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“老い人"  訓読みを広げよう [2008年04月08日(火) ]
年をとった人が増え続けている。
今までは、当たり前に「老人」と呼ばれてきたが、この呼称に抵抗する人が増えたせいか、シニア、シルバー、熟年その他さまざまな言い方が世に溢れている。爺はジジィ、婆はババァなのに、名前で心構えがそう変わるとも思えない。
だが、わたしが子供の頃に見た、腰が曲がったり皺くちゃな人は確かに減った。だから前記のように呼ばれるのが良いのかも知れない。食べ物が変わり、運動への認識も改まり、代謝を促すサプリメントや医療の進歩のおかげといえる。
「老人」という言葉はいかにも固い。さも頑固そうな人間像になってしまう。それに、幸か不幸か女性が含まれていない様にも思える。音読みでロウジンというからなのかも知れない。それならと、わたしは「老いた人」、つまり“老い人”にしようと決めた。無論、勝手にである。人=ニンというよりヒト又はビトと訓読みすることで、柔らかい深みが生まれる感じがするのだ。幼児はオサナビト、青年は活発だからイキビト(活き人)などとすれば、少しはみやびな和の国の、のんびりが戻り生まれるのではなかろうか。

老い人の宿命であるハゲ。
明らかな禿が頭の真ん中にポツンとある。これはあまりにも残酷な喜劇ではないか。単なる禿男になってしまう。ぼよんとぼやけた様こそ老い人の禿の尊厳に似つかわしい。そんな人は“禿人(ハゲビト)”と呼んで尊敬の眼差しを贈ろう。



どうも言うことすべてから、わたしはロマンティストになれない。センスがない。自分では夢見る老い人のつもりが、照れという現象から逃れられない中途半端さを消すことが出来ないのだ。そもそもテメェの禿頭を撮ってなにを言いたいんだか。

支離滅裂した日であったが、気晴らしに近くの池で風景画を撮った。

Posted at 17:49 | 日記 | この記事のURL
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