この年齢で書店のコミック売場に行くのは勇気がいります。めざすは「ZREOゼロ」(原作・愛英司、漫画・里見桂)。ある日、芸術系のテキストを開いたら、著者がこのコミックを紹介していました。その時、コミックが読めなくなっている自分に気づいたばかりの頃でしたから「???」という疑問符が頭の中をかけめぐりました。
コミックは嫌いではありませんが、とても片寄っていて、少女漫画の大島弓子さんの作品群だけを愛読しております。吉本ばななの「キッチン」は大島弓子さんの作品に影響を受けていますものね。
なかでも「グーグーだって猫である」は大好きです。あるとき、その一冊を読もうとしたら、「よ、読めない、なんで?」でした。頁を繰っても、繰っても、ストーリーが入ってこない。冷や汗が出ました。

それでわかったのは、コミックを読むとき人はいろいろな能力を同時に使っているということ。絵を見て、文字を読んで、ストーリーを追っている。この多種能力同時進行使用が出来なくなってきたのでした。
老化現象の一つでしょうか。けれども、テキストが薦めるなら読まないわけにはいきません。手はじめに古本屋で一冊手にいれて読んでみました。時間はかかりましたが、何とか読み終えました。
お、面白い。テキストが薦めるのは当然、納得。ジャンプコミックというジャンルの本を初めて手にしましたので、この本のシリーズ以外にはよく知りません。
けれども、コミックというものを見直しました。「この世に存在する全ての物を本物に複製する。神の手をもつ究極の贋作者」のものがたり。「芸術の裏に隠された真実を暴き、歴史の闇に埋もれた謎をときあかす……」という。
NHKの「迷宮美術館」がお好きでよく視ていらっしゃるという方なら、きっとこのコミックの面白さがおわかりになります。ただし、小説を読むより時間がかかるかも(笑)。
財力にものをいわせ(笑)、2年がかりで第1巻から最新刊の第64巻まで全巻揃えました。一度ならず、何度も何度も読み返します。そうすると、また新たな発見があったり、感動があったりします。それは、多種能力同時進行使用の訓練になっているかもしれませんね。
芸術作品という特殊な素材を、こうまで描きつづけられるものなのかと感心しつつ、一方、芸術作品は次から次へと生み出され、見出されているのですから、このコミックのネタもつきないのだろうと思います。
そして、発売日には書店にでかける。コミックを若者だけの文化にしておくことはありません。さぁ、コミックはお好き?
☆今日のコミック
ジャンプ・コミック・デラックス『64ゼロ 父の教え』
著者・愛英史/里見桂
発行年月/2008年6月9日第1刷 発行/集英社
『グーグーだって猫である3』
著者・大島弓子
発行年月/2007年5月25日初版 発行/角川書店
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at 06:44
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コミックは意外にも奥が深いです。




いつもありがとうございます。返信遅くなりごめんなさい。
お嬢様とご一緒に読まれたなんて、仲良親子さんで
いらしたのですね。中学生といえば難しいお年頃。
楽しい会話を交わされた様子が目にうかぶようです。
「タッチ」全巻とはすごい
はい、金魚にはなごんだり、癒されたりします。こちらも
奥が深いです。