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暴力団の存在理由は? [2007年02月07日(水) ]
先だってまで「木枯し紋次郎」の再放送があった。カラーだったので多分1978年の新しいシリーズだと思う。
笹沢佐保原作ものだが、徹底した孤高の生き方のようで結構面倒見のいい渡世人として描かれている。
「あっしには、関わりねぇこって」
といいながら、死に際の約束や弱い人間の頼み事を拒みきれず、大した内容ではないにしても命を懸けてやり抜くーそれは親子や兄弟のつながりが多く、損得の絡んだ義理人情を嫌うというコンセプトだ。
もうひとつは、「素人さんと女には手を出さない」ことで、理不尽な殴る蹴るでも堪える強さと信念を持っていた。
彼はひたすら歩きつづけ、「これはただの癖ってもんで」と長い楊枝をくわえ、破れ三度笠に道中合羽を身にまとって、麦飯に味噌汁と沢庵をぶち込んで引っかき回し10秒で済ましてしまう飯を喰い、笑うことなく今日も歩きつづけているような気がする。

昨今のヤクザ、じゃない暴力団と言われている(当人たちは極道、侠客といわれたいそうな)団体は、テメェらの都合で素人衆を隠れ蓑にしてマンションなんかに住み、昼間ッからドンパチやっている。

マンションに発砲相次ぐ 2人の身柄確保|事件裁判|社会|Sankei WEB
DATE:2007/02/07 07:57
URL:http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070206/jkn070206003.htm

そもそも存在自体が「百害あって一利無し」と、禁煙キャンペーンそのものの集まりだ。玄人も素人もありゃしない。金になると思ったら誤魔化し騙し、脅して殴り刺す。それのどこに義理人情があるというのだ。異国の麻薬集団の手先になって国内の若者らに売りさばいて飯の種にするなんざ、まさに下の下の非国民だ。
本来なら、外からの侵入や暴力に対して、体を張って自国の人を守り抜くというのが侠客ではないのか。それを、弱いとみると寄ってたかって食い物にする。
こうした集団に身を投じた、投じざるを得なかった理由はそれぞれあるだろう。本当に仁侠に憧れた人もいるし、友人に誘われるままにという人もいるし、暴力でしか生きられない人もいるに違いない。だが結局は群れて、組織の歯車になって、都合のいい上意下達の世界に組み込まれ、逃げ出せないでいる。
私のような貧乏人は、日々の生活を、ため息が出るくらい少ない金額で過ごしている。これが本来の「凌ぎ」なのだ。上にへつらうこともない。それなりの自尊心があるからだ。だが、暴力を生業としている連中の「シノギ」は、先ず弱い者をいじめて絞り取ることが原則だ。それがいかに巧妙で残酷でも、多ければ多いほど良しとされている。
時折、暴力団の存在を「必要悪」と説く人がいる。きっと自分の手は汚さず権力や金を得る人なのだろう。

これらを引っくるめて、いわゆる「抗争」は一般人の居ない場所ー人気のない荒神山や利根川の河原に集まって、決着をつけるべきだ。街なかで「タマをとる」ために発砲するなんざ、当人は粋がって気持ちよかろうが、流れ弾やとばっちりで被害を被る市民にとってはたまったものではない。実害に加えて、不安な気持ちを抱かせる行為は絶対にあってはならない。
各国、地域にはどんどんマフィアと呼ばれる集団が生まれ育ちつつある。「闇の世界」だけで生きているのならともかく、これらも女性を誘拐して売春させたり、武器や麻薬の密売ルートに血道をあげたり、人間の貧しいサガのオンパレードである。そこにいったいどんな「幸福論」があるのだろう。
寿命も永くはない地球船での出来事。悪人は悪人なりに、自分たちの存在理由のために環境破壊に立ち向かったらどうだ。殺す相手、絞り取る相手が居なくなったら、自分に難癖付けるしかないよ。

Posted at 09:59 | エッセイ | この記事のURL
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