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気がつけば、まだまだ本棚には、忘れられたように絵本が何冊かあります。
手にとれば、わあ、なつかしい。表紙は色あせ、ところどころ破け、らくがきさえも。
それでも手放せなかったのは、わたしの「たからもの」だからかもしれません。
そんな愛着のこもった絵本とともに日々の暮らしを気ままにつづります。
ぜひ、あそびにきてください。

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お久しぶりに♪ [2008年08月28日(木) ]
 おなべを焦がしてしまいました。みごとなもんでしょう?何十年ぶりです。そのむかし、アルミの寸胴なべを火にかけているのを忘れてしまい、気がついたときには、レンジの上からあとかたもなく溶けて消えていたことがありました。

 よく火事にならなかったものと今考えてもゾッとします。今回は、ほうろうのなべですから溶けてしまわず焦げ焦げになりました。水にふやかして、たわしでこすってみたけれど、ほうろうがはがれてしまい、使いものになりません。

 それであきらめて、さようならしました。何を焦がしたかって?カレーが突然食べたくなり、いつもは大きななべに作るのに、少しでよいからとこの小なべにしたのが間違いのもと。でもね、お味はお焦げが香ばしく複雑にからみあって、けっこういけました。

 もう二度と作れませんけど。

Posted at 09:24 | エトセトラ | この記事のURL
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夏のとげ♪ [2008年08月27日(水) ]

 夏の間、毎週決まった曜日の決まった時間にこの角を通りかかりました。すると決まってこの縁石に腰掛けているおじいさんがいました。いつも同じ麦わら帽子に半ズボン、白地の虫取り網をもって、虫かごを斜めがけしたその姿は、「むかし少年」そのままでした。

 ときには藪の中にわけいり、虫をおいかけていらっしゃいました。お孫さんのためかしらと、ほほえましくもありましたが、毎週のことなので、実はちょっとこわかった。それで、日傘で顔をかくして、遠巻きにして角を曲がりました。

 先週の急に涼しくなった日の午後、最後の用事でこの角を通りかかると、その姿は消えていました。この角の縁石近くをこんなにまじかに曲がるのは初めてのこと。緑色に近い白い花をたくさんつけた名もなき花が咲いていました。

 声をかけてみればよかったかな。心にささった小さなとげのように、少しばかり後悔しています。夏は終わりです、ね。そういえば、ことしはひぐらしもつくつくほうしも鳴きませんでした。

 東京地方、今日は久しぶりの晴れ模様。残暑が厳しくなりそう。

Posted at 11:15 | エトセトラ | この記事のURL
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あらっ、もう? [2008年08月26日(火) ]

 あらっ?イチョウの葉が落ちている。また、気の早い落としものをみつけてしまいました。近所の公園をとおりかかると、地植えのアイビーの上にぺたりと貼りついた葉がありました。小雨に濡れて、大きな葉の一部になって、きれいに色づいています。

 画像の中央少し上の葉です。思わず拾って持ち帰りました。きままの胸をかざっているのがそれ。フリルのようにみどりがふちに残っていますが、まぎれもなく色づいています。

 まだ八月、弱々しいけれど蝉の鳴く声も聴こえているというのに、イチョウはもう色づいて葉を落としたのです。その場で、みあげると青々としたみごとなイチョウの木です。中に数は少ないけれど、黄色に色づいた葉が混じっているのがみえます。

 このところ気温差がはげしかったので、あわてたのでしょうか。鈍感なニンゲンどもをおきざりにして植物たちはもう冬の準備を始めているのですね。

 さぁ、わたしたちも、ぐずぐすしてはなりませぬ。冬支度を始めなくては、と思える今朝の東京地方です。

Posted at 10:25 | 花だより | この記事のURL
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気の早い落しもの♪ [2008年08月25日(月) ]
 東京地方もずいぶんと涼しくなりました。昨日の小雨の降る夕方の買い物に出た帰り道に、敷石の隅できらっと光るものが転がっていました。ほんとうに光ったわけではないのでしょうが、わたしの目にはそう見えました。どんぐりでした。よくみると、あちらにも、こちらにも、落ちています。

 ひとつひとつ拾いながら歩くと、手の中に十個ほどにもなりました。それがこれ。たちどまってみあげると、昨年みつけて埋めておいたら芽をだした、あの子に似た細長い葉の木です。気の早い落としものね。また植えよてみようかな。来年、芽を出すかしら。

 こちらは春におもいがけず芽を出したそのどんぐり。こんなに育ちました。もう、きままの背丈をはるかに越えました。一人前に木の風情。芽をだしたばかりの葉は白い花のようにみえるのも発見です。

Posted at 08:30 | 花だより | この記事のURL
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夏の終わりに読む絵本『葉っぱのフレディ』 [2008年08月23日(土) ]
 夏の終わりに読む絵本として、『葉っぱのフレディ』はいかがでしょう。この題名からオー・ヘンリーの短編「最後の一葉」を思い出される人は多いかもしれません。

 同じ題材を、葉っぱをみている人間の側から描いているか、葉っぱ自身の側から描いているかの違いです。作者はいいます。この絵本を「子どもの心をもった大人たちに贈る」と。

 あれ?どこかで聞いたような…、そう『星の王子さま』に似てない?おとなは、だれも、はじめは子どもだったという。ま、いいか。気にしない、気にしない。
 
 実はこの絵本は子どもたちの本ではありません。ちょうど十年まえ、職場の異動で同じチームになったひとまわり年下の当時三十代の独身女性からわたしにといただいたもの。この絵本がブームだった頃のことです。

 これは、大人に贈る本だったのですね。葉っぱに託して、その一生を描いています。知らずに読んで、哲学的!と思ったのは、作者が哲学者だったからでしょうか。

 読み終えたとき、だれもがしずかに考えこみたくなる。そう、夏の終わりにピッタリの絵本です!

☆今日の絵本
 『葉っぱのフレディ―いのちの旅―』
  レオ・パスカーリ作 みらい なな訳  島田 光男画
  1998年12月14日発行 発行/童話屋

☆今日の絵本のことば
  また 春がめぐってきました。

Posted at 13:41 | 絵本 | この記事のURL
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エコバック、持参します? [2008年08月21日(木) ]
 こころなしか蝉の鳴き声に秋が近いと感じる今朝の東京です。それでも日中の暑さは真夏なみ。こう暑いと、お買物は夕方遅くの涼しくなってからになります。ちょうど帰宅時間にあたるようで、お勤め帰りの方がエコバックを持参されるのをたくさん目にします。わたし?はい、もうあたりまえのように持参しております、です。

 いつだったか、○リジンというお惣菜やさんでサラリーマン風の若い男性が、このお店のポリ袋を持参して、入れてもらってました。あらあら、とほほえましく感じたものです。どうなんでしょう、スーパーなどの買物にエコバックを持参します?

 うちの場合、いちばん多く使うのはこれ。関西に住む娘が天保山の美術館のミュージアムショップで買って送ってくれたもの。黒いただの四角い布の袋。マチもついてませんよ。けれど、これとても重宝なんです。くるくるっと小さくまるめてさっと持って行けますし、何よりかさばらないところがいいですね。

 うちの近所では日中の買物時には、エコバック持参の方ってあまりおみかけしないように思います。さて、こちらは実家の母が作ってくれたもの。柄の部分が太くてしっかりしているので、牛乳などの重いものを買う予定のときにはこれをもって行きます。

 もう一つ、東京都写真美術館のミュージアムショップで「エコバック」として売っていたもの。たった今ひろげてみて、こんな柄だったのね、って知ったばかり。ひねくれた感じの猫ちゃん(ですよね)がかわいいのかしら?サイズは少し小さめで実用向きではないかもしれません。

 もう、だいぶ前から買物にはエコバックを持参しています。商店街には買い物かごを持っていって、何でもその中にいれてもらった昭和のなつかしき良き時代を思い出しながら。誰でしたっけ?思い出は「タダでできる時間旅行だ」と言ったのは?
 

Posted at 09:22 | エトセトラ | この記事のURL
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写真展のギャラリートークで♪ [2008年08月18日(月) ]
 「ビワマスは川を遡上してきます」という説明に、「知ってるよぉ」とかわいい一声。話の途中のいきなりの発言に「そうか、知っているか」と応じられたのはさすがです。そこで夏休み中の小学生の男の子が混じっていることに、その場にいた人は気づいたのでした。

 小学生とはいえ熱心な聴講者だったのでしょうね。今森光彦写真展「里山」のご本人のギャラリートークでのことでした。琵琶湖の固有種である鱒の写真を前にして、五十名ほどの聴講者でした。土曜日の昼すぎ、たまたまその時間に会場に居合わせたわたしは作者自身の話が直接きける絶好のチャンスと参加したのです。

 大津市に残る里山(このことばは今森氏の造語だそう)の風景の中にさりげなくその土地に暮らす人々をとりこんで撮した写真を等身大に拡大した作品はみるものを圧倒してきます。とりわけ田園風景は新潟の豪雪地帯で育ったわたしにはなつかしいものでした。

 けれども、ご本人は「里山を、ほとんどの人は「なつかしい」といいます。でも、ぼくの目には、それが、「未来の風景」に見えてなりません。里山の風景は、むしろこれからぼくたちが積極的につくっていく、再生していくべき風景だと思っています。」とおっしゃるのです。

 ききながら、今森さんあまりに楽観的にすぎるのでは?と苦言を呈したくなるのです。ものすごい速さで日本の森は今失なわれているそうですね。なのに、この風景が「未来の風景」だとおっしゃる。そうあってほしい。そうでなくてはならない、のですけれども。

 さて、今日の絵はがきはその会場でもとめた一枚です。「初夏の花畑」と題されたこれは、土手に咲いた雑草をうつしたもの。まるでターシャ・テューダーの庭のようではありませんか。これをうつした今森氏が意識されていたかどうかわかりませんが、ターシャは「自然のままが一番の配色」と語っています。まったく、そのとおり、と思える写真です。

 手つかずの自然の土手でなければ、このような花畑にはなりません。わたしがこどもだった頃の土手はこんな風だった、はず。今、そんな土手がどのくらい残っているかしら?

Posted at 07:34 | 絵はがき | この記事のURL
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夢だったのかしら? [2008年08月15日(金) ]

 今年82歳になる母が一昨年、手術入院をしました。母にとって初めての手術。病名を本人には知らせない覚悟の手術でした。手術直後の夜は身内の付添いを、との病院側からの依頼で母のベッドの下で横になりました。

 麻酔が切れてきたのか、とぎれとぎれに母が痛い痛いとうめくのを耳にしながら、うとうとと浅い眠りでまどろんでいた深夜、ナースがみまわりに来る足音がきこえてきました。「あぁ、よかった」これで母の痛みも何とかしてもらえると思いました。

 カーテンをそっとあけて母の様子をうかがっている気配に、目を閉じたまま耳を澄ませました。ところが、どういうわけか、その足音は母のベッドではなく、わたしの布団のまわりをぐるりとまわるのです。どうしたのだろうと思いながらも昼間の疲れからか起き上がることができません。

 そのうちに、わたしの顔を息がかかるくらいのぞきこんで「わかるか、わかるか」と問いかける声がします。「わかるかといわれてもなぁ、わからないわ」と朦朧とした頭の中で思いつつ、「わからん」と返事をしようとしますが、声がつまって、「うううぅ」と思うように返事ができません。

 すぐ側に誰かがいる気配に、目をあけようとするものの、瞼が糊でくっついてしまったように、どうしても開けることができないのです。そうこうするうちに、その足音は遠のいていきました。

 その夜、「わかるか、わかるか」とわたしの名前をよびすてにして顔をのぞきこんできた声は、思い出せばたしかに伯父の声でした。けれど、それはとても不可解なことです。母の兄にあたる伯父はその前年に他界していましたから。

 決してわたしは霊魂の存在を信じているわけではありませんが、この年齢になると、そんなこともあるのかなぁ、と自然に思えているのです。

 母と仲良しだった伯父は心配のあまり母の様子をみにきてくれたのでしょうか。そのおかげか、母は死に至る病を患ったことなど嘘のように元気になりました。

 母にこのことを話しても、「あんた、また夢でもみたこてねぇ」と相手にしてくれません。「ホントなんだからぁ」と何度もくりかえすうちに、「やっぱり夢だったのかしら?」と、だんだん記憶があいまいになってくるのです。

 健康をとりもどした母と六月に函館旅行ができたのは、伯父のおかげかもしれないと、今では思えています。さぁ、この話信じます?

Posted at 07:34 | エトセトラ | この記事のURL
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ドクターフィッシュ♪ [2008年08月12日(火) ]
 お魚といえば、食用にする(ごめんなさい、お魚くん)か、鑑賞するものと思っていました。イルカやクジラはお魚ではありませんから、お魚の方から積極的に人間に働きかけることがあるとは、知りませんでした。昨日のこの経験をするまでは。

 温泉施設のフロントでチェクインするとき、係りの方に「ドクターフィッシュもありますから、是非おためしください」とすすめられたときは「???」でした。お魚のお医者さんて何だろう?と想像すらできなかったのです。

 好奇心は人並み以上ですから、早速いってみました。感想?「あぁ、すっきりした」かな。温泉のなかを小さめのさまざまなサイズの黒っぽいお魚が泳いでいます。小さい子はめだかにそっくりですよ。

 実はコイ科の淡水熱帯魚なんですって。その中に足を入れると、さぁーっと寄ってきて、足をつつきはじめます。くすぐったぁい。わぁん、足の裏もつついてるぅ。こうして、足の古い角質をついばんでくれるの。で、ドクターフィッシュ。なるほど。

 しばらくして慣れて、あたりを見回すと、先に入っていた目の前のカップルの足にはお魚がいないの。みぃんなわたしのところに来ているみたい。オイ、オイ、そんなに角質が溜まってたぁ?

 「年季がちがうの、あなたたちの倍は生きているから、角質溜まってるのよ、ごめんなさいね」などと言いわけしたりして。15分、1050円。珍しい体験のお値段としてはまぁまぁかな。そうですね、お肌はすべすべになりましたよ。

 足のむくみや肩こり、腰痛にも効きめがあるそうです。わたくし、この全てにあてはまります。なのでアンヨの具合もなんだかいいみたい。気もちよかったぁ、また行きたぁい、ですもん。お近くに温泉施設がありましたらば、試してみませんか?

Posted at 07:43 | エトセトラ | この記事のURL
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食べられる実? [2008年08月10日(日) ]
 トケイソウに実がつきました。トケイソウはパッションフラワーというそうですね。このまま熟すとパッションフルーツになるのかしらん?だとしたら食べられる実?

 7月4日の『トケイソウのカップ』の記事のときは、こんな実ができるなんて想像もしませんでしたよ。だって一日限りの花は翌日にはしぼんで、いさぎよく額(カップ)から落ちてしまったのですもの。

 いつだったか、咲き終わったのに落ちないので、いやにしぶといなぁ、とみていたら、花の中に実を隠していました。植物を育てていると、たくさんの不思議と発見に出会いますね。

 今朝もトケイソウの花が一輪さきました。そこで、おすましなきままと記念撮影をしてみたのです、どう?今日は日曜日、夏休みの子どもたちの声よりも蝉の鳴き声のほうが元気な東京地方は曇り空。少しはしのぎやすいかしらね。

Posted at 09:58 | 花だより | この記事のURL
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