福岡県筑豊の元炭坑住宅はどんどん消えつつある。時代の流れからいえば遅いくらいで、近くに代替の団地が建てられ、ここ松原地区も来年6月には移り住むと聞いた。
確かに住むにはギリギリの住み家になっており、確かめてみると半分近くが空き家になっていた。6畳、4畳半に土間の台所が基本の間取りで、住人は庭などを最大限に広げ、工夫を重ねて日常の住み良さを演出している。
ここには私の好きな「雑然」、特に夏の草いきれのような懐かしい雑然がある。それは見た目だけで、永年培ってきた昭和の人たちの息づかいがあり、しっかりと整理整頓されている。小さな世界の諦めもあるが、どこに住もうと発揮される日本人の本質ともいえる佇まいである。
Posted
at 05:29
| 写真
| この記事のURL
コメント(0)
| トラックバック(0)




