転院前、もう もたないだろうと思っていた父が詠んだ歌です。
息も絶え絶えで何を言っているのか判らない父の言葉を、何度もやり取りして、私が書き取りました。
はえ松の青い小庭に一本の
どうだんつつじ今もう一度 栄八
去年見た一本のどうだんつつじが、庭の松の緑に対比してあまりにも美しかったので、父はすぐに母を呼んだそうです。
「きっと来年も二人で見ようね」と言って…
それが、中々歌にならないと父はもどかしげでした。
時代劇の武将が息を引き取る前に和歌を詠むシーンはドラマの上だけかと思っていましたが、人間と言うものは、息も絶え絶えの状態で力の限り歌など詠むんですね。
創作に満身のエネルギーを注ぐ父を目の当たりにして、自分は未だ未だ甘いなと思いました。
息も絶え絶えで何を言っているのか判らない父の言葉を、何度もやり取りして、私が書き取りました。
はえ松の青い小庭に一本の
どうだんつつじ今もう一度 栄八
去年見た一本のどうだんつつじが、庭の松の緑に対比してあまりにも美しかったので、父はすぐに母を呼んだそうです。
「きっと来年も二人で見ようね」と言って…
それが、中々歌にならないと父はもどかしげでした。
時代劇の武将が息を引き取る前に和歌を詠むシーンはドラマの上だけかと思っていましたが、人間と言うものは、息も絶え絶えの状態で力の限り歌など詠むんですね。
創作に満身のエネルギーを注ぐ父を目の当たりにして、自分は未だ未だ甘いなと思いました。

