山渓(やま)を辿り
どぼしゅらしゃらら と
谷に小さな川が流れ
変わりのない混みいった
水と水がぶつかり
水と岩がぶつかり
水が小石を流し
さっさと行ったり
のろまに澱んで
どぼしゅらしゃらら と
朝は霧を引きつれて
川鴉の餌場を昼が与え
寂しさを知って
陽の翳る夕方に
蜻蛉(かげろう)に跳びつく
岩魚の影が橙色に光る
どぼしゅらしゃらら と
いつまでも同じ音を
そういえば友と聴いた
夜
逝った友が月になって
せせらぎに友の顔を見て
淡い闇の蒼のなかを
どぼしゅらしゃらら と
少しは囁く流れになった
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at 17:46
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