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JAZZ談義(18)[2007年09月14日(金) ]
        JAZZ以前の音楽

それまでピアノという楽器に触れるチャンスが無かった
 黒人達が、次第にピアノを手にし、弾きこなす様に生ま
 れたのが、ラグタイムです。このラグタイムもジャズの
 基盤となる音楽と言っていいでしょう。
 1893年、フレッド・ストーンと云う人が書いた曲に初
 めてラグタイムと云う言葉が使われていますが、ラグ
 タイムの”Reg”とは(不揃い)とか(デコボコ)と云う意
 味で、音を小節の中に整然とはめ込まずに意識的に
 ずらして演奏することを意味します。これがジャズに大
 きな影響をあたえたとされているのです。ラグタイムの
 発祥を楽譜が出版された時点と考えると、1895年に
 ベン・ヘンリーが自曲を出した時と云うことになる。ヘン
 リーはその後ラグタイムをニューヨークにもたらし、流行
 らせました。最初の器楽演奏によるラグタイムはウイリ
 アム・クレルの”Mississppi Rag”で1897年のこと
 です。無伴奏で歌われていたワークソング(労働歌)や
 スピリチュアル・ソング(霊歌)などにも、ピアノの伴奏
 が次々と取り込まれていきました。

フランス人と黒人の混血をクレオールと呼ぶことは先回
 お話ししましたが、このクレオール達は当初は白人と同
 等の扱いを受け、音楽教育も含めてヨーロッパ的教育を
 受けていました。然し1865年に南北戦争後の(奴隷解
 放令)により、クレオールの人達は白人の扱いを受けな
 くなったばかりか、其れまで優越感を抱いていた黒人か
 らも迫害されてしまうのです。その結果、次第に没落し
 ていく過程で、クレオールの人達が黒人社会に入り込
 んでいくことになるのです。そして、アフリカ出身の黒人
 達が奏でる音楽や歌に、クレオール達が身に付けた西
 洋音楽の要素が自然に溶け込んでいくことになります。
 そしてアフリカ出身の黒人達が奏でる音楽や歌に、クレ
 オール達が身に付けた西洋音楽の要素が自然にに溶
 け込んでいくのです。こうしてジャズの誕生に繋がって
 いくわけです。

クレオールの人達は普通の黒人とは逆に、奴隷制度
 が廃止されたおかげで、有産階級の地位を失って、単
 なる黒人と見なされる様になり、人種差別を受けるの
 です。そのクレオールが奏でる旋律を”Creole Tune”
 と呼んで、クレオールがの演奏するジャズを”Creole 
 Jazz”と呼称しました。やがて、黒人のジャズと融合し
 てひとつのジャズに姿を変えるのですが、最初の頃の
 クレオールの音楽は西洋的な洗練されたもだったの
 です。
 アメリカに奴隷として連れてこられた黒人達は過激な労
 働を強いられました。過激な労働による苦しみを歌にし
 故郷のアフリカを思ってドラム缶を叩きそのリズムに合
 わせて踊り、歌いながら、耳に入って来る讃美歌、マー
 チ、労働歌,又はヨーロッパの民謡だったりと、なんでも
 ありーーーこうして、自然に黒人の体に刻まれたリズム
 感と西洋音楽のハーモニーが合体して、ジャズが誕生
 していくのです。

時代と共に徐々に黒人達の生活も向上してゆき、音楽
 の基礎を学んだプレーヤーも現れ始めます。ハーモニー
 も充実し始めて、なんとなく形つき始めたのが1800年
 の終わり頃です。
 ジャズはいきなり出来たわけではなく、この様に生活の
 中から生まれ、徐々に、根付いていったのです。

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コメント



Rui様

いつもコメント有り難う御座います。でも最近ですよこんなに真剣にJazzに対して思い入れたりするのは。結局はJazzが大好きなのですね。
やっているうちに、自分でもなにか新しい物が見えて来ます。

宜しくお付き合いをお願い致します。。
Posted by:ジャズ親父  at 2007年09月17日(月) 09:24

おはようございます。

今までジャズがどの様にして生まれたのか
等疑問にも思わず聴いていました。

こうして流れが分かると又違った気持ちで
聴くことができます。

それにしても「ジャズ親父」様のジャズに
たいする思い入れの深さを感じます。
ステキです。

Posted by:Rui  at 2007年09月17日(月) 07:24

おっちょ様
コメント大変有り難う御座います。
貴重な記録ですね。油井さんのjazzに冠する著書は
何冊かは持ってはいますが、2〜30年前のものです。
これ等の本も参考にしております。
最近例のKIng The Delta Singers(ロバート・ジョ
ンソン)を聞きました。1923年録音されたもので、19
61年に日本でSPから焼き直をしてLPにしたものです。
此れでを聞いて見ますとA面に8曲、B面に8曲の16曲
入っていますガ、ギター一本で語り掛けるように唄って
います。フレーズの繰り返しは多く、このLPの18曲の
内1/4はその傾向です。歌詞をみてみると方言とか意
味の無い言葉とかが多く訳に苦労したとライナーノート
は書いてあります。

何か新発見が有りましたら、御教え下さい。
宜しくお願い致します。

Posted by:ジャズ親父  at 2007年09月16日(日) 19:48

先日お話しました、油井正一さんの放送の録音を少し聞き直したところ、「History of Jazz」と銘打って1978年4月から2年間の長期間にわたる番組の初回でした。全てを録音していなかったようで、それでもジャズの歴史の一端を知る事が出来ると思います。これから、聞きながら、メモをしてまいります。

その中味の端っこですが、ジャズが出来るきっかけとしてその頃の、物売りの声がブルースの基になっていて、ブルースの音階に近いと言われていました。また、黒人がアフリカから南米を経由して北米大陸に入り込んだ頃は、英語が判らないので、一つのフレーズを繰り返す歌が多かったとも、言われていました。この辺は興味を覚えました。

詳しくは、メモを纏めてからにさせていただきます。
また、書棚を見たら、油井正一さんの著書「ジャズ・ラグタイムからロックまで」が見つかりました。これを参考にしたいと思います。
Posted by:おっちょ  at 2007年09月16日(日) 16:08

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