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69歳から幾日経過したか、が○○○の数字。とにかくブログを毎日開けて、何かひとこと残すことを自分へのノルマにします。
そしてもう一つ、お月様の写真を撮影して載せることにも頑張ります。

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ほほえみと、完全主義と[2008年06月05日(木) ]
107日経過しました。
タイトル、今日からブログの内容が分かるような言葉に変えていきます。

叔母が亡くなりました。享年73歳。
まだまだ若いのに、残念です。

葬儀に行って来ました。故人の連れ合いの兄、叔父、84歳と同道です。

式場に着いた時点で、「いま湯灌が始まったから、早く」と。
部屋に上がると、二人の女性が、ゆっくりゆっくりと、作業をされていました。死に水をとって欲しいと言われ、脱脂綿に浸した水を差し上げました。
清拭が終わったあと、顔を剃り始め、そしてそのあとお化粧をして下さいました。一連の作業中、見るとは無しに仕事中のお二人の表情をちらちらと見ていたのですがーーー。
その表情、もう、何とも言われぬ素晴らしさ。
微笑み。得も言われぬ微笑み。
ゆったりと、まったりと。

死者に対する、敬虔な祈りにも似た、きれいなお顔での作業。

ふっと思いついたのが、この春、我が人生の中で、3回目となった、奈良中宮寺、如意輪観音半跏思惟像。
あああ、そうだ。あの仏様とまったく同じ微笑み。

こんなにも類似した表情、どうしてなのだろうかなああ。

仏の世界に少し近づきながらのお仕事、こんなにも素晴らしい表情が現れ、そして近親のものに、落ち着きを下さる。
しっかりとした職業観に支えられての大きなお仕事。
いままで、こんな経験、1回もなかったのに、ありがたい。
お仕事のお二人に感謝すると同時に、叔母にもありがとうを言います。

そのあと、通夜式、翌日の葬儀とすすみ、やがて荼毘。
火葬もごくわずかな時間のうちに終わってから、収骨になりました。
おじさんや、従兄弟たちが呼ばれて、お骨の確認が終わり、やがて運ばれてきたのは、キレイに整理されたお骨。
もうこの時点では故人の俤をたどることは出来ません。

が、余りにもキレイに整理されているお骨には、何か違和感を感じざるを得ませんでした。

そこまでは、「最近は進んでるなあ」位の感想を抱いていたのですが、
参列の皆さんが、お骨を拾わさせていただいたあと、
係の人が、骨壺にあまりのお骨を入れ始めました。

その場面。
「これが大腿骨です。」
「これが骨盤です。」
「これが背骨です。」

〜〜〜〜
〜〜〜〜
〜〜〜〜。

近い親族ではないので、やや離れたところからの観察?
でしたが、お骨の部位をすべからく説明しているのでした。

そう、およそ20から25くらいの部位の説明だったようでした。

まあ一般的には、こうした経験をするのはまれですから、
火葬場の係の人がそうした説明をしてくれると、人間の根本が良く分かると言えばそれまでですが、でも何か違う。

生きてきた人生が、死と同時に、仏の世界の人になる。
その時に、そんな即物的なことをして良いのか、
もっと即心的な扱いは出来ないのか、
しなければいけないのではないか、

いくら世界の風景が変わってきたからって、
死は死。

そこには荘厳さや、謙虚さ、奥ゆかしさがあるはず。
完全ではなくても良いと思いますが。

何を勘違いしているのだろう。
有形から、無形への橋渡しをして下さっているはずの係の方。
何かお間違えではないですか。

もし自分がこの世から送られることになったら、
絶対にそんな送られ方は拒否したいと思ったことでした。

昔は、死に顔を見せることだって、余りなかったですよ。
死は秘めたることで、すっとこの世から消えることがよいような気がします。

Posted at 19:25 | この記事のURL
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コメント


みっちゃんさま、こんにちは。
ホントに静かで、厳かな仕草、頭が下がります。
お仕事して下さったお二人に、心からのお礼を申し上げたいです。ありがとうございました。

この世からあの世へ、静かに消えていきたい。私もいつからか、そんなことが出来れば是非そうしたいと願っております。
大分前、死後の体を献体される葬儀に参列したことがあります。葬儀場から、大学病院の迎えの車で、東京へ向かわれる。しーんとした空気の中、何と言っていいのか、表現のしようのない雰囲気だったことを思い出しました。
2年間、医学のために自分の肉体を提供して、医学生の勉強に役立てるのだそうです。
そんな最後も、あるんだなあ、自分も出来たらと思って、調べてみたんですが、いまはもうたくさんの提供者が居られて、ちょっと制度がストップしているようです。
死後の一つの選択肢かなあと思っておりますがーーー。
わたしもみっちゃんさんがおっしゃっるように、静かな方を望むものです。
Posted by:hokka  at 2008年06月07日(土) 18:05

ルルさま。
字の色を変えないで送信してしまいました。
ごめんなさい。
Posted by:hokka  at 2008年06月07日(土) 17:52

ルルさま、こんにちは。
ありがとうございます。
ホントに手を合わせて、じっくりと仕草を見つめていました。敬虔な気持ちって、こんな時のことをいうのだろうと思いながら。
ありがたいことです。
きっと叔母も十分満足していることだと思います。
Posted by:hokka  at 2008年06月07日(土) 17:52

静様、こんにちは。
ありがとうございます。
人の最期、時期もその様子も、自分では選ぶことが出来ないことだけに、人任せになってしまうのは致し方ないとは思いますが、ちょっぴり、自分の考えを入れることが出来たならば、と思いました。
細かなことですが、これから勉強したいと思っております。
Posted by:hokka  at 2008年06月07日(土) 17:49

叔母様のご冥福をお祈り申し上げます.

湯灌というのでしょうか、さすがプロの方の仕事とっても綺麗なしぐさなんですよね。驚きました。

私は子供たちにお葬式はしなくていい、まだ私の兄弟が健在であれば後で知らせてくれればいいと言ってあります。静かに消えたいと心から思っています。

Posted by:みっちゃん  at 2008年06月05日(木) 22:29

73歳とは…まだお若いのに残念なことですね…。
お化粧をされた方の表情、拝読しているだけで手を合わせたくなるような敬虔な気持ちになりました。
父母はまだ健在ですが…その時が来たら、私も、泣かずに優しい微笑で見送られたらどんなに素敵な事かと思います。
お骨の事は、未経験ゆえ全く知りませんでした。

最後になりましたが…
叔母様のご冥福をお祈り申し上げます。
Posted by:ルル  at 2008年06月05日(木) 20:56

父が亡くなった時のことを思い出しました。
骨壺にお骨を入れるときのことも。
係りの方が優しく説明して下さったせいか、私は その時、こんな風に考えもしませんでした。
お優しいのですね。
最後のお別れ、それは送る人にとっても 送られる人にとっても 大切な瞬間。
hokkaさまのこの記事を読ませて頂き、最後まで その方への心配りを忘れたくないと思いました。
ありがとうございます。
Posted by:  at 2008年06月05日(木) 20:36

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