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超高層マンションは住み続けられるか 【2007年12月05日(水) 】

 都心の住まいとして人気を集める超高層マンション。
私が代表を務めるマンション評価ナビでは毎月高い評価のマンションベスト10を発表していますが、超高層マンションは常連です。
 今回は当サイトで超高層マンションの評価をいくつも手がている評価メンバーの超高層マンションに対する意見をご紹介します。


            人気の超高層マンション

 超高層マンションのメリットはたくさんあります。都心の土地を有効利用できること、それにより職住接近すること。オープンスペースの緑化などによって、街並み景観にも影響を与え、地域のシンボルタワーにもなりえること。さらに、数多くの住戸が集まることで、ホテル並みのフロントサービスや、共用の施設もふんだんに盛り込まれます。最新設備、セキュリティーも各戸当たり割安で設置されます。エンピツ一本買うより、ダース、グロスで買う方が安いのと同じ仕組みです。

 一方では数が集まる恐ろしさ、高層であるための問題もあります。高層住人の行動の調査報告によると、高層に住む人は出不精になりやすいそうです。親が出不精になると必然的に子供も部屋に閉じこもりがちになります間毎日通勤する人は別ですが、高齢者も外に出かける機会が減ってしまいそうです。

 マンションは一般的に10年に一度、大規模修繕工事を行います。もちろん、超高層マンションはメンテナンスがしやすいような設計がなされています。しかし、修繕工事の費用は階数が高くなればなる程、高額になるそうです。例えば、14階建てと22階建てを比べると、一戸当たり、1.5倍の費用になる、という試算もあります。

 今は新しいタワーマンションもいつか老朽化します。区分所有法が改正され、現在では4/5の決議で建替えが可能です。しかし、300戸、400戸のマンションで4/5の同意を得るのは大変なことです。つまり将来、建替えが必要な時期にきても動きがとれず、スラム化する恐れもあります。

 私は10年以上前ですが、マンションの建替えに関係したことがあります。全30戸と小規模マンションで、容積率・建ぺい率ともに余裕があり、等価交換により新しく造る住戸を販売し、元の所有者はお金を出さずに以前よりも広い住まいを手に入れることができる、という非常に恵まれた条件でした。

 それにもかかわらず反対する住民もあり、実現までに数年かかりました。人それぞれ、多くの違った価値観があるものだ、と実感したものです。

 豊洲の超高層マンションは日経新聞社の「10年後のお勧めの街」第一位に選ばれました。30年後にも「お勧めの街」であり続けるために、デベロッパーも住民も何らかの仕組みを作る必要があるのではないでしょうか。

 以上が評価メンバーの超高層マンションに対する意見です。

 かつて、高台に建つマンションの12階、実質20階程度の高さのところにに住んだ経験のある私は、このメンバーの意見には同感至極。
 一見華やかな超高層マンション、住み続けるという視点で再点検してみたほうがよさそうですね。

Posted at 09:13 | 都心に暮らす | この記事のURL
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コメント


大久保さま

ご丁寧なご回答、ありがとうございました。
最後のところがポイントと考えていましたので、すっきりしました。
また、確かに、シニアにとっては都会で便利に暮らすことも一案です。
ただ、自然災害への対応が心配なことも確かです。
Posted by:黒めだか  at 2008年05月27日(火) 07:30

黒めだかさんからのご指摘をうけ、遅くなりましたが
超高層マンションに関する意見を少し述べさせていただきます。
都心の限られた好立地の土地を最大活用することを目的とした超高層マンションは、都心の拠点性の高さを活かした暮らしをする人たちが、短期・中期的に暮らし、一定頻度で入れ替わっていく住まいではないでしょうか。決して永住できるマンションだとは思いません。
仕事が多忙なシングル、DINKSが一時期暮らし、結婚や出産を機に他のマンションへ移り住む。またリタイア後のシニアカップルが一時期都心ライフを楽しむために利用するというように。
したがって、都心立地であればある程度存在の価値がある超高層マンションですが、準郊外、郊外のそれはいかがなものかと思います。


Posted by:マンション評価ナビ 代表 大久保 恭子  at 2008年05月26日(月) 10:43

私も高層マンションには住む気になれません。医者の友人からも情緒不安定やうつ病になりやすいと聞きました。
Posted by:としみつ  at 2007年12月14日(金) 10:49

「数多くの住戸が集まることで、サービスも良くなる」というメリットもあるんですね〜今まで見落としていました
そういえば先日友人のマンション宅に遊びにいった時に、エントランスロビーにはキラキラと大きなクリスマスツリーが飾られていました自分が手を動かさなくても季節を堪能できていて楽ちんだなぁ〜いーな〜と思ったことがあります。
Posted by:ゆべし  at 2007年12月05日(水) 19:59

皆様の体験談をご教授願います。
我がマンションは11F、44世帯、築22年を越え2回目の大規模修繕工事です。
今回は責任施工方式が善いと思います。

前回反対意見を押切って設計監理方式の建築設計事務所に多額300万以上の費用を使いました。
今回も前回同様の人が中心でなし崩しに建築設計事務所に多額300万以上の費用を計画しています。
前回経過と今回の大規模修繕委員会設立経過から判断して不自然に思います。
建築設計事務所との癒着が心配です。
何故反対者に対する説明会を避けるのでしょうか、個人的理解出来ません。
皆様の体験談をご教授願います。
Posted by:湘南散歩  at 2007年12月05日(水) 19:29

申し訳ありませんが、高層住宅には賛成出来
ません。下層からの火災による危険性や高齢者の外出機会の減少、さらに妊婦の過熟児の問題、子供たちも
外で遊ぶよりも室内で、などが気になります。
現にイギリスなどでは、妊婦は3階以上に住むことを
規制する条例もあります。
もっと、こうした環境について見直す必要があるので
はないでしょうか。地に着いた生活が自然と思います。
Posted by:黒めだか  at 2007年12月05日(水) 10:54





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