京区水道
ここの豆腐は絶品。特に「潮の香」(280円)という豆腐。ほのかに塩味がして、醤油、薬味を必要としない。ただし湯豆腐には向かない。また豆腐以外の油揚げや厚揚げもいける。
我が家から歩いて40分程度。豆腐が食べたくなると散歩がてら買出しに。すぐ近くに行きつけのうなぎ屋「石ばし」があり、そこで昼飯を食べて、買って帰ることも。
電話番号など手元に詳しい情報がないので日本に帰ってから。
(2)成田屋丈右衛門(?) 新宿高島屋地下食品売り場
絹ごし、木綿ごしどちらも210円から。笊豆腐(609円?)も結構いける。
Posted
at 00:06
| メキヒゲ流 親爺の料理教室
| この記事のURL
コメント(14)
| トラックバック(0)

