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枯れた?華の独身生活〜我が入院顛末記 [2008年06月21日(土) ]
みなさま、お久しぶりです。ちょっと事情があり、Stageからしばらく離れていました。

先月5月の前半は華の独身生活を謳歌していたのに、後半は地獄の生活。まさに枯れた華の独身生活と相成りました。ちょっとハメをはずしすぎ、ばちが当たったのかもかもしれません。反省、反省。
よく言ったもので、チャンスの後にピンチあり。あの織田信長でさえ、絶頂から一気に地獄の底に墜落したように、不肖メキヒゲも人生の春から一転冬を迎えた次第。Stageの諸嬢諸兄も決してご油断召されるな。人生、一寸先は闇、何が起こるかわかりません。ひょっとしたらあなたの行く手にもブラックホールが大きな口を開けて待っているかもしれませんゾ

事の始まりはそう5月25日(日)午後11時半。寝ようと床に就いたのだが、胸がもやもやして、なかなか寝付かれない。なんだか変だなと思って血圧を測ると上が160から170。下が110から120。こりゃヤバイと思い、行きつけの病院に電話をすると、当直医が「何だったら見ますから、どうぞいらしてください」と。そこで診察券と保険証を持ってタクシーで家から5分のところにある病院へ。

まず問診そして検査。
心電図は異常なし。
肺のレントゲンも異常なし。
残るのは血液検査。
マズイ、心臓に異常があると上昇する酵素が通常の数倍の数値に跳ね上がっている。
先生曰く「こりゃ、冠動脈が詰まっているね。立派な心筋梗塞だ」
「待ってよ先生。ただ胸がちょっと変なだけだよ。痛くもないし苦しくもない。それに冷や汗も出てないよ」と、私。
「でもそうなんだ。これから手術をしましょ。」
実は私、前科者。6年前の時は胸が苦しく、大量の汗が出ていたのに、今回は全くそんな症状はなし。そうなんです心筋梗塞、怖いんです。普通は心臓がショックを受けたよう激痛が走り、胸が苦しく、呼吸不全や失神などが起こるものと考えがちですが、中には胸が全然苦しくならないのもあるし、肩が痛いだけのものもあるのです。この病に罹っていて、心筋梗塞とは知らず、命を落とす人もいるのですから。

さて手術ということになったのですが、手術するにもスタッフがいない。病院に行ったのが夜中の1時半。スタッフが集まったのが3時。手術開始が3時半。手術といっても今は結構簡単。前回は腿の付け根の動脈からカテーテルという管を心臓まで入れたのだが、今は手首の動脈から。まず詰まったところの血栓を取り除き、風船を膨らませてステントというステンレスの管を血管内に装着するだけ。私の場合は前回置いたステントの入り口が詰まっていたそうです。普通1年以内にこのようなことが起こるだが、6年も経って起こるとは珍しいそうです。私ゃ異常体質なのかな。

手術は1時間ほどで終了。そのままICU(集中治療室)へ。絶対安静。といっても寝返りを打つのはOK。でも起き上がるのは不可。前回は文字通りの絶対安静。寝返りすら打つことがダメでした。医療技術の進歩、素晴らしいものがありますね。
さて絶対安静で困るのはウンチ。
おしっこのほうは尿道カテーテルといって、オチンチンの先から管を入れて排尿する。すなわちおしっこの垂れ流し。これ慣れるとなかなかいいものです。何しろ尿意なるもの全然感じなくてすむのです。
でも困るのは大きいほう。これ本当困ります。何しろベッドの上で寝たまま、ことをいたすのですから。私も一度挑戦しましたが、残念ながら成果を得られませんでした。もし体験したい方がいらしたら、ベッド〈布団〉に寝て、尻の下に洗面器を入れて息張ってみてください。多分力が入らないと思いますよ。そこであきらめてガマン、すなわち便秘状態にすることに。2日間の絶対安静が解けて、トイレに行って出した時のあの爽快感、忘れられません。そして便秘症の方の不快感がよ〜く分かりました。

術後の経過は順調で、ICUに3日間いて、その後は一般病棟へ。6E (6階東)という病棟で、眼前に新宿の高層ビル群が広がり眺望抜群。
でも病棟ではやることなし。やることといったらリハビリだけ。リハビリといっても心臓の機能の回復を促すためで、ただただ歩くこと。最初は6階のフロアだけ。徐々に範囲を広げて病院内から敷地内へ。でも服は取り上げられているので、病院外に出ることなど出来ず。夜の新宿はもっぱら見るだけ。そして毎晩思ったのが、仲間とビールを持ち込んで新宿の夜景を見ながら飲んだらさぞかし美味いだろうな、と。そう入院中もそんなことばかり考えていました。だから罰が当たって、こんな病気になるんだね。

入院中の楽しみは?
そこは食いしん坊のメキヒゲさん、「食事です」と、言いたいのだが、出される食事は塩分コントロール食U。多分一日の塩分量6グラム以下に抑えた食事。したがって美味いわけが無い。入院中、自分に課していたのが出されたものは全て食べること(マーガリンやジャムなどは除く)。しかし病院食、たいしたものですね。全部きれいに平らげたにもかかわらず、退院した時は体重が3キロも落ちていたのですから。ダイエットなさりたい方は是非入院して病院食を食べてください。必ず痩せますよ。
食事じゃなければ何が楽しみか?
そうそれはあのピチピチした、じゃない、キビキビした若くて可愛い看護士さんたち。何しろ彼女たち、風呂に入れない私の身体を拭いてくれたり、頭を洗ってくれたり〈入浴の許可が出たのは術後1週間してから)、手取り足取り何でもしてくれる、ありがたい存在。中には検査だと言って、私の貴重な血をとりに来る吸血鬼もいますが、大いに世話になりました。重労働にもかかわらずいつも笑顔を絶やさず、しかも安い給料で働く彼女たち、白衣の天使とはよく言ったものです。でもやはり重労働に耐えかねて、辞めていく看護士さんたちも多いとか。日本の医療、医療費や医者不足の問題だけでなくこの面も考えていかねばならないなと、実感しました。
どうですメキヒゲ、単なる中年エロ親爺ではありません。まじめにこういうことも少しは考えるのですから。

病室は中高年男性社会の縮図?
私が入った病室、6人の大部屋。もちろんすべて男。それも中高年ばかり。
入ってからしばらくして異様に感じられたのが、患者同士の会話がないこと。そんなこと関西や九州では考えられないでしょうが、東京では普通の姿かも。彼ら、看護士とは話すのだが、患者同士、朝の挨拶すらなし。イヤでしたね、その雰囲気。そこで始めたのが朝の挨拶。病院の朝って早いのです。朝6時ともなれば、洗面所は結構混雑。同室や違う病室の患者さんに会うと、まず「おはよう」と。そうするとちゃんと挨拶が返ってくるのです。ただ彼ら自分から挨拶をしないのですね。何故なんでしょう?
そして食事のあとなど、窓の外を見ながら「今日は暑そうですな」とか「今日はあいにくの雨、寒そうですな」あるいは「さっきいらしていたのはお孫さん?」などとたわいのないことを話題にして声をかけると、結構話にのってくるのです。そうなんです彼ら、話すのがイやじゃないんです。ただ話すきっかけがなかったのですね。それからは他の患者さん同志、結構話をするようになりましたっけ。
退院後、ある女性にこの話をしたら、「そうなんです。彼ら中高年の男性は柵を作ってその中に入っているのですね。そして何かことが起きるのをジッと待っているのですよ。決して自分からは行動をしないの。だから簡単、彼らを落とすのは。ちょっと優しい言葉や気のある素振りを見せると、コロッと一発で落ちてしまうのよ」と。彼女、決して結婚詐欺師ではありませんよ。仕事上で中高年の男性と接する機会の多い、有能なOLさんです。
Stageの諸兄たち、決して女性の優しい言葉や何気ない素振りに決して惑わされてはなりませんぞ。もうとっくに不惑を過ぎているのですから。
かく言う私めはいまだに彼女たちに右往左往させられているのですから、まったく情けないたらありゃしない。

退院後の今の私は?
入院して2週間で無事退院。
今は心機能を回復すべく、リハビリに励んでいます。先日もStage主催のイベント「遊歩さんと大江戸散策」に参加し、赤坂界隈を歩いて来ました。徐々に距離とスピードを増すつもり。
アルコールのほうは2日か3日にビールの小瓶一本を嗜む程度。まだまだ回復途上です。したがって夜の飲み会は当分無理。もっぱら活動は昼間中心。「ザ・クラブ 居酒屋」もしばらくは休場しますが、他のメンバーの方々はどしどし居酒屋・ライフを楽しんでください。しかし居酒屋情報は発信するつもりですので、お楽しみに。オフ会の会場相談には乗りますので、遠慮なくご連絡ください。

最後にメキシコ行きですが、1ヵ月半ほど伸びて7月下旬には日本を出るつもりです。それまで日本におりますので、またオフ会など計画いたしたいと考えております。

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