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香春岳ーかわらだけ[2008年01月18日(金) ]


昭和30年代の写真を見つけた。
右から一ノ岳(491m)、二ノ岳(468.2m)、三ノ岳(511m)。


香春岳は昔は銅を産出していた。
奈良の東大寺にある大仏さんも、ここの銅が多く使われたらしい。国東半島へドライブに行く途中必ず立ち寄っていた宇佐八幡宮の御神鏡も同じと聞いた。平安時代の話である。
昭和10年からセメント原料としての石灰の採掘が始まっている。盛んな頃は日田彦山線の香春駅から町並を見ると、石灰の粉が屋根に白く積もっていたことを思い出す。
しかし消費地からも海からも離れているため工場は閉鎖され、現在では製紙原料として珍重される石灰石(寒水石)の採掘のみが行われている。
石炭産業が盛んな頃の炭坑節の中でも、
 ♪香春岳から見下ろせば・・・
と唱われていたが、一ノ岳は山頂がほぼ平らに削り取られ、すすきのカーテンから垣間見る姿は、冬のせいとはいえ淋しいものである。


山自体は堂々とした容貌である。
下側に見える角張った建造物は、修復中の二本煙突で、今年3月にはお披露目の予定である。

山の記憶では、静岡市の北側にそびえる竜爪山(りゅうそうざん)だ。腕を広げて町を守るような姿を登下校の際見上げていた。もちろん東には富士のお山である。あとは、ここ九州に来て登った九重である。
芹洋子さんが唱った山の歌でも有名なところだ。

 『坊がつる讃歌』
http://utagoekissa.web.infoseek.co.jp/bougatsuru.html

山は良い。登ることが出来なくなったが、苦しいときの岩清水の味を今でも憶えている。

山は山でも炭坑を指すヤマは廃れ、なかなか元気になれない。

Posted at 10:34 | 日記 | この記事のURL
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コメント


ナズナさん、こんにちは。
やっぱり見慣れた山の形が変わっていくことは淋しいですね。
町並もそうですが、人の気持もどんどん変わっていきます。それも人としてのベース部分が変質していくのは、自然の変貌同様やりきれません。
懐かしさの中の安らぎだけは無くしたくないものです。
Posted by:玉ねぎ  at 2008年01月20日(日) 15:27

こんばんわ
今から20年前に車の免許を取り、練習に英彦山にドライブしました。
いつも帰りの目印が香春岳の一ノ岳です。
(まあ今でもそうですけど)
一ノ岳が見えれば大丈夫、北九州へ帰れるでした。
その香春岳の削り取られる前の写真を見せていただき有難うございます。
青春の門の舞台はこのような山容でしたでしょうね。
Posted by:ナズナ  at 2008年01月18日(金) 23:09

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