お姐さんの小さな綻び
黒タイツの小さな穴から
白い肌が真夜中の電灯になった
静岡市に青葉通りがある
祭りの最中(さなか)に舞台が出来た
いろいろな出し物の中で
西洋踊りがあった
なんでこんなものがあったんだろう
お姐さんはぼくを見た
誇るようにぼくを見た
“どぉお?”
小学6年のぼくは
目を逸らさず見てやった
見返すように見てやった
“きれいだな”と呟いていた
昭和29年のほこりが舞いあがり
青葉通りに咽せるほこりが舞いあがり
それにつれて
股旅ものが始まった
♪旅ゆけばーあぁ 駿河の道に 茶の香り
タイツのお姐さんは男衆になって
男衆の着物に男衆の白い下着をはいて
またぼくを見た
蔑むように
“まだ居るの?”と云うように
ほこりを通して
白い下着と白い足を見せた
ぼくは心が勃起した
男と女の違いを知って
ついつい
宿題も忘れて男が生まれてしまった
青葉通りは
幅広く長い形で私を招いた
ぼくは翌日も見上げる舞台で
小さな綻びを探していた
黒タイツの小さな穴から
白い肌が真夜中の電灯になった
静岡市に青葉通りがある
祭りの最中(さなか)に舞台が出来た
いろいろな出し物の中で
西洋踊りがあった
なんでこんなものがあったんだろう
お姐さんはぼくを見た
誇るようにぼくを見た
“どぉお?”
小学6年のぼくは
目を逸らさず見てやった
見返すように見てやった
“きれいだな”と呟いていた
昭和29年のほこりが舞いあがり
青葉通りに咽せるほこりが舞いあがり
それにつれて
股旅ものが始まった
♪旅ゆけばーあぁ 駿河の道に 茶の香り
タイツのお姐さんは男衆になって
男衆の着物に男衆の白い下着をはいて
またぼくを見た
蔑むように
“まだ居るの?”と云うように
ほこりを通して
白い下着と白い足を見せた
ぼくは心が勃起した
男と女の違いを知って
ついつい
宿題も忘れて男が生まれてしまった
青葉通りは
幅広く長い形で私を招いた
ぼくは翌日も見上げる舞台で
小さな綻びを探していた
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at 04:46
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