スイング。ジャズはハーレムから始まった?
1920年に制定された禁酒法はジャズをおおいに発展
させた事は前に語りましたが、所謂スピーク・イージー
とよばれるモグリ酒場が繁盛し、そこではジャズが必要
不可欠なものとなっていたのです。
しかし不法な営業行為であるこれらのモグリ酒場が
次々と摘発されていくにしたがい、店の多くはダンス・ホ
ールに衣替えをしたのです。それは職を失いたくない
ミュージ・シャン達からの要望でもあったのでしょう。
またダンス・ホールの演奏に飽き足らなくて、コンサー
ト形式の演奏会を開くミュージシャンヤバンドもありまし
たが、これらはあまり成功したとはいえません。
この時代はジャズが鑑賞用音楽として認知されておら
ず、ダンスの伴奏や酒場のBGMといったものでしか
存在価値ガ見い出されなかったのでしょう。そこで、
コンサートで演奏したいミュージシャンの気持ちを満
足させ、なおかつダンスの伴奏や酒場でのBGMの
役割も両立させようと考えられたのがレビューだっ
たのです。

レビューで一番の評判を呼んだのがデューク・エリントン楽団であるのはご存知のとう
りですね。
彼のオーケストラはハーレムにあったコットン・クラブを
拠点に、ジャングル・ムードと呼ばれる独特のスタイル
で人気を集めていき、それが評判に評判を呼んで、ハ
ーレムではジャズが一番人気のエンタテインメントにな
るのです。そしてこのオーケストラやさまざまなジャズ・
バンドがコットン・クラブに続けとばかりにハーレムで
次々にオープンしたクラブで演奏を開始するようになっ
たのです。
大不況でアメリカ中が暗く沈んでいた時代にハーレム
だけは明け方まで賑わっていたとか。
ちなみに当時のハーレムは、現在のイメージとはまっ
たく違う高級社交街なのです。黒人が住み着いてスラ
ム化するのはしばらくのちのことです。1930年前後
は金持ちの白人が集まってくるアメリカ有数の高級
クラブが林立した一角だったのです。そしてここからス
イング・スタイルのジャズが評判を呼ぶようになるので
す。
デューク・エリントン
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at 19:00
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