外野というと疎まれる存在に聞こえる。「外野は黙れ」と、関係者じゃないことを宣言されることもしばしばだ。これは外野席のことを指しているのだろうが、席だったら内野も同じで、応援は出来るが、直接試合には関係ない。試合には部外者だよと言われるのは辛い。最近はサッカーのサポーターのように、チームの存続に関わる外野も生まれつつある。ファンなしでは成り立たないのは野球も同じで、「蚊帳の外」などとんでもない話である。
暇だったので、暑い中、中学の地区リーグ戦を観に行った。照明設備もある市営球場だが、現在故障中で夜は使えないらしい。夏の陽射しであってこその野球とも言うらしいから、その臨場感を味わっての観戦である。
特に応援チームはなく、試合そのものは淡々と消化されていき、さほど面白くない。だから球場を一周しながら写真を撮った。
試合での外野は一見暇そうだ。いや、実際暇だった。ピッチャーの動きに合わせて一応スタンバイの姿勢はとるが、イチロー並の劇的な捕球場面には出くわさなかった。だったらと、ライトを守る選手の内面を描こうとしたのがこれらの写真だ。
所在なく立っているのではない。飛球への心構えは当然だが、次の打席には三遊間を狙うかピッチャー返しでセンター前に転がすかと、様々なシミュレーションをイメージしているのだ。これを「暇」などと言うべきではない。私もちょっと欠伸をして鼻くそをほじくっていると、カミさんから不当に「ヒマなら運動しなさい」「ヒマならごま油買ってきてよ」と、大いなる誤解をされる。事実かもね。もったいぶって、宜(むべ)なるかな、なんちゃって。
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at 16:18
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