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メキシコ通信19 常春の楽園〜クエルナバカ [2008年02月07日(木) ]
早いものでもう2月。
私のメキシコ滞在もあと数日を残すことになってしまった。あの極寒の日本に戻らなくてはと思うと、ゾッとしてきますな。

さて今回は、日本からの客人2人と家内を連れて行ってきた、クエルナバカという町の紹介。
この町、メキシコの中でも最も好きな町の一つ。いつも花が咲き乱れ、世界遺産に登録されている教会もある。しかしここのお目当ては、何といってもラス・マニャニータスLas Mananitasというレストラン・ホテル。ここに入れば別天地、ゆったりとした時間が流れなんとも贅沢な至福の時を過ごすことが出来る。

クエルナバカ。といっても皆さんご存知ありませんよね。ここはメキシコ・シティから南へ80Km。車で約1時間半。年間の平均気温は20℃で、常春の町として知られ、古くはアステカの王様の保養地。今ではメキシコ市民の保養地で、金持ちの別荘やホテルなどの保養施設が立ち並んでいる。まあ日本で言ったら熱海か南紀白浜といったところか。昨年8月、聖路加国際病院の日野原博士がメキシコで講演を行った際、1週間程ここに滞在し体調を整えたそうです。

ちょうど桜に似た花が満開でした

この町にはメキシコを征服したエルナン・コルテスが居を構えたことでも知られ、今その建物は博物館として利用されている。また世界遺産にも登録されているカテドラルには1597年、豊臣秀吉の命で長崎で殉教した26聖人の処刑の模様を描いた壁画ある。この壁画は1952年の修復した際に発見され、26人の殉教者の中にメキシコ人宣教師・聖フェリッペ・デ・ヘススがいたことでここに壁画が描かれたのではと言われている。
またこの近郊には、遠く離れたユカタン半島で栄えたマヤ文明の影響をもつソチカルコ遺跡(1999年世界遺産に登録)や銀の町で有名なタスコがあり、観光にも事欠かないところだ。

さてさてお目当てのレストラン・ホテル「ラス・マニャニータス」。
まず中に入ると、放飼いの孔雀や鶴、オウムたちが出迎えてくれる。

孔雀と白孔雀。白い孔雀は珍しい


カンムリ鶴、フラミンゴとオオムたち

ここはレストラン・セクションとホテル・セクションに分かれており、ホテルは21室全てがスイート・ルームになっている。

(左)ホテル・セクション (中)ガーデン・スイートの内部 (右)客室の暖炉

どの客室にも大きなテラスがついており、そこから緑と花に溢れる庭園を望め、外部の音が全く聞こえないので、ゆっくり過ごすことができる。また夜ともなると孔雀が部屋の前の木々に止まり、そこで一夜を過ごしたりする。
このホテルにはファンが多く、常連さんはホテルに泊まるとすぐ次回の予約をしてしまうのと、客室が21と少ないので、予約を取るのが非常に難しいのが難点といえば難点。

(左)ガーデン・ラウンジ (中)食堂 (右)喫茶ラウンジ

レストランは大きく3つのセクションに分かれている。ガーデン・ラウンジ、食堂そして喫茶ラウンジ。
まず鳥たちに出迎えられたゲストは広々とした庭園を通り、ガーデン・ラウンジに案内される。そこでゆっくりアペリティーフなどを飲みながら食事のメニューを選ぶ。木陰で、緩やかに吹き通るそよ風に身を任せながら冷たいビールなどを飲んでいるとこの世の喧騒を忘れ、繁多な日々や観光に疲れた身体に新たな息吹が甦る気がしてくる。
そうこうしているとボーイが「テーブルのご用意ができましたのでそちらにお移りください。」と言ってくるので、食堂の方に移ることになる。
そしてここでゆっくりを午後の食事を楽しむことになる。午餐とはこう言うのを言うのかも。
ここの食事はいわゆるインターナショナルだが、勿論メキシコ料理もあり、味はここに通い詰めて20数年、一度も裏切られたことはない。

今回4人が注文したのは
前菜:ワカモーレ(アボガドをすり潰したおつまみ)
スープ:カボチャの花の温かいクリーム・スープとアボガドの冷たいクリーム・スープ
メイン:鯛の詰ものトリフ・ソース添え
    ヒレ・ミニヨンのラス・マニャニータス・ソース添え
    エビフライのココナッツ風味
    牛レバーのグリル、焼きタマネギ添え
ワイン:アルゼンチン・メンドーサ産の赤

どの料理も味といい、量といい大満足特に二つのクリーム・スープは大好評だった。
(食べるのに夢中になり写真を撮るのを忘れてしまった

さて、食事も終わり、デザートになると喫茶ラウンジに移ることになる。食堂で摂っても構わないが、やはりくつろげるラウンジで。ここではコーヒーやお茶、デザートの甘いものやチーズ、ブランデーやアニス等の食後酒を楽しむことができる。恰幅のいいメキシコ人などが葉巻を燻らせながら、食後を楽しんでいるのを見ると私めも早くあのようになりたいとおもわず思ってしまうが、まだまだ私、青二才。力不足を感じてしまうのがなんとも情けない

さてそうしていると陽も大分西に傾き、あっという間の4時間が過ぎ、帰る時間となってしまった。
勘定を払い(それが何と安い。これだけ飲んで食べて一人6,000円足らず)、メキシコ・シティへご帰還と相成るわけである。(ここに部屋を取ってあったらもう最高。そのままベッド・イン)

まさにこの世の楽園、何とも贅沢で楽しい午餐だった

この秋予定しているメキシコ・オフ会では必ず、皆さんをここにお連れ致しますので、是非ご参加ください

Posted at 10:06 | メキシコ通信 | この記事のURL
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