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まだ高い米 [2007年03月04日(日) ]
昨日、米を買った。
週一回の買い出しの日で、妻を車に乗せて4,5軒回るのだ。
地元野菜を売る市場、なんでも量販店のトライアル、中堅と大手のスーパー2店舗とほぼコースは決まっている。
わたしは興味のある所にしか入らず、買ったものを受け取って車に積むだけだが、「お一人様1個」の特売品には駆り出され、レジの横で「もうひとり」の存在を店員に示さなければならない。この所在なさはなんとしたものか。昨日は洗剤で、「これ、良いのよ。洗濯物がふっくらするの」とカミさんは2個も安く手にはいるので嬉しそうだった。
重い物を買うときも引っぱり出される。ミネラルウォーターのまとめ買いやビールなどの液体、南瓜や馬鈴薯と比較的重い穀物類だ。
昨日は米だった。わたしは米を買うときいつも思う。稲穂たなびく瑞穂の国なのに、何故こうも高いんだ。特に東北や北陸のブランド米で5キロが5千円などを見ると腹が立つ。品種改良や土壌、肥料の工夫からいえば当然なんだろうが、米を主食にしている国としては高すぎる。だから中には不届きな小売店がブランド表示と違う中身を混ぜて儲けようとする。規制緩和で、どこでも米が販売されるようになったのはいいが、正直信用できない。決まった米屋さんで買い求めていた頃は、旨いの不味いのと感想を言えたのだが、スーパーで山積みされた米袋にはそれがない。一応生産、精米、ブレンドと表示はされているが、ほとんど信じていない。

【農水省が発表した2005年度のコメ消費動向調査によると、最近購入したコメの価格(10キロ当たり換算)について「3000円未満」と回答した割合が04年度の12%から26%に急増した。低価格米への消費者の志向が強まっていることがうかがえる。
「3000円未満」と「3000円以上、3500円未満」を合わせた割合でも48%と、04年度の33%から上昇した。
購入先別でみると、低価格米はディスカウントストアが中心。ディスカウントストアで買う人の63%は「3000円未満」と答えた。高い値段のコメの購入先はデパートが多く、デパートで買う人は「5000円以上、6000円未満」が半数を占めた。
コメ市場では、低価格を武器にした北海道産米の売れ行きが好調で、入札でも人気を集めている。半面、新潟県産などブランド米として有名な高値の銘柄は販売が伸び悩んでいる。市場関係者は「そんなに悪い味でなければ安いコメで十分という低価格米購入の傾向が、消費者に強まっている」と話している。
調査は昨年3月に実施、全国の一般消費者約1000人の回答に基づいた】

これは良い傾向だ。当たり前である。米食が減ったとはいえ、なんといおうと日本食の根幹なのだ。唯一自給率が100%を越える作物なのだ。大豆の5%という情けない状態ではない。それなのに国際社会のお付き合いで輸入しなければならないし、手軽な値段とも言えない。
昨日は県産米の「夢つくし」5キロ・1900円と、どこかの「こしひかり」5キロ・1300円を買った。カミさんは「夢つくし」の値札は1600円だったのにおかしいと文句を言っていたが、問題は味だ。
以前近くのスーパーで、5キロ900円を買ったことがある。これが粘り気や甘味が豊かで、ふたりで儲かったね、と喜んだものだ。
ところがそれから1年経ち、同じ様な状況で買って喰ったところ、これがボロボロのパッサパサで、およそ炊飯用とは思えない不味さだった。もしかしたら菓子加工用の米だったのかも知れない。つまり、米の品質は食べてみなくては分からないほどばらばらなのだ。だから最近は恐くて、10キロ袋を買わなくなった。被害を最小限に押さえるためだ。
いい加減な行政とモラルの欠けた業者に預けた米事情の結果といえる。もし本当に安心して食べたいなら、信用できる農家と直に契約する時代なのだろう。貧乏人には世知辛い要素が増えるばかりだ。
ちなみに、今朝1300円の米を食べたが、これは雑穀を混ぜればなんとかいける。飢えないだけでもありがたがる昭和15年生まれとしては御の字である。

Posted at 07:59 | エッセイ | この記事のURL
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