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気がつけば、まだまだ本棚には、忘れられたように絵本が何冊かあります。
手にとれば、わあ、なつかしい。表紙は色あせ、ところどころ破け、らくがきさえも。
それでも手放せなかったのは、わたしの「たからもの」だからかもしれません。
そんな愛着のこもった絵本とともに日々の暮らしを気ままにつづります。
ぜひ、あそびにきてください。

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何億年後の奇跡♪ [2008年09月30日(火) ]
 今朝も雨模様のお天気です。このところ急に涼しくなって、身体がなかなか環境に適応できずにいます。などと、かた苦しく言ってしまいましたが、何のことはない、お腹を冷やしてしまいました。

 以前はこんなときはホッカイロで温めていました。あるとき、ふと気づいたんです。むかしは温めた石を懐に入れて暖をとったというじゃないの?石をレンジで温めたらどうだろう?と。

  はい、そうしてみましたよ。うまいぐあいに、十年前にサハラ砂漠をたずねたとき(「星の王子様の砂漠は」3月5日記事)、その入り口の町「ワルザザド」で手に入れたアンモナイトの化石がありました。

 大きさも手のひらにおさまるサイズでちょうどよいし、これを1分10秒レンジでチンして、布の袋に入れてからお腹にいれます。ふむふむ、いい感じ。何回も使えて、使い捨てではないから、エコにもなる。

 それにしても、何億年後にニンゲンのお腹をあたためることになろうとは、このアンモナイトも知るよしもなかったでしょうね。

 夕暮れ時にたどりついた砂漠の町の化石加工場の中に、山積にされていたアンモナイトの化石、どれでも好きなものを選んでいいよといわれても、山のようにあるものですから、もう、目をつむってエイヤッって選び取るしかありませんでした。

 そうして、やってきた日出づる国のニンゲンのお腹に密着して、この化石はその役目を果してくれています。何億年後の奇跡。

 化石加工場の前の空き地で、連れが買物を終えるのを縁石に腰掛けて待っていました。すると、夜のとばりの中を何人もの人々が行き交っているのです。

 ちょうど、仕事が終って帰宅する時間だったようで、めざとくわたしをみつけた土地の人たちは皆、くちぐちに挨拶をしてきます。「こんばんはぁ」と。

 え?日本語?しかも、この時間にする挨拶を知っているし。異国の地で聴いた最初の日本語でした。思わずわたしも「こんばんはぁ」と日本語であいさつをかえしていました。

 行き交うほとんどの人が「こんばんはぁ」というものですから、何回「こんばんはぁ」を連呼したことやら。高い建物がないので人々の頭上の、丸いお月さまだけがこちらを見おろしていました。

 家族の待つわが家へと、月が照らす道に姿を消して行く人たちの笑顔を、お腹にアンモナイトをいれるたびに思いだすのです。そして、あのときの人々は今日もあの町でおだやかに暮らしているだろうか、と十年を経た今日も思いをはせるのです。

 そう、これも何億年後の奇跡。

Posted at 08:46 | 異国のはなし | この記事のURL
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東京の一日には四季がある♪ [2008年09月23日(火) ]
 『ロンドンは一日の中に四季がある』とはよくいわれます。この頃、東京もそんな感じしません?朝、雷が鳴りひびき、強い風とともに雨が降ってきたと思ったら、風がやむと厚い雲の間から青空がのぞき、その空が夕方には夕焼け色に染まる。そんな一日が多いような気がします。

 そのロンドンの絵はがきを今日はご紹介しますね。これは『PICCADILLY CIRCUS』の風景です。

 この絵はがきを選んだわけ、おわかりですね。右隅に描かれている看板のマークは、たしか…、そう、あのSANYOではありませんか?むかし、外国で日本製品をみかけるとうれしかったものです。

 すれちがった車の後部に大きくかかれたTOYOTAの文字、SONYの看板や製品。今はどうでしょう?この絵がきは十五年ほどまえに現地で手に入れたもの。ピカデリー広場も様変わりしているのでしょうか?

 もう一枚はこれ。

 実は、こちらは前のはがきの風景を反対側から描いたもの。ほら、奥の緑色の屋根は、SANYOの看板の隣の建物ですから。『EROS,PICCADILLY CIRCUS』という題名です。どちらかといえば、こちらの方がピカデリー広場らしい風景ですね。

 さて、二枚の絵はがきの空に浮かんだ雲にご注目ください。昨日の東京の空にはこんな雲が浮かんでいましたね、九月だというのに。

 やっぱり、東京の一日にも四季がある?

Posted at 08:19 | 絵はがき | この記事のURL
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バッテリって必要でしょうか? [2008年09月20日(土) ]
 悩ましい、あぁ、悩ましい。ノートパソコンのバッテリーがこわれてしまった。

 今朝、寝ぼけまなこでパソコンの電源を入れたら、NNN?電源が入らない。おや!ど、どうしたの?電源スイッチを押せども、押せども反応なし。電源をたどっていくとコンセントがはずしてあった。昨夜、雷が鳴ったので、あわててコンセントを抜いたんだったわ。

 コンセントをいれなおし、電源を入れると、おぉ、起動してきた。あれ?でもぉ、バッテリーがついているのだから、コンセントが抜けていても起動はするはずよ。と、よくみれば、タスクバーの中のバッテリーメーターのアイコンがコンセントマークに変わってる。

ただいま放電中

 カスタマーリンクに電話をすると、修理に出していただいた方がよいとのありがたいアドバイス。バッテリーがなくても、パソコンは使える。修理に出せば、一週間はかかるし、お金もかかる。

 ノートパソコンにバッテリーって、必要かしらん?アドバイスにしたがって、ただいまバッテリーを一、二時間ほど放電中だけれど、直らないような、予感がする。やっぱり、買い替え時なのかなぁ。あぁ、悩ましい。

 台風一過のベランダに、今朝、まだまだ先と思っていた萩の花が一輪咲いていて、少しご機嫌がなおりました。風に揺れて、平安人が愛した花らしい、たよりなさげな風情がステキ。鉢植えたちにも被害はなかったようす。

わかるかしら?

 それでも、バッテリは必要かしらと、悩ましい。だから、うれしさは中っくらい。

Posted at 12:31 | エトセトラ | この記事のURL
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裏わざ・ミントティーの作り方 [2008年09月18日(木) ]
 モロッコで鼻に詰めたことを思い出すきっかけとなった、とれたてミントの葉で、ミントティーを作りました。葉の量が少ないので、小さいポットにしました。

 生の葉をそのままポットに入れて、熱湯をそそぎ、待つこと三分。カップに少し注ぎお味見。NNNNN?ミントってこんな味だったっけ?

 葉の量が少なめなので、お湯も少なめにしたのだけれど、味がうすいような気がします。そうだ、レンジでチンしてみよう。ポットのままレンジに入れて一分十秒。おぉ、ミントのよい香りがしてきました。

 こんどはどうかしら。アチチ、ポットが熱くて触れません。ミトンをして取り出し、また少しだけ、カップに注いでお味見。アチッ。こんどは舌をやけどしてしまいました。冷めるまで待ちましょ。

 頃合をみはからってカップに注ぐと、濃厚なミントの香りが漂い出ました。これ、これ、これよぉ。わぁー、おいしい。モロッコのミントティーそのものだわ。あっという間に、のみほしてしまいました。

 ところで、モロッコのミントティーはほんとはとても甘かったの。たっぷりのお砂糖が入っていて、それがおもてなし、なのでしょうね。今回、わたしはお砂糖をまったく入れずにいただきました。

 ハーブティーには、お砂糖入れない派なんです。このミントティーにはレンジに入れる前に、十センチほどのローズマリーを加えましたよ。それで、香ばしくなったように思います。とっておきの裏ワザです。レンジでチンのあとのやけどにはくれぐれも気をつけて。

追伸:レンジでチンしてお代わりした、二番茶もおいしくいただけたことを、つけ加えさせていただきますね。

Posted at 08:30 | 異国のはなし | この記事のURL
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『絵のない絵本』の夜に♪ [2008年09月17日(水) ]
 昨夜、日付が変わる頃、ベランダに出ると、鉢植えたちの影が床に落ちていました。「おぉ、お月さまが」と空をみあげると、中空のてっぺんに、さえざえと光っておられました。

 大きな雲にひびが入っていて、切れはしになって流れています。そのせいで、月が猛スピードで動いているようにみえます。しまいには雲の中にかくれてしまい、ベランダは一瞬の闇にしずみ、しばらくすると、また月が雲間から顔をのぞかせると、植物たちの影がゆっくり濃さを増す。この繰り返し。

 お月さまと鬼ごっこしてるみたい、とベランダにしつらえた椅子にこしかけて思いました。そう、これが月光浴。そのうちに、月が雲間からのぞくたび、何かを語りかけてくれているように思えます。

 あ、『絵のない絵本』だ。

 アンデルセンのこの物語は、貧しくて孤独な青年のもとに、幼なじみの月が夜ごとたずねてきては、月がみたことを話してくれるという短編集。月がみおろす何気ない風景の中に隠れている、ちょっぴりこわくて、かなしくて、せつなくて、あまくて、うつくしいおはなしのかずかず。

 アンデルセンの生きた時代は、もっと月の光は強く、闇はもっと深かったにちがいありません。

 手元にあったのは岩波文庫のあの表紙のもので、うすい紙がかかっていました。いそいで探すのですが、どうしたわけか今はみあたりません。なので、今日の画像はありません。だって、『絵のない絵本』ですものね。

☆きょうの絵本
 『絵のない絵本』
 ハンス・クリスチャン・アンデルセン/〔著〕
 大畑末吉/訳、 岩波書店、1978年発行

Posted at 08:28 | 絵本 | この記事のURL
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ミントを鼻につめた話♪ [2008年09月15日(月) ]
 朝起きて、ベランダに出たら、ペパーミントがいつのまにか増えて、葉がこんがらがっているのに気がつきました。かきわけて、ほどいて、整理して、枯れたものをとりのぞいたらこんなに小さくなりました。ミントティーにしようかどうしょうかと眺めているうちに、この葉を鼻に詰めたときのことを思い出しました。

 サハラ砂漠をランドクルーザーで疾走した話は以前ご紹介しました。ほら、「サハラの砂は時をきざむよ」(3月6日記事)あたりで。10年前にモロッコを旅したときのことです。そのサハラ砂漠に沿って、カスバ街道を東へ走ってたどりついたフェズの町。(写真はそのサハラの砂で作った、砂時計)

 ガイドの方に案内された、迷路のようなスークの一角の建物の前で、一握りのミントの葉が配られました。NNNNN?入り口の階段を登る前に、この葉をグイッと鼻の穴に詰めよと言います。

 わけもわからず、そのとおりにしました。そして、登った建物の屋上から見えたのがこの景色。

 そう、皮の染色工場でした。

 男たちが懸命に働いている姿がうつっています。強烈な皮の臭いがしていました。それが、鼻に詰めたミントの葉のおかげで、気にならない。この町に来る前に寄ったカスバ街道の町でミントティーをごちそうになっていましたが、その葉をこんなふうに防臭に使うとは!もちろん初めてのことでした。

 ミントの葉はガイドの方がどこからか摘んできたものにちがいありません。あぁ、もっと良く観察しておけばよかったと、今頃思ってもあとのまつり。この写真をみた友人のひとりが、絵にしたいから貸してといいますので、焼き増ししてあげましたっけ。

 この染色工場の風景は絵心を刺激するのかもしれませんね。けれども、実はこの中には子どももひとり働いていたのです。10年前のこの町では、子どもは一人前の働き手でした。

 と、こんなことをつれづれに思い出しながら、やっと、やっぱり、ミントティーにしようと、決めました。さ、さ、ポットはどれがいいかしら?

Posted at 08:33 | 異国のはなし | この記事のURL
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母の忘れもの♪ [2008年09月14日(日) ]
 旅先からもどったまま、半月ばかりもわが家に滞在していた母が故郷の町へと帰って行きました。見送りにいった駅から帰宅すると、母の居室にしていた居間のテーブルの上にきちんと揃えて本が置かれていました。

 人は誰しも老いる。頑なになる。性格も変わる。わかっているつもりだけれど、実の娘のわたしに遠慮のない言葉を投げつける母には、腹立たしいよりもさみしさの方が胸にきます。どうしてあんなにも自信満々でいられるのかと、思える天真爛漫さ。

 故に、母との衝突は数知れず。私自身は子供たちと衝突することがほとんどないだけに、なぜかしらん?と思い続けてきました。ごめんなさい、母が元気でいるからいえるグチなの、承知しているつもり。

  返しておいてね、と言わんばかりに積んであったこの本は、わたしが読んだことのない本ばかり。途中で返却した本もあるので、この四冊はこの何日かで読み終えたのでしょう。母の足でも行ける近さの図書館で、わたしのカードで借りてきていたのです。

 「誰に気兼ねもなく、読書三昧で太ったわ」と公言して弟一家の待つ自宅へと帰っていきました。「そりやそうでしょ」と、にくまれぐちもききたくなります。そんな母と今年は二回も旅行ができたのは、やはりうれしいことなのですけれど、ね。

 ベランダに出れば、いつのまにか萩に小さなつぼみがついて秋の気配がします。そういえば、今日は十五夜でしたね。

Posted at 12:12 | エトセトラ | この記事のURL
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すてきなお皿がついてきます♪ [2008年09月13日(土) ]
 化粧品は通信販売で買うことにしています。というと驚かれるのかしら。よほどこだわりがあるのね、って。いいえ、そんなもの全くございません。どうせ必要なものを買うのなら、楽しいほうがいいじゃない、というわけです。

 このブランドの化粧品を通信販売で買うとついてくるおまけが、うれしいの。それにつられて、ついつい買ってしまいます。メーカーの思うつぼですよね。今回はこのお皿が二枚ついてきました。

 すてきでしょ。化粧品を衝動買いするわけ、わかってもらえますかしら?何を買ったかですって?えっと、口紅としみを隠すコンシーラー。

 そう、どちらも、このブランドである必要はまったくありません。このお皿がほしかっただけ。さ、さ、さ何かおいしいものがあるといいな。

 おぉっ、巷で流行りの函館土産の生キャラメルがありました。賞味期限がせまっていますから、そろそろいただきましょう、とお皿にいれてみました。メロン味がお口の中にふわっとひろがって、あっというまに消えてしまう、ふしぎなお菓子です。

 ところで、前回も同じものを買ったことに気づいたのは、商品が届いてからでした。アラアラ、どうしましょ。こちらは日持ちしますから、よしとしましょうか。

Posted at 08:44 | ステキなはなし | この記事のURL
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行列に並びました♪ [2008年09月12日(金) ]
 はじめて行列に並びました。いえね、デパートの北海道展でのことです。新潟から上京してわが家に滞在中の母が、行ってきたばかりの北海道の物産展があるから行きたいと申します。しぶしぶ同行しました。

 今人気のあるらしい牧場主兼俳優が作った生キャラメルがほしいのですと。整理券200枚分は完売でした。そこで、チラシでしっかり目をつけていた「お弁当」に並ぶと指をさします。わたしたちの後ろにもう人が並び始めています。なりゆきで行列に組み込まれてしまいました。

 ちょうど前に並んだSTAGE世代とおぼしき男性が、「四十分並ぶそうですよ」と話しかけてきます。母に「四十分よ、どうする?」と訊いても、平然として動きません。ええ、並びましたとも、ちょうど四十分。そこで、手に入れたのがこのお弁当。

 ごめんなさい、食べた後に、包みなおして撮したものですから、ひもの結び方がわからない。海鮮市場のめし、すし処 カニの釜元弁当がそれ。おいしかったのです、とても。並んでまで手に入れるほどでもないような気もしますが、母が満足してくれましたのでよしとしましょうか。

 さて、行列に並んだ四十分、ちっとも退屈しませんでしたよ。時間を教えてくださってわたしたちの前に並んだおじさまの話に、ついついひきこまれてしまいましたから。曰く、奥様とお譲様のためにこのお弁当を調達すると。自分は食事制限で食べられないのにと。曰く、ナンタラの家元なので自分より奥様に収入があると。

 曰く、息子に七百万円の車を買い与え、自分の付き人兼運転手をさせていると。曰く、ご自宅は○○町で、その息子の運転で今日は来ていると。途中でそのご本人が買い物袋を下げて登場したのには、「あら、ほんとうの話をされていたのね」と驚きました。ごめんなさい、話半分に聞いていましたから。

 母は誇大妄想じゃないのとばかり、知らんぷりをきめこんでいましたが、こういった会話きらいじゃありません。年をとったせいか、知らない人から責任のない会話の相手にと話しかけられるようになりました。

 その全てを信じるわけにはいきませんが、少なくとも自分とは違う世界や価値観を知ることはできます。行列の楽しみ方の一つかしら?

Posted at 09:12 | エトセトラ | この記事のURL
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函館土産の絵本 [2008年09月11日(木) ]
 函館旅行の最終日、何か記念になるものをと探していたとき、空港の書店でたまたまみつけたのがこの絵本『実行寺の小坊主 とっ珍さんはおおいそがし』です。

 町の歴史を絵本にして伝えるのは、とても大切なことと思えたから。絵本といえば、わたしにとって心癒すもの、なごむものであるべきと思いこんでいたのです。

 この絵本がおもしろいのは、日本語、英語、ロシア語の三ヶ国語で書かれていること。

                         日本語


                         ロシア語
                        

英語



 この絵本は表紙にもあるとおり、〜江戸時代日本で初めてハリスト正教会の聖歌が流れた函館のお寺でのおはなし〜です。

 江戸時代のおわり頃、函館山の麓の実行寺にロシア領事館がおかれたという歴史的事実を楽しい絵本の物語にしたのです。

 お寺の中に、お経と聖歌の両方が流れたそうですから、とても奇妙なことだったでしょうね。

 そう、お寺の中に、ロシア正教会の祭司堂が建てられたのですって!こんな事実、知りませんでした。

 それに、その頃の函館の町はすでに碁盤の目をなしていたのです。知っている人には当たり前のことなのでしょうが、歴史にムトンチャクなきままならではの驚きです。
 長崎、横浜、神戸とは、またことなる異国との交流の歴史がこの町にはあるのですね。それをこの絵本は教えてくれます。

 その異国情緒がわたしたち旅人を強くひきつけるのでしょうか。この絵本を手にして、また、訪ねてみたいと更におもいつのる町、それが函館です。

☆きょうの絵本
 『実行寺の小坊主 とっ珍さんはおおいそがし』
 Busy Busy Tocchin-san
 〜江戸時代日本で初めてハリスト正教会の聖歌が流れた函館のお寺でのおはなし〜
 文:あまさかゆう
 絵:佐藤国男
 ロシア語訳:小野弥生 英訳:落合美歩 後藤史彦
 2008年7月21日第一刷発行
 編集・発行 函館メサイア教育コンサート実行委員会

☆きょうの絵本のことば
  「とっ珍、これはロシアの国のお経なんだよ。日本ではじめての混声合唱が、この実行寺で歌われるとはのう……なんともなんとも……ほとけさまもびっくりしておられるじゃろうな……」

Posted at 08:52 | 絵本 | この記事のURL
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