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ダム湖 [2007年05月09日(水) ]


家から車で20分のところに油木ダムがある。赤村から今川沿いにどんどん添田の山中を行くわけだが、結構標高が高いらしく、気温の変化が肌で感じられた。多分5,6度の差だ。。
途中、いわゆる山村風景が続き、こんなところが杉材の産地だったのかと知った。ちょうど田植えの時期で、田起こしや草刈りがすすめられ一部水が入って、久しぶりに人の営みを見た新鮮な思いだ。。
だんだん細くなる道を進むにつれ、たまにすれ違う車のほとんどが軽トラになった。そろそろかなと速度を落とした途端、目の前がパッと開け、ダムの味気ない放水側の瓦礫が出現した。
取水側に回った。静かである。水位は3分の2程度ながら昔から在る湖のような趣がある。不思議だ。ここはそもそも山の中だった。今川という河川沿いに人々の暮らしがあった。そこをせき止めダム湖にした結果、村が消えて水が溜まり、山々が島になった。治水利水とはいえ、見れば見るほど不思議な想いになる。こんな風景が山国の日本には何百とあるのだろう。洪水調節や防災、河川維持用水、上水道用水などが用途と言われるが、それが全部不可欠かどうかは別の問題である。自然に任せていいところもコンクリートで固めてしまう、欲呆けの土建屋ビーバーはあまり繁殖して欲しくない。
しかし、静かだ。取水口近くと、最も離れたところの2カ所に、水位を示すブイがある。なんのためかしばらく考えたが、端が陸まで上がっており、目視でも渇水か放水時期かひと目で判断するためらしい。まだ安心だなと思いつつ帰路に着いた。


Posted at 17:14 | エッセイ | この記事のURL
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