銀杏が本当に散り始めた。
街中にいると、人々の装い、店頭の野菜などで秋を知るのだが、秋から冬への着替えという点では銀杏の色づきを見るのが手っ取り早い。風が一吹きするたびにヤケになって散っていく。黄金色の魅了を知っているように、これみよがしに三角形の出来損ないの葉っぱが一旦高く舞い上がり、ヒラホラ足元を敷き詰めていく。空気はやっぱり冷たくなった。
ミシュランというタイヤ会社が世界のあっちこっちの食い物屋のランク付けをしている。
星印3個が最高で、2個1個もそれぞれ意味があるとか。数ではパリ、ニューヨークを抜いて東京が1番になった。何ごとも1番は良いのだが、思った通り東京に住む一部の方々は大騒ぎだ。多分、この道では権威があるのだろう。
今日、詳しい内容の本が発売になった。料理はもちろん、品格や清潔さ、もてなしなどが記してあるらしい。格付けの結果と理由が分かる。
こういうとき、必ずわたしのようなひねくれ者がいる。ミシュランが格付けした。ミシュランの基準である。そんならその格付け内容を格付けするのは誰なんだ。
確か、アメリカあたりで企業のランク付けをしているところがある。金融業、製造業などのジャンルに分けて、「これは伸びる、これはヤバイ」と、世界中の会社を舐め回して評価する。評価する側のチェックはだれがするんだろう。
今や少なくとも日本で大企業といわれるところ、老舗といわれるところの一部は、自ら信用を失墜させている。あんな大きな会社がインチキしたりごまかしたりするはずがないーそれが「する」のであり「してきた」のであり、他も「するであろう」と思われ始めた。権威や信用で培われてきた“名前”がドロドロ溶け始めている。残念ながら教師、医師、警察という、我々の世代では三大権威といわれてきたところも、時には「スケベ、ゴマカシ、ウソ」3要素が当たり前になり、公務員の公務員たる姿勢はいうに及ばずだ。厚顔無恥は何世紀経とうが死語にならず、歯ぎしりしすぎて臼歯が馬並にすり減るのも当分続くようだ。
正義=権威を謳ってきた国アメリカになぞらえば、正義などない。あるのは武力の強弱による恫喝の仕方がうまいか下手かだ。中国、ロシアも同じで、日本政府はあっち見てウロウロ、こっち見てソワソワの部類にはいる。弱いなら弱いで、泳ぎ方ぐらいズルするならまだしも、その勇気さへない。そのくせ、政治家さんの中では「大物」と自他共に格付けされたとされる人もいる。
こんな風に、誰がなんのために「格付け」して喜ぶのか、わたしには分からない。そうです、わたしは貧乏人です。だから三ツ星の2万3万する食い物は、わたしにとってはもはや食い物ではないのです。喰えないものは食い物ではないからです。
せっかく物静かに語りだしたのだが、やはり日頃溜まっているウップンがどうしても洩れてくる。お屁だったらバッ!!の一発で済むが、世の出来事への不満は五臓六腑にしみ込み加齢臭になって、カミさんあたりから文句を言われる。これはいくらゴシゴシ洗おうとコロンをぶっかけようと決して無くならない。新聞テレビネットから遠ざかれば自然消滅して、本来の得も言われぬ芳しい香りを発するというわけだ。分かってくれないだろうな。
星は星でも、わたしは七つ星テントウ虫を見ていたほうがいい。食べはしませんよ。
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at 17:00
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まったく「おバカ」さんで、あの噛みつき都知事もヘロヘロで、オリンピック開催に勢いがつくとおっしゃっています。ランク付けされると安心するのかな?それくらい自分でしなさいよと言いたくなっちゃいます。
タートルさん、
残念ながらこれくらいでは僻みは持てません。わたしはB級グルメ族で、そもそもの次元が違うからです。格付けに絡めて、からかっただけです。いくら旨くても並んだり待ってまでして食べる習慣は、わたしにはないんですよ。
きっちょむさん、
写真は光と陰をどう見つけどう創るかというところにかかっていると信じています。誉めていただいたので、これからも図に乗って載せていきますのでよろしくお願いします。