今日の午後7時半から9時半の二時間の長き(短き)にわたって月食のショーがあった。
光を発する太陽があって、地球がその陽を受け、月がすっぽりその影に入る、天体の、人がその動きを刻々と目にする興奮のひと時であった。
月の動きが他の二つよりあまりにも速いので、水が上流から下流に流れるように僕らに可視することができる。
日が朝に東から昇り、夕には西に沈む。そのことも確かに天体の動きの反映ではあるが、日常は意識はしない。
北の人間は、冬から物事の始まりを思う。生あるものが圧迫される冬から、明けぬ夜はないとばかりに春が来、生命の息吹と盛りが瞬く間に来、凋落が来、また冬がくる。それを僕らは思惟しない。
しかし、それもまた、天体の反映なのだろう。
深刻な話ではないにしても、すべてが流転していて、本来は可視できるものなのだろうと思ったりする。
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at 21:53
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