〜〜野菜のソムリエ&薬膳コーディネーターが贈る〜〜
旬の野菜レシピ・食材・薬膳に関するエピソードなど、食にまつわる
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曲がったキュウリでも味は同じです。 [2008年07月01日(火) ]
今日から7月ですね。 食料品やガソリン、水道光熱費に至るまで生活に密着する商品が値上げされるようです。 そんな時にスーパーの野菜売り場で、形は不ぞろいだけど山積みになったお野菜をみつけると何だか得した気持ちになります。  

今回はそのうちの一つのキュウリを使ったレシピのご紹介です。 

皆様はすらりと伸びたキュウリと曲がった不ぞろいのキュウリとどちらを買われますか? どちらかというと、見た目のよいキュウリを選びがちですが、実はキュウリは曲がっていても味に違いはありませんし、栄養価にも差異はありません。 見分け方のポイントは太さが均一で緑色が濃く、ハリがあってイボが痛いくらいにとがっているものがおすすめです。 保存はラップに包んで冷蔵庫に入れておけば4−5日は保存できます。 冷やし過ぎは禁物です。

生で食べることの多いキュウリですが、加熱しても美味しくいただけます。 

一品目は、「牛肉とキュウリのオイスターソース炒め」です。 私も大好きな一品です。 まず、牛肉は一口大に切り、酒、醤油と片栗粉で下味をつけ、キュウリは大きめの乱切りにします。 しょうがは千切り、長ネギはみじん切りにします。 フライパンに油を熱してしょうがと長ネギを炒めて牛肉を加えてサッと炒めて取り出します。 同じフライパンにキュウリを入れて油をまわし、牛肉を戻して、砂糖、醤油、オイスターソースなどの調味料を加えて仕上げます。 牛肉でなく、豚肉を使うとボリューム感も出ますね。 オイスターソースの変わりに酢を加えて甘酢炒めもこれからの暑い時期にはさっぱりとした一品となります。
 
      豚肉とキュウリのオイスターソース炒め
  
次に生のキュウリを使って「キュウリとハムのマヨネーズ和え」はいかがでしょう。 キュウリを麺棒などで軽くたたいて、食べやすい大きさに手で割っておきます。 大根は薄切りに、ハムは粗みじん切りにしてマヨネーズに味噌とわさびなどを少々加えて和えます。 仕上げに大葉の千切りを添えると香りも楽しめますね。 また、キュウリの漬物は酢漬けが一般的ですが、ナンプラーなどの魚醤をつかって目先を変えてみられるのも面白いと思います。 例えば、キュウリ、ミョウガにピーナッツをナンプラーで和えるとエスニック風にもなります。

       キュウリとハムのマヨネーズ和え

次回は1週お休みして3週目に「北イタリア便り」をアップする予定です。 ちょっと早目の夏休みですが、北イタリアに行ってまいります。  

Posted at 19:59 | レシピ | この記事のURL
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甘酢ラッキョウのレシピです。 [2008年06月24日(火) ]
今回は甘酢漬けのラッキョウを使ったレシピをご紹介します。 

もともと薬用植物として中国から平安時代に渡来したラッキョウは、体を温め、冷えを取る食べ物と考えられており、狭心症の予防や、咳・ぜんそくの改善にも良いとされています。 ツンとした香り成分の硫化アリルを豊富に含んでいて血液をサラサラにする作用があり、豚肉や胚芽米などビタミンB1を多く含む食材と一緒に調理すると疲労回復や食欲増進に効果的です。  

まず一品目は「豚肉と甘酢ラッキョウの炒め物」をご紹介します。 豚肉は食べやすい大きさに切って、下味をつけておきます。 ラッキョウは薄切りにして、ピーマンは彩りも添えて赤と緑の2種類を細切りにします。 お好みでエリンギのスライスを加えていいですね。 素材を炒めて、酒、醤油、みりんとオイスターソースを少々加えて調味しとろみをつけて仕上げます。 甘酸っぱいラッキョウの味わいが食欲をそそります。

       豚肉と甘酢ラッキョウの炒め物

二品目は「新玉ねぎの甘酢ラッキョウあんかけ」です。 新玉ねぎを輪切りの2等分して、出し汁で蒸し煮します。 火が通りやわらかくなったら取り出して、残りの煮汁にラッキョウの薄切り、ラッキョウの漬汁の甘酢、むき海老とえんどう豆を加えて煮て、仕上げに塩で味を整え水溶き片栗粉でとろみをつけます。 新玉ねぎのみずみずしい甘さと甘酢の酸味とのバランスもよく、冷やしていただいてものど越しのよい一品です。

       新玉ねぎと甘酢ラッキョウあんかけ

また、甘酢ラッキョウのみじん切りを加えるとちょっと目先の変わったドレッシングができます。 これからの時期トマトや豆腐のサラダなどにかけていただくと相性がよさそうです。 

ラッキョウの産地鳥取では、ラッキョウの酢漬けを作るときに、ラッキョウと一緒に青梅・レモン・昆布といった素材を加えるそうです。 その地域独特の漬け方があるようで、機会があれば是非特産地ならではのラッキョウを味わってみたいと思っています。

Posted at 22:33 | 薬膳のお話 | この記事のURL
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こんなこんにゃくもあります。 [2008年06月17日(火) ]
先日テレビで近江八幡の赤こんにゃくの紹介を見て、「そうだ、赤こんにゃく買ってあったんだ」と思い出しました。 春先に渋谷のNHKで開催されたふるさと祭りに出かけて、珍しさもあり買い求めたのですが、そのまま仕舞い込んでいました。

今回はちょっと変わったこんにゃくのお話です。

滋賀県の近江八幡でこんにゃくと言えば「赤こんにゃく」のことを指すそうですが、この赤こんにゃくは派手好みの戦国武将織田信長がこんにゃくまで赤く染めさせたとの由来によるそうです。 赤といってもレンガ色に近い赤褐色ですが、この「赤」は三二酸化鉄で着色され「鉄骨こんにゃく」とも呼ばれているそうです。 栄養分も、私たちが普段食べているこんにゃくと比べると鉄分はもちろんのこと、食物繊維やカルシウムも含まれています。 低カロリーがうたい文句のダイエットによい蒟蒻というよりは、根菜類などと一緒に薄口醤油を使って素材の色目を生かした調理法がおすすめのようです。 例えば、筑前煮や緑の葉物と一緒に和え物にしたり、巻物の芯として使うことも出来ますが、先日のTVではにぎり寿司のネタとしてのっていましたね。 アイデアが豊かですね。  

         赤こんにゃくの白和え

ところで、私が買い求めたのは「つきこんにゃく」です。 細切りになっているので、このまま茹でて白和えにしてみました。 水切りした豆腐を手でつぶして、塩とごま油少々を加えてさっくりと和えてみました。 彩りに枝豆を加えてみましたが、赤こんにゃくの彩りが引き立ちおいしそうに見えませんか。

       赤こんにゃくと金針菜のキンピラ

同じつきこんにゃくで作った「赤こんにゃくと金針菜のキンピラ」です。 豊富に含まれている鉄分の強化をはかるために金針菜を加えてみました。 金針菜とはゆり科のカンゾウという食物の開花直前の蕾を乾燥させたもので、鉄分が豊富なので貧血などの悩みのある方におすすめの食材です。 みた目は蕨の水煮のようですが、炒めるとシャキシャキとした歯ごたえが残り蒟蒻との相性も抜群です。 

もうひとつも、やはり食の展示会で紹介されていたやわらかくつるっとしたのど越しの福島県棚倉の「つるりん蒟(こんにゃく)」です。 普段使いの蒟蒻に比べると透明感があり、名前のごとくつるつるしていて、そのままオードブルやデザートとして生で頂くのが一番のようなこんにゃくです。 当日は薄くスライスされたつるりん蒟で野菜を巻いたオードブルやつるりん蒟の黒蜜かけのデザートなどが紹介されていました。 それぞれに試食してみましたが、味わいの違いこそあれいずれもがのど越しよくツルッとおなかにおさまるものばかりでした。 

食関連の展示会などに行くたびに、新たな食材、新たな食べ方提案に全く驚くばかりです。

Posted at 15:01 | 日記 | この記事のURL
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身近におきたいミニトマトのレシピ [2008年06月10日(火) ]
湿気の多い毎日で、さっぱりしたものを食べたいけど、さて、何にしようかなと悩むこともしばしばですが、そんな時に思いつくのは大好きな冷製パスタです。 私の冷製パスタへのこだわりはトマトのおいしさですね。 トマトの味しだいで食べ終わった後の満足感が大きく違ってきます。

今回はそんなトマトのお話です。

世界には8000以上のトマトの種類があるようですが、そのうち、日本で流通しているトマトの種類はどのくらいあると思われますか? 実は日本で出回っているのは130種類程度ということです。 普段よく目にするトマトは桃太郎という品種ですが、これ以外に下記の写真のように大きさも色も様々なものがあります。 赤、黄、緑色のミニトマト、ちょっと大きめのシシリアンルージュ、ベル型のサンマルツァーノなどの調理用トマト、ミディトマト、糖度の高いフルーツトマトなどは近所のスーパーでも買い求めることができます。 食卓の彩りには欠かせない野菜ですね。

            8種類のトマト

トマトの赤い色はリコピンという色素です。 抗酸化作用が強く、がんや動脈硬化の予防効果が高いと言われています。 このリコピンは油との相性がよく、オリーブ油などと一緒に炒めて食べると効率よく吸収できます。 ミニトマトは普通のトマトより安価で購入できますが、栄養的には普通のトマトよりもビタミンA、C、カリウムが豊富に含まれています。 取り扱いやすく手軽に調理できるので、我が家の冷蔵庫にはいつも入っています。 

そのミニトマトの調理方法ですが、ミニトマトをオリーブ油でサッとソテーして、お好みのお塩と黒胡椒をふりかけてオードブルとして、これに白ワインを加えるとパスタソースになります。 このパスタソースにバジルの葉を加えると、青背の魚、鯖のソテーなどのソースとしてもおいしくいただけます。 デザートにミニトマトのコンポートはいかがでしょうね。 ミニトマトを湯むきして、蜂蜜でマリネしてレモン汁を加えてさっぱりと仕上げます。 

          ミニトマトのコンポート

もし、ミニトマトが残ってしまったら、ドライトマトにして保存という方法もあります。 作り方は、ミニトマトのヘタを取り除き、輪切りにして種を取り除き、トマトの切り口を上にしてクッキングシートに並べて120度のオーブンで1時間くらい乾燥させます。 ドライ加減はお好みで調整して下ださい。

旨みと酸味が凝縮されたドライトマトは、ブルスケッタやパスタの具材として、また、煮込み料理やオリーブ油に漬けてドライトマトのマリネなどといろんな使い方ができますよ。 冷凍保存もできるので、まとめて作りおきしてはいかがでしょう。

Posted at 15:02 | レシピ | この記事のURL
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むくみに効果的な冬瓜レシピ [2008年06月06日(金) ]
東京も平年より早めの梅雨入り宣言がされましたね。 風香る五月のさわやかな季節を楽しむ間もなく、雨の季節到来です。 ますます湿気が多い季節になるのかと思うと気が滅入ってしまいます。

これからの季節は水分などを取り過ぎて「どうもむくみが気になる」という方が多いのではないでしょうか。 今回は利尿作用を促進してむくみに効果的といわれている「冬瓜(とうがん)」のレシピをご紹介します。 鮮やかなグリーンのつやつやとしたラグビーボールのような形をしている冬瓜をスーパーの片隅で目にされるかと思いますが、お買いになったことはありますか? 二等分、四等分とカットされても売られていますが、ちょっとなじみにくく敬遠されがちかもしれません。 でも、料理法はいたって簡単で、丸ごと買って皮はきんぴらに、ワタは味噌汁の具として、果肉は煮物や炒め物としていただくとができます。 

特におすすめ料理は、カブや大根と同じように煮物やスープです。 まずは「鶏つくねと冬瓜の煮物」です。 厚めの外皮を薄くむいて、皮の緑色を残して翡翠色に仕上げます。 見た目にもさわやかな彩りと鶏つくねからの旨みが冬瓜にしみわたり口の中でとろけるような食感が楽しめます。 同じ素材でスープ仕立てにしてもおいしいですね。 味噌汁でしたら、冬瓜と油揚げにみょうがを加えて香りともどもいただきます。 

        冬瓜と厚揚げの甘味噌炒め

炒め物でしたら「冬瓜と厚揚げの甘味噌炒め」、麻婆茄子をイメージしていただくとわかりやすいですね。 冬瓜は皮をむいて1−1.5センチの角切りに、厚揚げも冬瓜と同じ大きさの角切りにします。 そのほかは、豚ひき肉、しょうが、にんにくのみじん切り、長ネギ、みょうがの小口切りを準備します。 甘味噌は甜麺醤、豆板醤と醤油、酒など、甜麺醤のかわりに豆味噌を使っても独特の味わいを楽しめます。 冬瓜の淡白な味わいにコクを持たせるため厚揚げを使いましたが、厚揚げの代わりに豆腐を使ってもさっぱりと美味しくいただけます。

         冬瓜とナスの胡麻和え

生の冬瓜を塩もみした「冬瓜とナスの胡麻和え」も手軽にできる一品です。 冬瓜は皮とワタを取り除いて薄くスライス、きゅうりは千切りにしていずれも軽く塩でもみ、焼きナスは細切りにします。 白ゴマの和え衣を準備して和えていただきます。 冬瓜、きゅうりのシャキシャキした歯ごたえとゴマの香ばしさが食欲をそそります。

中国では「健康でやせたい人は常に冬瓜を多食するとよい」とあるようですが、水太りなどで体重が気になる方は、低カロリーで利尿作用のある冬瓜料理に是非チャレンジしてみてください。  

Posted at 20:05 | 薬膳のお話 | この記事のURL
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宮城産の葉アマランサスです。 [2008年05月27日(火) ]
先週末は東京に比べるとまだちょっと肌寒く感じられる杜の都仙台への出張でした。 仙台は、駅を基点として碁盤の目のように伸びた広い道路と街路樹が美しい街ですね。  

今回は1泊の予定で早めに仙台入りしましたので、いつもは通り過ぎてしまうようなお店にも立ち寄ることができ、ゆっくりとウィンドーショッピングをしながら、地元の食べ物や民芸品など郷土色豊かなお店をたずねて楽しいひと時過ごすことができました。

まずは、いつものようにデパートの地下食料品売り場でどんな野菜が販売されているのかのぞいてみました。 そこには、宮城県の北に位置する加美郡の旬の野菜コーナーがあり、薬来(やくらい)山の北側山麓でとれた旬の山菜、たらの芽、ウド、シドケ、ウルイ、コゴミなどが整然と並べられていました。 その中でも、特に目をひいたのは、アイコ、アマランサスの2種類の山菜でした。 アイコは以前天ぷらにして食べたことがありましたが、葉アマランサスは初対面でした。 

最近では、アマランサスの実は健康食品として注目され「あわ」や「きび」などとともにお米売り場で目にしますが、元を正せばメキシコからアンデス南部を原産とするハゲイトウの仲間だそうで、そう言われてみれば確かに葉はハゲイトウの形に似ています。 この葉はカルシウム、鉄分が豊富で、おひたしにしたり、ベーコンと共に炒めたり、天ぷらにしても食べるようです。 早速、堅い茎の部分を取り除いて葉を茹でて食べてみました。 一言で言うと茹でたモロヘイヤのような味ですが、粘りはありません。 また、ご飯に炊き込むとモチモチとした食感になりますね。 その他にパンやビスケットに加えて焼いたりもするようです。 

    アマランサスの葉のおにぎり(海苔のかわり)

また、出張先で聞いた旬の野菜情報を元に「月山(がっさん)筍」を買うことにしました。 かなり広い野菜売り場を探しても見つからないので、お店の方に伺いましたら「まだ出してないけどバックヤードにおいてあります」ということで、しばし待って購入した月山筍は下記の写真の通りです。 食べ方はこのまま焼いて皮をむいてから食べるそうですが、近くにいらしたおばさまからは「筍の先を切り落として、茹でて食べるんだよ」と教えていただきました。 どちらの食べ方がおすすめなのか、まずは茹でてみました。 

    月山筍を茹でてスライス、水々しい甘さです。

さて、野菜を買って、アーケードを仙台駅のほうに向かいますと、前方の人だかりからなにやらにぎやかな音楽が聞こえてきました。 何かと思えば沖縄フェアーのイベントで、「Coi-na」という沖縄出身の女性3人のグループと創作エイサー炎舞太鼓が競演中で、力強い太鼓の音と指笛と沖縄の音楽とが一体となり熱気ほとばしるショーを繰り広げていました。 通りすがりにちょっと足をとめたつもりでしたが、魅力的な歌声と迫力のある太鼓の音に30分ほど見入ってしまいました。

春を告げる「青葉祭り」が終わったばかりの仙台の街で、一気に夏の到来を感じさせるようなダイナミックな沖縄フェアーのショーが繰り広げられ、私のみならず地元の方々も沖縄の青い空に想いを馳せているように感じられました。

Posted at 22:30 | 日記 | この記事のURL
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アスパラソバージュです。 [2008年05月20日(火) ]
先週のブログで「季節限定のアスパラソバージュ、旬が過ぎる前に食べたいですね」とのお話をしたばかりでしたが、なんとタイムリーなことに先週金曜日の友人との食事会でアスパラソバージュ、フキノトウ、白タンポポと春を彩る野菜が次々とサーブされる幸運に恵まれました。 

今回はその春満載のメニューをご紹介します。

まず、「イカと春キャベツのパスタ」ですが、写真の真ん中のつくしのような形をしたものがアスパラソバージュです。 パスタがサーブされた時に「もしかして、アスパラソバージュ?」とお皿の真ん中に可愛いアスパラソバージュを見つけて大喜びをしてしまいました。 どうも私たちの話がシェフの耳に入ったようで、前日に届いたばかりのアスパラソバージュをそっとパスタに忍び込ませてくれたようです。 今年初のアスパラソバージュのお味を、シェフの粋なはからいで実感することができました。

         イカと春キャベツのパスタ

二品目はフキノトウです。 3月にフキノトウをご紹介しました時には季節を味わうシンプルな調理法のふき味噌や天ぷらでしたが、今回は「フキノトウのクロケット」です。 クロケットはコロッケと置き換えていただければ分かりやすいですし、フキノトウのコロッケといったほうがさらにイメージしやすいのですが、コロッケといってしまうにはあまりにも繊細なしつらえでした。 写真が鮮明ではありませんが、マッシュされたじゃがいもの中にふきのとうのみじん切りが混ぜてあり、ナイフで二つに割るとふきのとうのほろ苦い香りが立ち上り、最初の一口が待ち遠しい一品でした。 口の中いっぱいに広がるふきのとうのほろ苦さとじゃがいものやわらかな甘みとの一体感が際立ったクロケットでした。

         ふきのとうのクロケット

最後に「白貝と春キャベツのソテー」です。 ちょっと貴重は食材の白貝は、サラガイという品種で関東の市場では白貝と呼ばれているようで、北海道からの入荷が多いようです。 白貝と春キャベツのソテーは春キャベツの甘みを生かした生クリームベースのソースで白タンポポも一緒にソテーされていました。 写真の手前の細長い茎のようなものですが、キャベツの柔らかな食感と白タンポポの歯ごたえのあるシャキシャキ感が同時に楽しめる一品でした。

         白貝と春キャベツのソテー

季節の味わいを心得たシェフの思いがいっぱいに詰まった一皿一皿を、心いくまで楽しんだひと時でした。

さて、Kazu Cooking Studio「カズ クッキング スタジオ」のホームページが完成して5月15日にアップ致しました。 野菜のレシピ、薬膳レシピなどを掲載しております。 お時間のあるときにお立ち寄りください。
http://www.kazu-zen.jp

Posted at 21:23 | 日記 | この記事のURL
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アスパラガスの季節ですね。 [2008年05月13日(火) ]
さわやかな風が心地よい季節が一転して寒さが戻ってきてしまいましたね。 先日近所のスーパーでパープルのアスパラガスを見かけました。 このパープルアスパラガスは加熱すると鮮やかなグリーンに変わってしまいますが、甘みが強くやわらかいため生でも食べられます。 

今週は「アスパラガス」のお話です。 ヨーロッパでは紀元前から栽培され、春を告げる野菜として人気が高く、アスパラガスを茹でるために専用鍋を使っているようです。 この鍋は背の高い直径15cmほどの鍋で、一回り小さい網が中に入っていて、立てたまま少量の湯で蒸すように茹でます。 アスパラガスの専用鍋があるくらいですから、本当に食生活に根付いた野菜なのでしょうね。
 
まず、茹でる時の下処理です。 根に近い部分は堅いので切り落とすか、ピーラーで皮をむいてからたっぷりの熱湯に塩を加えて根に近いほうから入れて茹でます。 むいた皮も一緒に茹でると香りも楽しむことができます。 茹で過ぎるとせっかくの歯ごたえがなくなるし風味も損なわれるので、ちょっと早目にザルにあげて冷ましてください。  

        アスパラガスと枝豆のサラダ

茹で汁は捨てずに、冷ましたアスパラガスを再度茹で汁に戻しいれて冷蔵庫で半日ほど冷やしてから食べると、旨みたっぷりのアスパラガスの味を実感できます。 是非試してみて下さい。 調理法としては、固ゆでしたアスパラガスをお好みの味噌で漬けた味噌漬けはいかがでしょう。 ご飯がすすみそうですね。 また、アスパラガスのグラタンや牛肉、豚肉、ベーコンなどで巻いて塩、胡椒やオイスターソースでソテーとか、パスタに加えるとか、他にはアスパラガスのかき揚げやアスパラ豆腐などと和洋中に幅広く使える嬉しい野菜ですね。 

        焼きアスパラガスの胡麻和え

選び方は、茎が太くてまっすぐに伸び緑色が濃くてツヤがあるものがおすすめです。 切り口には変色がなく乾燥していないものや穂先がしっかりしまっているものなどを選びましょう。 日がたつと苦味が増すので、できるだけや早めに食べてしまうか、茹でてから保存することをおすすめします。 そのまま保存する場合はラップに包んで冷蔵庫です。 

この時期に、つくしを細長くしたような形をした「アスパラソバージュ」というアスパラガスの仲間がフランスから空輸されてきます。 フレンチレストランやイタリアンレストランでサラダやスープとしてサーブされているので、すでに堪能された方もいらっしゃるかと思いますが、食感は噛むとねっとりとしていてどちらかというとオクラに似ていますね。 3週間ほどと期間限定のアスパラソバージュを今年も旬が過ぎる前に食べて見たいですね。

Posted at 21:25 | レシピ | この記事のURL
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やわらかい春キャベツのレシピ [2008年05月06日(火) ]
5月の連休も最終日となってしまい、東京への帰省ラッシュのニュースが目につきますが、皆様はどんな連休を過ごされましたか? 

さて、今週は「春キャベツ」の特徴とおすすめ調理法のご案内です。 新キャベツとも呼ばれる春キャベツで、緑が浅く、葉肉も薄く、早春から初夏にかけて出回ります。 扁平な形で巻きがしまっている冬キャベツと比べるとで、春キャベツならでは調理法があります。 

この春キャベツのおいしい食べ方はといえば、水分が多く葉が柔らかいという特徴を生かしてサラダや生食がおすすめです。 例えば、春キャベツの葉をちぎって、グレープフルーツの薄皮をむいてさっぱりとしたドレッシングで和えたサラダや、アンチョビを加えたドレッシングとの相性もいいですね。 カブのスライスといっしょに塩もみした甘酢漬けも、ご飯のおかずにはかかせません。 

     春キャベツとグレープフルーツのサラダ

またはサッと加熱して、「春キャベツとあさりの蒸し煮」、「春キャベツの卵とじ」などはいかがでしょう。 「春キャベツとあさりの蒸し煮」は、フライパンにアサリを入れて白ワインなどを注ぎ、キャベツやセロリなどをのせて蓋をして3−5分、アサリが開いたら塩、醤油少々で味を調えてできあがりです。 「春キャベツの卵とじ」はキャベツに筍や絹さやに出し汁を加えてサッと火を通し、酒や醤油で味を調えて、最後に溶き卵を回し入れて仕上げます。 どちらも春キャベツの柔らかさと甘みが楽しめるお手軽レシピです。 

           春キャベツの卵とじ

ところでキャベツの芯はどうしていますか? 芯のまわりにはビタミンCが豊富に含まれていますので、芯を刻んでスープに入れたり、サラダに混ぜたり、チャーハンに加えたりして捨ててしまわずに使い切りましょう。

最後に、キャベツの選び方と保存方法です。 選び方は、葉が鮮やかなグリーンでツヤとハリのあるもの、巻きがしっかりしていて持ったときにずっしりと重いものがおすすめです。 ただし、春キャベツは巻きがゆるく見た目ほど重たくは感じられません。 半分に切ってある場合は、芯の高さが3分の2以下のものを選びましょう。 伸びすぎていると、トウがたって苦味がでてきます。 

比較的保存のきく野菜ですが、水分が逃げないようにポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。 鮮度をより保つためには、芯をくり抜き水で湿らせたペーパータオルを詰めておくという方法もありますので、是非お試しください。

キャベツにはビタミンU(別名キャべジン)という胃腸障害にいいといわれている成分が含まれていますが、このビタミンUは生で食べるのが効果的なようです。 連休明けの疲れ気味の胃腸にはうれしいお野菜ですね。

Posted at 21:00 | レシピ | この記事のURL
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ホクホク新じゃがレシピ [2008年04月29日(火) ]
新緑の美しい季節となってきましたね。 3月の中旬に植えたじゃがいもが可愛い芽を出して葉っぱをつけてきました。 以前、バジルの種をプランターに蒔いた時にはタイミングを考えずに種を蒔いてしまってなかなか発芽しませんでした。 バジルの発芽気温は20-25℃あたりのようで、種の発芽と気温はとても密接な関係があるのですね。  

我が家のじゃがいもは、収穫するまでにちょっと間があるようですが、近所のスーパーの店頭には新じゃがが並んでいますね。 春先に出回る新じゃがはほとんどが早めに収穫された男爵のようです。 皮が薄くやわらかいのが特徴ですが、古くなるにつれ風味が落ちてくるので、早めに食べきるようにしましょう。 選ぶ時は、指で軽くこするだけで皮がむけそうなものがおすすめです。

では、手軽にできる新じゃがレシピ2品をご紹介します。

一つ目は、「じゃがいもを茹でるだけのポテトサラダ」です。 作り方は、@じゃがいもは皮ごと茹でてから皮をむいて食べやすい大きさにつぶします。 卵もじゃがいもと一緒に茹でてしまいましょう。 A@のじゃがいもに、コーンの缶詰、オリーブのスライス、ゆで卵の粗みじん、キドニービーンズなどとマヨネーズを加えて混ぜて、塩、胡椒で味をととのえてできあがりです。 じゃがいも以外の具材は缶詰などを利用して混ぜるだけです。 もう少し食感をという場合は、レタスをちぎって加えるとシャキシャキ感もでて、味わいも深まりますね。

        茹でて混ぜるだけのポテトサラダ

二つ目は、「じゃがいものチーズ焼き」です。 作り方は、@細切りにしたじゃがいもをフライパンで透明になるまで炒めて塩、胡椒します。 A@にミックスチーズ(棒状に切ってある)を振りかけてチーズが溶けてきたら全体にからめるように混ぜ、両面をこんがり焼いてできあがりです。 じゃがいもはできるだけ細く切ると火の通りもよく短時間で仕上がります。 同じフライパンでトマトやインゲンをソテーして付け合せすると、栄養のバランスもよくなりますね。  

          じゃがいものチーズ焼き

特に「じゃがいものチーズ焼き」はワインとの相性も抜群です。

因みにじゃがいもの主成分はデンプンですが、ビタミンB1やC、食物繊維などが多く含まれていて、穀物と野菜の両方の働きを持っています。 また、このデンプンのエネルギー量はご飯やパンの1/2ですので、ちょっとおなかの周りが気になり始めてダイエット中という方には主食代わりとしておすすめです。

じゃがいものビタミンCは皮に近い部分に豊富に含まれていますので、よく洗って皮付きのまま茹でるか、蒸したあとに皮をむくとビタミンCを効率よく摂ることができます。

今が旬の新じゃが。 簡単レシピでホクホクした新じゃがを存分に味わってください。
  

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