ぼくはみかんをふた口で食べる
直径五センチならふた口
四センチならひと口だ
みかんは 太陽を貯めている
陽を含んで
陽をいっぱい吸い込んで
十ばかりの袋に分けて
この中に風が
山間(やまあい)の風がそっと
砂糖を入れていく
袋はあんまり欲しくないけど
風が持っていけと怒るから
仕方なしに砂糖を入れてやる
陽と風は
僕がみかんを食べると
山へ帰っていく
温州(うんしゅう)の
暖かい日だまりで居眠りする
爺っちゃと婆っちゃの
皺寄った目頭に
小さな涙になって
地面に流れて
また
みかんの木に吸われて
ほーわらほーわら吸われて
だからぼくは
袋のまま食べるんだ
白い筋も汁も涙も
いっぺんにみんな食べるんだ
直径五センチならふた口
四センチならひと口だ
みかんは 太陽を貯めている
陽を含んで
陽をいっぱい吸い込んで
十ばかりの袋に分けて
この中に風が
山間(やまあい)の風がそっと
砂糖を入れていく
袋はあんまり欲しくないけど
風が持っていけと怒るから
仕方なしに砂糖を入れてやる
陽と風は
僕がみかんを食べると
山へ帰っていく
温州(うんしゅう)の
暖かい日だまりで居眠りする
爺っちゃと婆っちゃの
皺寄った目頭に
小さな涙になって
地面に流れて
また
みかんの木に吸われて
ほーわらほーわら吸われて
だからぼくは
袋のまま食べるんだ
白い筋も汁も涙も
いっぺんにみんな食べるんだ
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at 14:38
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いや、ウジ虫じゃありませんよ。でも「ウジ虫の唄」も悪くありませんね。
いずれ書きなぐってみましょう。
有り難うございました。