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テレビとラジオと焼き鳥と [2007年03月26日(月) ]


久しぶりに福岡市へ出た。
福岡放送(FBS)テレビの番組モニター説明会とRKBのラジオ祭りに出るためだ。
モニター歴は結構ある。
最初は20数年前になるだろうか。NHK衛星放送が始まって3年ほど経った頃だ。これを2年続け、総合テレビを延べ2年。民放はTNC、TVQときて、今年はFBS(日本放送系列)である。
他にも暇に任せて、宝くじ協会や国、県の行政など類を選ばずやってきた。文句を言われるのは嫌いだが、ケチを付けるのは好きという手前勝手さが性に合っているようだ。とはいえ、かなり俯瞰的なメンタマは持っているつもりだ。ニューヨークタイムズやワシントンポストのように恐ろしく偏った目ではモニター=監視は出来ない。この点で、なぜか世界的といわれる大新聞にはない「中立性」がわたしには宿っている。少なくともどんな新聞紙であれ、怖れおののくことはない。仰々しい物言いだが、要はバランス感覚があるかないかである。へへへ・・・。

県内から8名のモニターが決まり、11時に本社に集まれという連絡があった。それは中央区にあり、変哲もない通りに面して建っている。まわりには特別洒落た喫茶店もなく、日曜日ということもあって正面玄関は閉まっている。人の出入りがまったく見えず、11階建てとはいえ、ごく普通の会社だ。
右通用門から入って受付で目的を告げると、連絡済みらしく名簿をチェックして待合室に案内された。男女それぞれ4名ずつで私が最年長らしい。
コンプライアンス推進室の3人が次々に説明を進めたが、何故モニター係りが「法令遵守」に関わるのかよく分からない。多分、モニターはその一環なのだろうが、こういう横文字部署が結構増えている。
細かい話が済んだあと雑談になった。ちょうど石川県での地震発生後だったが、それに絡んで訊いてみた。
「災害や事故発生の時、なぜ各局横並びに同じ様に放映するのか?」
NHKは当然として、民放(5社)もそれに追従するように同じ内容を流すことがよくある。テレビはすべてが緊急用ではないはずだ。観る側の欲求が満たされて成り立つ生業である。連続ドラマを楽しみにしている人やスポーツ中継を観るためにテレビの前に座る人もいる。その期待感は思うより強く、「台風情報なんかNHKに任せておけばいいではないか」という類の苦情は結構あると聞く。局側も判断にかなり苦しむらしい。
FBSでも、午前の韓ドラシリーズのとき、関東地方の事故発生時(例の脱線事故)、そのままドラマを続けたが、他局は全部事故関連に切り替えていたということを知って動揺したという。わたしに言わせればこの感覚のほうがおかしい。なんでも横並びでなければ安心できないという、自信のなさの表れである。新聞でも月一回に一斉休刊、記者クラブでの発表を聞いて同じ内容である。この点では週刊誌の方がよほど独自性を打ち出している。ともあれ、局同士の打ち合わせ(談合?)で内容を決めるのではないと言っていたので、それを信じることにしたが、スポンサーやキー局、視聴者も絡めての判断は、ローカル局にとっては難しいに違いない。




そんなこんなで終わり、タクシーで福岡国際センターに向かった。民放ラジオではお気に入りのRKB主催「ラジオ祭り」である。特に午前7−9時の「スタミナ・ラジオ」がいい。以前、通勤時には必ず聴いていた番組だ。メインの中西一清アナは中年感覚丸出しでズバズバ切り込んでいく。その横で、楚々とサポートするのが、声は甘いが気の強い(なにしろ北九州出身)0000アナだ。この人も主婦感覚を織り交ぜ、時折色っぽさも併せ持つというコンビネーションで朝のいっときを楽しませてくれる。



春秋と年2回開かれるらしいが、今回来る気持ちになったのは尊敬する小泉武夫氏の講演があり、その入場券が手に入ったからだ。しかしそれは諦める結果になった。先ず、2時間の待ち時間(午後2時開演)と、待つ場所のものすごい混雑ぶりである。屋内外ともに家族連れでごった返し、落ち着いて待てる環境ではない。屋内は企業のブースで占められ、舞台では局の人による催し物(その時は標準語を博多弁でなんというのかクイズ)、2階のグルリはすべて占領されている。外は焼鳥屋や焼きそばなどに群がる人々々・・・」。こんなところに2時間は無理と判断し、数枚の写真を撮ってさっさと退散した。
日曜日、昼時、良い天気、無料と条件がそろえば、家族連れにとっては行かずばなるまい。予想していたとはいえ、残念な結果になってしまった。
久しぶりの雑踏の余韻を風呂場で流し、唯一の収穫である「博多地鶏」の焼き鳥を喰いながらビールを飲み、春だなーとあくびを繰り返す一日だった。







Posted at 09:39 | エッセイ | この記事のURL
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