〜〜野菜のソムリエ&薬膳コーディネーターが贈る〜〜
旬の野菜レシピ・食材・薬膳に関するエピソードなど、食にまつわる
ちょっと“たのしいこと”“珍しいこと”そしてもちろん“美味しいこと”をお伝えして参ります!

プロフィール
表参道で新潟物産店を見つけました。 [2008年04月22日(火) ]
週末にショッピングに出かけた折、最近賑わいをみせている表参道ヒルズを通りかかり、その近くの路地にイチゴの露店がでているのを目にしました。 立ち寄ってみますと、そこは「食楽園」という新潟県産品の販売と郷土料理が食べられるお店でした。 

1階の入り口近くには、新潟産コシヒカリ100%のおにぎりが見るからに美味しそうに並べられてました。 おにぎりの具は辛子明太子、しゃけ、ちりめん山椒など一見近所のコンビニで売られているものとさほどかわりませんが、お米の輝きが違うような気がしましたし、特に塩むすびは、お米が美味しいから塩だけで十分という自信作のようでした。 

そのまま奥のほうへ進んで行きますと、もちろん柿の種は言うまでもありませんが、工夫を凝らしたおせんべいや干し柿もありました。 この干し柿は輪切りにされて干されたようで、干し柿チップのような形でした。 

さらに、奥には八海山をはじめ地酒が所狭しと並び、その中でも桜色のお酒が色鮮やかでしたね。 それから、純米酒ゼリー「有りがたし」、新潟金箔ゼリー「八海山」というお酒のゼリーや雪国のピュアな純米酒と生乳仕立てのヨーグルト「ぐるっ酒」などが目を引きました。 

           お酒のゼリー2種類 

やはり、お酒はそのまま味わいたいものですが、ゼリーも興味シンシンで「どんな味かな」と好奇心いっぱいで買ってきてしまいました。 果たしてそのお味は、まず「有りがたし」は、ラベルをはがすと麹の香りがしてすっきりとした甘みのあるのど越しのいいゼリー、「八海山」はキュルキュルしたちょっと甘めのゼリーでした。 「ぐるっ酒」は、ヨーグルトに甘酒を加えたような強めの酸味が感じられる不思議なお味のドリンクでしたね。
 
また、産直の食事もあり、メニューを見てみますと、新潟産大豆と天然にがりを使った「越後豆腐の冷奴」、「佐渡いか沖漬け」、「越後もち豚の角煮」など食欲をそそられるものばかりでした。 それから「けんさん焼」って何だかお分かりになりますか? 新潟名産の生姜味噌をぬった焼きおにぎりのことのようです。 この焼きおにぎりをお茶漬けにしたらどんなに美味しいでしょうね。 是非試してみたい一品でした。

          ぐるっ酒とミニ白菜
 
野菜はと言いますと、雪の下で春を待っていた人参や白菜が販売されていて、白菜は手のひらに乗ってしまうようなミニ白菜です。 すでにショッピングで両手がふさがっているにもかかわらず買い求めてきました。 その白菜は縦に8等分して、フライパンで蒸し焼きしてポン酢でいただきました。 とろりとした食感とやさしい甘みが感じられ、何といっても食べ切りサイズがいいですね。 それから、「あずきな」や「かたくり」などの山菜もありちょっとした旅気分を味わえるひと時でした。 

Posted at 20:48 | 日記 | この記事のURL
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4月9日は「食と野菜ソムリエの日」でした。 [2008年04月15日(火) ]
ゴールデンウィーク間近いですが、皆さんはどんなプランをお持ちですか。 連休中には「緑の日」や「憲法記念日」と記念日がありますが、このように国民の祭日でなくとも、民間団体が作った様々な記念日がありますよね。 例えば3月3日は「耳の日」とか。 因みに4月9日は「食と野菜ソムリエの日」で毎年イベントが開催され、2006年に制定され今年で3回目となります。 

その「食と野菜ソムリエの日」記念イベントは4月9日に六本木ヒルズのヒルズカフェで開催されました。 当日は、野菜ソムリエの王理恵さんもイベントに参加され朝からかなりの賑わいでした。 私ももちろん朝早くに出かけて、人混みの中で野菜を購入してきました。 そこで売られていた野菜セットなる袋の中身は、丸々とした青首大根、小松菜、フリーダム(いぼなしきゅうり)、大葉、観音山のレモン2個と干し柿が入っていました。 この野菜セットを500円で購入すると、隣のコーナーに色鮮やかに陳列されているトマト群からどれでも好きなトマト1つ選ぶことができます。 私は写真にもある小粒の「アメーラ」というデザートにもなるトマトを選びました。 

           購入した野菜セット

当日一際目を引いたのは、「グラパラリーフ」という古くから元気の源として親しまれてきた野菜です。 最近では大型スーパーやデパートで目にしますが、味は青りんごのようにフルーティでほのかな酸味があり、葉は肉厚で皮が薄く、パリッとした食感が特徴です。 基本的には生で食べて欲しいという野菜だそうです。 食べ方は、ヨーグルトと一緒に、ドレッシングに刻んで入れたり、グリーンサラダに加えたり、ちょっとかわったところでは、細かく刻んで混ぜご飯と混ぜても美味しいそうです。

ブラパラリーフを放置しておいたら芽と根が出てきてしまったとか、生命力の強い野菜のようで、園芸店では「朧月(おぼろづき)」と呼ばれて販売されているようです。 育て方はアロエとほぼ同じでいいようですので、プランターで栽培してみるのも楽しそうですね。 

          アメーラのハチミツゼリー

また、会場では、「べジフルクイズ」コーナーが設けられていて、私も参加してみましたので、その一部をご紹介しますね。 ○×を付けてみてください。
  
@ アスパラガスは立てて保存すると良い。  
A トウモロコシのひげの本数は実の数と同じである。
B アメリカ航空宇宙局(NASA)は宇宙で栽培するのに適した野菜を研究中。 有望とされている野菜の一つはサツマイモである。

いかがでしたでしょうか。 3問とも正解されましたか? @、A、Bとも○です。 理由は、@アスパラは穂先が上へ上へと起き上がろうとする性質があります。横にして保存するとエネルギーを消費してしまい鮮度が速く落ちてしまうためです。 Aトウモロコシの茎はてっぺんに雄穂を途中に雌穂をつけます。 ひげに見えるのは伸びた雌しべの先で、これに雄穂から飛散する花粉がついて受精し、粒が肥大して実になるからです。 Bサツマイモは「環境への適応力が強い」「土がなくても栽培できる」「育つのが早い」「葉も茎も食用になる」「ビタミン類を含み栄養のバランスも良い」などの理由によるそうですよ。 ちょっとおもしろい野菜のマメ知識でした。

Posted at 22:26 | 日記 | この記事のURL
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ふきのとうで春を実感しました。 [2008年03月18日(火) ]
ちょっと早目でしたが、お彼岸をかけて田舎に戻りました。 私の田舎は上野から常磐線を乗りついで1時間半ほど北上したところで、水戸駅で乗換えをします。 その水戸駅に到着する直前に日本三名園のひとつの「偕楽園」を左手に列車は通過しますが、この偕楽園には「偕楽園駅」という降車専用のホームがあります。 ご存知の方も多いかもしれませんが、1年のうちで10日ほど開設される「臨時駅」なんですね。 

ちょうど2月下旬からスタートとした「梅まつり」もシーズンたけなわとなり、降車専用ホームも観光客でにぎわっておりました。 列車のドアが開くと同時にほのかな梅の香りに包まれ、満開の梅の花に心が和みます。 この庭園は、春には100種3000本におよぶ梅の木が花をつけ、少し遅れて桜、つつじ、秋には萩そして冬には二季桜と四季を通して色とりどりの花を楽しむことができます。   

            我が家の老梅

私の実家の周りにも春の気配色濃く、幼い時から庭先に咲いていた梅の木も数十年という月日を経て今でも玄関先で帰りを待っていてくれます。 裏庭にまわってみると日陰の湿ったところでフキノトウが芽吹き、どのようにして食べようかしらと思いをめぐらしながら下記の写真のようにザルいっぱい摘んでしまいました。

           摘みたてのふきのとう

まずは、ふき味噌でしょうか。 アクが強く苦手という方もいらっしゃるかと思いますが、独特の香りとほろ苦さが春の息吹そのもののようなお味ですね。 我が家のふき味噌の作り方は、熱湯に塩少々を入れてフキノトウをさっとくぐらせ、冷水にとってアク抜きをして水気を絞ります。 それを粗微塵にして油でさっと炒め、自家製味噌に砂糖、酒を加えた甘味噌で和えてフキノトウの若葉色を残して仕上げます。 白いご飯にのせて、焼きおにぎりに、かまぼこに挟んでお酒のおつまみにと春を満喫できる一品です。

ちょっと開いてしまったフキノトウは、てんぷら衣を薄くつけて低温で揚げていただきました。 人参のてんぷらを添えると彩りもよく食欲がわきますね。 天つゆよりも塩のほうがおすすめです。 たとえば梅塩はいかがでしょうね。 

           フキノトウのてんぷら

また、たまたま買い物で立ち寄ったホームセンターでジャガイモの種芋を見つけました。 男爵をはじめメークイン、アンデスレットやシンシアなどと種類も豊富で思わず1kgの男爵を買い込んでしまいました。 植えつけにはジャガイモを半分に切って一晩乾燥させます。 家庭菜園といえるほどの広さもありませんが、ともかく畑に畝を切り、半分にしたジャガイモの切り口を下にして7−8センチの厚さに土をかけました。 芽の出てくるのが楽しみです。

仕事柄、野菜の取り扱いや食べ方を話す機会は多々ありますが、最近では生産してみたいという気持ちも強く、手始めにジャガイモの植え付けをしてみました。 次回帰省した折には初夏に収穫できるナスやトマト、ピーマンなどを植えようかなと今から心待ちにしています。 

Posted at 22:34 | 日記 | この記事のURL
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一人暮らしの簡単レシピ [2008年03月11日(火) ]
旅立ちの春ですね。 進学や就職を機に自立を迫られ、上げ膳据え膳の日々から一転して一人暮らしをせざるを得ない方も多いかと思われます。 私の身内でも、ごたぶんにもれずに地方都市で一人暮らしを始めた大学生の甥がいます。 親は気がきではないようですが、当の本人はどこ吹く風といったところで時間と共に一人暮らしを楽しむ余裕もでてきているようです。 その甥が我が家を訪れた時のお話です。

料理を教えて欲しいというので、どんな食生活を送っているかを聞いてみると、近くのスーパーで食材を買ってきて自炊はしているものの、どうしてもご飯主体の食事になっているようで栄養バランスに偏りがあるようでした。 また、おかずに魚が食べたいけれどさばけないので、買うに買えないということでした。 そこで、この甥の嘆きを解消すべく、主食に具沢山の炊き込みご飯を、主菜には手開き鯵ソテー、副菜にはジャガイモのオーブン焼きと3品を一緒に作ってみることにしました。

まず、炊き込みご飯は身近な肉(鶏肉、豚肉、ウィンナーなど)を食べやすい大きさに切ります。 野菜は人参、ごぼう、蓮根、きのこ類など冷蔵庫にあるものを半月切りやささがきにして切りそろえます。 それらを一緒にして酒、みりんと醤油でもみこむようにして下味をしっかりつけておきます。 これだけの準備で美味しい炊き込みご飯ができます。 あとは炊飯器にお米を入れて普通の水加減にし、下味をつけた具材をのせて炊きます。 

     鯵のソテー ほうれん草のおひたし添え

鯵は頭と腸ワタをとって、手で身を開きます。 塩、胡椒して小麦粉をたたき、サラダ油を熱したフライパンでソテーにします。 スーパーで買う時に三枚におろしてもらえますが、覚えておいた方が実践的ですね。 写真のように多少身は崩れていますが、何度か挑戦しているうちにコツを習得できるかなと思います。 

         仕上がりはこんな感じです。

最後にジャガイモのチーズ焼きです。 ジャガイモは皮をむいて薄く輪切りにします。 新ジャガイモでしたら、よく洗って皮のまま薄く輪切りにしてもいいですね。 それを鍋に入れて牛乳をひたひたに注ぎ塩、胡椒して弱火でジャガイモが透明になるまで煮ます。 オーブントースター用の器がないときは、アルミホイルを2重にして器を作りジャガイモをその中に移してチーズを振りかけてこんがりと焼色がつくまで焼きます。 どうでしょう。 それなりに様になっていますね。

若者ばかりでなく、単身赴任であるとか諸々の理由により一人住まいをよぎなくされることも多々あるかと思われます。 そんな時のためにも、普段から食べることに興味を持ち、手軽にできる調理法などを模索しているとすんなりと現状を受け入れることができるかもしれません。 最近では「男の料理教室」がちょっとしたブームのようですが、自分自身で作って楽しみ、家族や周りの人達に食べて喜ばれてと、自己満足のみならず周囲とのコミュニケーションにも一役かっているようですね。   

Posted at 21:51 | 日記 | この記事のURL
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福岡のごま鯖を堪能いたしました。 [2008年02月26日(火) ]
春一番とはいえ風速20メートル近い風の強さを肌で感じた週末でしたが、こぶしの花も芽吹き始め春はすぐそこまできているようですね。 1年半ぶりの福岡出張を目前にTVのニュースで大宰府天満宮の梅の開花風景を見て、思ったより開花が遅いなと感じましたが、実は東京と福岡は年間を通してさほど気温差がないようですね。

羽田−福岡間は一日に何本も便があり、ビジネスマンにとっては日帰り出張の範疇ですが、私にとってはちょっと一泊が楽しみの出張でもあります。 仕事後の夕食を楽しみに、今回は玄界灘の魚が食べられるお店を宿泊先のコンシェルジェで聞いてでかけてみました。 ホテルから2−3分のところにあるそのお店は落ち着いた雰囲気のつくりで、カウンターの奥に生簀があり、玄界灘や五島灘で水揚げされた魚が泳いでいました。

             ごま鯖

まずは一杯、やはり焼酎ですね。 芋と黒麹の焼酎はお店のオリジナルのようですが、香り高く飲みやすくロックでいただきました。 料理はネバネバ系の「うに、いかの旨だし温泉卵添え」というのにトライしてみました。 これは芽カブも入っていてスーッとのどを通過する一品でした。 それから佐世保産鯖のゴマ鯖です。 細くスライスされた鯖の刺身が白胡麻と甘だれで和えられ、さっぱりとした味に箸が止まりません。

またかたくち鰯の刺身は初めてでした。 目の前の生簀からあがったばかりの鰯の刺身は皿の上でピクピクしていて、鮮度の良さは東京とは比較にならないですね。 しめのゴマ鯛茶漬けは、鯛の薄作りが胡麻だれで和えられ、お腹いっぱいにもかかわらず食欲をそそります。 オーダーした魚はいずれも身近なものばかりでしたが、この土地ならではの食べ方を堪能することができました。 魚以外にはウニ味噌、甘味噌、木の芽味噌の三種類がのった粟麩田楽をいただきました。
     
            かたくち鰯の刺身

翌日は福岡城址後を訪ね、その後にちょっとおもしろいスポットということで紹介されていた西新(にしじん)商店街の名物「リヤカー部隊」を見に行きました。 このリヤカー部隊とは、生産者が地元の新鮮な野菜や果物、魚介類、生花などを個々のリヤカーにつみ販売しています。

正午頃までは地元の商店街への商品搬入で車が往来し、午後1時頃からリヤカーが通りを占有します。 帰りの飛行機の時間もあり、まだリヤカー部隊が出始めたころに去らなければならないのが残念でしたが、野菜や果物のリヤカーや、漬物だけのリヤカーなどがでていました。 新鮮な葉野菜1束/100円や取立てのツヤツヤとしたイチゴも100g/100円となんともびっくりする値段でした。

            リヤカー部隊

海に近く山からの産物も豊富なこの土地は人情味も深く、たまたま立ち寄った路地奥の蕎麦屋ですっかり話し込んでしまったりと、意外な出会いに旅の楽しみを見出したひとときでした。

Posted at 22:15 | 日記 | この記事のURL
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手作り味噌のお味は? [2008年01月29日(火) ]
大寒も過ぎ、一年中で一番寒いこの時期になると時々「手作り味噌講習会」の募集記事を目にします。 自分で作らなくとも美味しい味噌はお取り寄せもできるしと、思っていましたが、たまたま関わりのある産直センターで、地元の大豆と米麹を使って味噌作りをするというので、昨年はじめて味噌作りを体験しました。 わずか3kgの味噌でしたが、自ら仕込んだ手作り味噌の美味しさに魅了され、今年もまた味噌作りに行って参りました。

場所は東京より車で1時間ほどの成田空港近くの多古町です。 広々とした田園と緑豊かで空気きれいな所です。 

材料は準備されていますが、絶妙な味の決め手は、大豆より米麹が多めで塩は2割弱のようです。 まずは広いテーブルの上で茹でた大豆と米麹と塩をよく混ぜることからスタートです。 辺りは昔懐かしい米麹の香りに包まれます。 ボールに適当な量をとり、大豆をすりこ木で一粒一粒丹念にすり潰します。 この潰す作業はなかなかのもので、腕のつけ根から二の腕にかけて筋肉痛が起きそうな大仕事です。 機械もあるようですが、手で潰した方が味噌に対する想いも一入のように感じられます。 しばらくこの作業に集中しているうちに、大豆が潰れて米麹と混ざりしっとりとしてきたら大きめのおにぎり大の団子にします。 しっかりと空気を抜くように団子を作ります。 本当に力仕事です。

       茹で大豆、米麹、塩と味噌団子

次は保存用の容器に詰め込みですが、私は木の味噌桶を使っています。 味噌桶の中にビニール袋を重ね、その袋の底に塩を軽く振り、団子を重ねて入れ、こぶしで空気を抜きながら平らにならします。 表面を塩で覆って袋をきっちりと閉じます。 この表面を塩で覆わないとカビがでてしまいます。 最後に重しに塩をのせて蓋をして仕込み完了です。 このまま、今年の8月のお盆過ぎまで涼しいところで保存します。

          今年の仕込み完了です。

地域によって味噌作りの時期は異なるようですね。 今回たまたま居合わせた福島の郡山出身の方によると、ご実家では毎年6月に味噌作りをしていたとの事です。 作り方の手順も異なるようでした。 関東地方では寒込みで今頃の季節に作りますが、ところ変わればということなのですね。

因みに昨年仕込んだ味噌は355日経過した今月の21日に開封してみました。 昨年のお盆過ぎに開封した友人によると、山吹色の味噌に仕上がり美味しい一言に尽きるとのことでしたが、私の味噌は下記の写真のような茶褐色です。 ツヤがあり、味噌の塩味というよりは味わい深い甘みが感じられ、そのままキュウリなどの生野菜につけて食べたくなるような味噌に仕上がっていました。

           355日熟成の味噌

手前味噌で恐縮ですが、自分で作った味噌は格別なお味が致します。 手前味噌とはこのようなことなのでしょうね。 それに付けても、今からお盆過ぎの味噌の開封が待ち遠しいです。  

Posted at 22:51 | 日記 | この記事のURL
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世田谷産の野菜です。 [2008年01月22日(火) ]
世田谷の成城に住む友人が、近所の直売所で購入したという野菜をもって現れました。 その直売所は奥まった住宅地の一角にあるようで、農家の庭先で直売しているとか。 高級住宅地のイメージのある街ですが、近隣には野菜畑もあるのですね。 

その野菜とは下記の写真の通りで、左から「コールラビ」「サラダあかり(赤軸ほうれん草)」「グリーンマスタード」「レッドマスタード」と「赤大根」です。 あまり聞きなれないのがコールラビでしょうか。 ドイツ語でコール=キャベツ、ラビ=かぶという意味で地中海の北岸地方原産のアブラナ科の野菜でキャベツの仲間です。 短い茎が肥大して球形になり直径7cm程になったら食べ頃です。 土の上で生育するのでビタミンCを多く含みます。 食べ方は皮をむいて薄切りにして、そのままドレッシングやマヨネーズでいただきます。 シャキシャキしてみずみずしくほんのりとキャベツの芯のような甘みが感じられます。 サラダ、和え物や煮込みなど和洋中にと使い勝手のよい野菜のようです。 加熱するとトロッとしますが煮くずれしにくいのでクリーム煮やスープ煮もおすすめです。

          世田谷産の野菜

「赤かぶ」かと見間違える赤大根は、甘酢漬けにしました。 肉質がちょっと硬めでしたが、塩もみして、甘酢につけてみました。

      コールラビロールと赤かぶの甘酢漬け

「サラダあかり」は濃い緑の葉と赤紫の軸が美しいサラダほうれん草です。 アクが少なく甘みもありほどよい歯ごたえが食欲をそそります。 ベービーリーフとしてベランダでも栽培でき、ちょっと一つまみグリーンが欲しい時にあると便利な野菜ですね。 サラダ仕立てにしてジャガイモ、ニンジンの温野菜、生のコールラビ、グリーンマスタード、レッドマスタードを少々加えて胡麻ドレッシングなどでいただいてもよさそうです。

       サラダあかりと温野菜のサラダ

それからグリーンマスタード、レッドマスタードはともに辛みがあるので、サラダのアクセントとして、或いはカレーを作った時にちょっと加えてみるのもよいですね。 茹でておひたしにしてみると辛みも感じられずにさっぱりといただけます。

できれば地産地消を実践したいのですが、近隣に直売所がなく近所のスーパーで購入せざるをえません。 スーパーでも独自のルートで契約農家からの仕入れもあるようですが、安心安全が取りざたされている昨今、生産者の庭先で野菜の話しや食べ方のアドバイスを聞きながら旬の野菜を購入できたら一味違った野菜がいただけそうです。 

かつては実家の畑で育ったほうれん草のピンクに色づいた根の甘さや長ネギの強い臭いが苦手でしたが、今にして思えば随分と贅沢な野菜の食べ方だったのですね。 水っぽく野性味を失った野菜が多いように思われますが、大地の恵みをふんだんに吸収した野菜を意識して食べることで少しでも元気を取り入れることができたらと思う今日この頃です。 

Posted at 17:36 | 日記 | この記事のURL
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屠蘇散のお話 [2007年12月25日(火) ]
いよいよ今年も残すところ1週間となってしまいましたね。 大掃除や新年を迎える準備で何かと気ぜわしいことと思いますが、私は昨年来気になっていた障子張りをやっと済ませることができました。 かつて祖母の障子張りの手伝いをしたことなどを思い出しながら、半日かけて障子2枚を張り終え、年の瀬をちょっと身近に感じています。

今回は正月の準備のひとつとも言える「屠蘇散」のお話です。 お屠蘇をいただいておせちにお雑煮とお正月の風物詩ですが、昨今は元旦でもコンビニなどが営業しているので、そうそうおせち作りに気合をいれなくても、気楽に準備できることがいいですね。 

ところで「屠蘇散」ですが、中国三国時代に華陀という名医が十数種類の薬草を調合して、酒に浸して飲んだのが始まりと言われています。 邪気を屠(ほふ)り、魂を蘇(よみがえ)らせることから「屠蘇」と名付けられ、「年の初めにこれを服するときは年中の災厄を避け、福寿を招く」とのことのようです。 大晦日の夜に清酒やみりんに一晩漬け込んでいただきますが、我が家では3年熟成のみりんに浸して、甘くしていただいています。 屠蘇の中身というと、一般的には山椒の実、みかん皮、桔梗の根、防風の根、桂皮、オケラの根などで、いずれも身体を温めたり、胃腸の働きを助けたり、風邪の予防に効果的のある生薬がつかわれています。

          根菜類たっぷりの雑煮

それからお雑煮ですが、これも地域性の高い食べ物かと思います。 関東では角餅におすましですし、関西では丸餅に白味噌仕立てと言われていますが、私の実家では、鶏スープに大根、人参の千切りと焼いた角餅を入れていただきます。 皆様のお家のお雑煮はどのような仕立てなのでしょうね。 地域性もありますが、その家の伝統や、親の出身地のお雑煮が代々受け継がれているというようなこともあるようですね。

私も「えー」とびっくりしたお雑煮のご紹介です。 このようなお雑煮のことを耳にしたことありますか? それは愛媛出身の方から伺ったお話ですが、その方のご実家のおばあさまが作られるお雑煮は白味噌仕立てにあんこの丸餅を入れるそうです。 こればかりは馴染みがなくどんなお味なのか、おそらく白味噌のやわらかな塩味があんこの甘さを引き立て、白味噌の旨みやコクが全体をまろやかにまとめあげているのでしょうね。 初めて聞く食べ物のお話はとても興味深く、風土や地域性、伝統に影響される奥の深い文化であると実感いたします。 

我が家のおせち<鰆の柚庵焼き、ほたての黄身衣焼き、五目なますと里芋の白煮>

街並みもお正月の準備が着々となされ、ビルの入り口には門松が飾られ始めましたね。 今年の7月末からスタートしましたこのブログもおかげ様で6ヶ月目に入ろうとしています。 今回が年内最後のブログとなります。 年明けて1月8日にスタートいたしますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

皆様、どうぞ、お元気で新年をお迎え下さい。

Posted at 18:47 | 日記 | この記事のURL
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幻のひつまぶし [2007年11月27日(火) ]
先週末はカラッと晴れ上がり、じっとしているのがもったいないようなお天気の3連休でしたね。 私は仕事柄どうしても週末に仕事が入ることが多く、この連休は名古屋に出張をしてきました。 これまでは、名古屋は通過するだけで、なかなか訪れる機会がありませんでしたが、やっと念願かなってというところです。

名古屋行きの話が決まった段階で、まず、なにを食べようかなと思いを巡らせて、脳裏をよぎったのは、「ひつまぶし」「味噌カツ」「味噌おでん」などでした。 東海道新幹線ひかりですと東京−名古屋は1時間半ほどの距離です。 幸いに仕事は15時に会場入りでしたので、お昼は名古屋名物と心に決め、インターネットで食事所の検索をしました。 目移り状態でしたが、ここはやっぱり独創性の高い「ひつまぶし」に決めました。 この「ひつまぶし」という名称は「あつた蓬莱軒」の商標登録だそうですが、そのお店が名古屋駅から東山線で2駅の栄駅近くの松坂屋デパートにあることを突き止め向かうことにしました。

松坂屋デパートには12時半過ぎに到着して、早速エスカレーターで特選レストラン街へ。 すると、とんでもなく長い行列ができていて、どのお店の行列かが一目ではわかりませんでした。 「列の最後尾です」との立て札を見つけて、並んでいる方に聞いてみると「なんと1時間待ち」とのこと。 下調べの不備を嘆きながらも、1時間待ちでは、仕事に影響がでてしまうとあきらめて、簡単にランチをすませてやむなく会場に向かいました。

名古屋の名産品と言えば、八丁味噌、きしめん、名古屋コーチン、守口大根の味噌漬けなどと、関東や関西とも異なった独特な食文化が根付いていますね。 どれもこれも気になって、お土産ひとつ選ぶのも一苦労でしたが、悩んだあげく、下記の写真のお土産を帰ってきました。

          名古屋コーチン弁当

まずは名古屋コーチン弁当です。 残念ながら、鶏肉は2切れほどですが、歯切れのよい、柔らかなお肉でした。 それからもちろん名古屋コーチンの味噌漬け、燻し鶏胸肉(黒胡椒味)、デザートにプリンです。 純系名古屋コーチン卵を使ったプリンということで、滑らかな食感とコクのある甘みがおいしいプリンでした。 日本三代地鶏といわれている名古屋コーチンをしばらくの間は堪能できそうです。

          名古屋コーチン尽くし土産

それから下記の写真は守口大根の「刻み守口漬け」です。 守口大根は直径2cm前後と細く、長さは長いものになると1m80cm以上にもなるということです。12月が収穫時期のようで、大根を抜きやすくするルートディガ(掘り起こし機)などの機械により収穫されるようです。 また栽培の歴史も古く、江戸時代の初期に中国から原種が入ってきてそのころから漬物として珍重され、尾張藩にも献上されていたようです。 いずれにしても300年以上の歴史をもつ大根で、そのお味はと言えば、芳醇な粕漬けの香りとほのかな辛みに一段と食欲も進むという感じです。

            刻み守口漬け
 
名古屋にも地元の方々の話題にのぼるようなおすすめ名産品がまだまだ沢山あるかと思います。 今回は幻のひつまぶしとなってしまいましたが、次回はそのようなことも踏まえて是非余裕をもって訪れたいと思いつつ帰宅した一日でした。

Posted at 18:45 | 日記 | この記事のURL
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ステビア野菜ご存知ですか? [2007年11月06日(火) ]
ブログへのコメントありがとうございます。 栗の「なんかワッと驚くような斬新な食べ方」とのことですが、渋皮煮にしてお茶うけなどにしますね。 しかし斬新なアイデアとは言いがたいので、なにか思いついたらご案内いたします。

ところで「ステビア野菜」とか、「ステビア農法」という言葉をご存知ですか。 今回はステビア野菜を使ったフレンチレストランのランチメニューのお話しです。 私自身はステビア野菜を味見程度に食べる機会はありましたが、今回のように料理としてサーブしていただくのは初めてでした。

まずステビア草とは、南米パラグアイに棲息するキワ科の多年草のことです。 その茎や葉から注出した成分を作物に与えて生産したものをステビア野菜果物と呼んでいます。 ステビア草を使ったステビア農法とは土の中の有用微生物を増殖させて、植物の根を健全に育てて活性化させる効果があるそうです。 その結果野菜果物の糖度やビタミン、ミネラルが増加して本来持っている旨みが熟成され、美味しさがもたらされるという仕組みです。

こちらのレストランのオーナーはそのステビア野菜と巡り合ったことで、フレンチに対する考え方が大きく変わりレストランオープンに至ったとのことでした。 フレンチでありながらバター、生クリームなどを極力使わず、独自のスタイルで素材の持ち味を最大限に生かした料理作りに日々努力されているそうです。

          サーモン巻きのオードフル

そのランチコースをご紹介します。 写真の通りオードブルは焼き玉ねぎ、焼きなすをスモークサーモンで巻いたものです。 特に玉ねぎは丸ごと1時間かけてじっくりとオーブンで焼いたもので、これまでに味わったことのないやわらかな歯ざわりと深みのある甘さには驚きました。

            ごぼうのスープ

スープはごぼうと米を煮てポタージュ状にしたものでした。 米と一緒に煮ることでとろみをつけたのかと思いますが、この組み合わせは以外でした。 野菜と穀類の組み合わせは栄養バランスのよさばかりでなく、体調を崩したときなどには欲しい一品のように思いました。 生クリームのこってり感がなくすっきりとした後味のスープでした。

            金時鯛のソテー

メインは金時鯛のソテー ヨーグルトソース添えでした。 鯛そのものも身がしまっていて大変美味しいものでしたが、添えられた野菜の青々とした鮮やかさには普段見慣れているピーマンやほうれん草、かぼちゃであるにもかかわらず新鮮さを感じました。 野菜の味もそれぞれの個性が感じられ、これが本来の野菜の味なのかなと実感いたしました。 ソースは隠し味に味噌を用いたヨーグルトソースでした。 ステビア栽培の桃のコンポートをデザートにいただてとても充実ひとときでした。  

こちらの野菜の仕入れは茨城県の農家から送られてくるものだそうです。 近所のスーパーなどでは見かけないステビア野菜ですが、機会がありましたら是非買い求めてみて下さい。 きっと野菜果物に対する見方が変わられることと思います。

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