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相撲の件 [2007年09月01日(土) ]

【朝青龍 来日後に“謝罪会見"へ
TITLE:デイリースポーツonline
DATE:2007/09/01 18:17
URL:http://www.daily.co.jp/general/2007/09/01/0000587507.shtml

弓取り式で、四股を踏む前に弓を立てて3回突く動作は「心・技・体」をあらわしている。だからと言うわけではないが、相撲を心技体の国技と見るか、国際化の流れで強ければいい格闘スポーツと見るかで、意見が分かれる出来事である。
「一人横綱で頑張ってきたのだから大目に見るべき」という意見があるが、わたしには彼の相撲は不愉快そのものだった。勝つためには髷をも引っ張り、勝負への拘りか、決まった後にも不必要に突き飛ばしたり、倒れた相手に膝蹴りまがい。
最もイヤだったのは左利きだからと、懸賞金を受取る際に手刀を3回切るが、しばらく左手で切っていた。ここでも意見は分かれるだろう。様式の美という要素がある以上、そのしきたりに従う義務があるはずだが、協会や親方は見過ごしていた。そもそも意識すれば簡単に出来ることである。ましてや勝ってありがたく頂くものだ。それくらいしろと言いたくなる。
これらはまだ些細なことだ。今回の発端は「嘘をついた」から始まった。そして母国で国を挙げての歓迎も良しとしよう。現大統領の選挙応援という政治がらみも良しとしよう。しかしサッカーはいけない。腰の骨折と肘靱帯の不具合という診断書で、あれだけ暴れた姿を見たら、協会でなくても「嘘診断」と見てしまうだろう。モンゴルでは「サッカーをしたくらいで」と反応する人が多かった。特にメディアは「モンゴリアンを横綱にしたくない陰謀説」まで書き立てた。事実を知りながら煽っているきらいすらある。
出かけていった日本のメディアはコメントを聞いたときに経過をちゃんと説明しているのか疑問だ。また、同行した高砂親方は記者会見して、しっかりモンゴル市民に説明する義務があった。温泉の効能やのんびり出来ることを調べるためだけに行った、主張を持たない日本人の典型だ。
「てんでんばらばら」という言葉がある。相撲の呼び出しが叩くハネ太鼓の音からとったものと言われる。今そんな感じだ。協会、親方、横綱ーこの三者が相撲道とファンをよそに、横綱本人の言葉がひとつもなく、あたふたと事が進んだ。政治家や有名人らが入れ替わり立ち替わり、さも分かったかのようなセリフを吐き、砂糖にたかるように集まったテレビ屋さんは会社の命令なのだろう、必死になんでもかき集めている。
テレビを観れば、朝から晩までどこもかしこも馬鹿みたいに、昼なのに夜なのに何故かアサアサアサアサ・・・。
それより、巡業で頑張っていた愉快な力士が居た。マイクを離さず、「ではスタジオへ返します」とニコニコしていた。あの人、髪が薄かったけれど大丈夫かな。だって、脱毛が進んで髷を結うことができなくなったら、引退勧告が来るのだ。
総見も終わって、もうすぐ秋場所が始まる。
国内の弟子入門が減る一方ながら、協会は法人としての生き残る道を、相撲道に添って真剣に検討しないと、先ずファンが納得しないだろう。
ハワイ出身の力士のように、帰化してまで相撲を愛した人もいる。金儲けの出稼ぎもいいが、それだけでは【sumou】は納得しない。
協会は、朝青龍の扱い方で方向を決める決意を持たなけらばならない。

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