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〜〜野菜のソムリエ&薬膳コーディネーターが贈る〜〜
旬の野菜レシピ・食材・薬膳に関するエピソードなど、食にまつわる
ちょっと“たのしいこと”“珍しいこと”そしてもちろん“美味しいこと”をお伝えして参ります!

プロフィール
北イタリアのファーマーズマーケット [2008年07月29日(火) ]
8月を目前にデパートのウインドーには、早くも秋の装いが並び始め季節の移り変わりを感じます。 昨年7月20日に「野菜ソムリエのキッチン便り」をスタートして、ちょうど1年が経ちました。 

この1年間は、普段は余り気にせずに通り過ぎてしまう街並みを興味深く眺めたり、新聞の情報欄にはできるだけ目を通し、何とはなしに聞き流していたTVのニュースに気に留めたりと、それまでの私の生活パターンにほどよい緊張感が加わり、周りのことにこれまでより関心を持ち生活してきたように思われます。 

今回はそんな1年の〆のブログで、北イタリアの続編ですが、小さな町でみかけた地元野菜の朝市のご紹介です。 たまたま早起きをして街中を散策していてファーマーズマーケットを見つけました。 日本では見かけることのないかぼちゃのような大きなナスやヒダのあるトマトを始め、調理用トマトが山積みになっていました。 その他に、花付きのズッキーニや色鮮やかなパプリカや、果肉がオレンジ色のメロンや10キロはあるかと思われるようなスイカなど、威勢のいい生産者の掛け声ともにあたり一体はにぎわっていました。 野菜果物以外にも、フォッカチャ、チーズのお店と興味を引くお店ばかりで、買って帰りたいものばかりでした。

        米ナスより大きなナス

       右側のトマトは初めて見ました。

サンサンと輝く太陽の下でスクスクと育った野菜や果物はどれもが美味しく感じられ、しばらくこの土地で生活して食べてみたいと思わせるものばかりで、再び訪れてみたい街の一つとなりました。

「野菜ソムリエのキッチン便り」は今回で最後となります。 この間のブログの一つとして、昨年の9月に徳川光圀の食膳研究家として有名な大塚屋子之吉さんの経営している「大塚屋」という郷土料理のお店をご紹介させていただきました。 ところが先日、水戸に戻りました際に再び訪れようとしましたが、大塚さんが亡くなられて閉店された事を知りました。 年齢を感じさせないキビキビとした立ち姿で接客されていたことを思い出し、また、二度とあのお料理をいただくことができないと思うととても残念な想いに駆られました。

皆様のお陰で1年間無事ブログを続けることができました。 本当にありがとうございました。 8月以降は月2回のペースで季節の野菜、果物のご紹介と食べ方提案を予定しております。 引き続きよろしくお願いいたします。
 

Posted at 20:33 | 日記 | この記事のURL
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トリノのカフェ [2008年07月22日(火) ]
本格的な暑さがやってきて、あちこちの花火大会がにぎわっているようですね。 浴衣姿の若者を見かけることもしばしばですが、浴衣の絵柄も現代風になり、スタイリッシュな街着として確立しつつあるような気がします。

今回は、北イタリア便りの2回目で「トリノのカフェ」のお話です。 トリノへはパリのシャルルドゴール空港で乗り換え、アルプルの山並みを眼下に2時間弱のところです。 当日は幸い天気がよく、飛行機の窓から鋭くとがったアルプルの山並みやモンブランを望むことができ、その美しさ、壮大さに感激もひとしおでした。

トリノはカフェで有名な町ですが、宿泊先のホテルから徒歩5−6分のところに有名なカフェが集まっています。 まずは、イタリア統一を果たした名宰相カブールが通ったというカフェ・フィオーリオ(FIORIO)へ向かいました。 お店の前にもテーブル席がありましたが、暑さもあり、冷房の効いた店内へ進むと入り口近くの大きなテーブルの上に、お肉や野菜料理の大皿が二段重ねで並べてありました。 どれも食べてみたいと思わせるものばかりでしたが、その中から選んだのが下記の写真の通りです。

         盛りだくさん野菜のプレート

お皿には、米なす、ズッキーニともに薄くスライスしたものをあぶってマリネしたもの、ベーコンと野菜の入っているキッシュと、2センチほどの小さなペンネはサーモンのクリームソース仕立てでした。 こんな小さなペンネがあるのですね。 とても食べやすくサーモンのクリームソースとの絡み具合もよく、あっという間にお腹におさまってしまいました。 ミラノ風カツレツや野菜の煮込みなど、まだまだたくさんの惣菜が並んでいるにもかかわらず、お腹も相当に膨らんでしまいこのお店を後にしましたが、再び訪れてみたいお店の一つでした。

もう一つはカフェ・サンカルロ(San Carlo)です。 イタリアが統一に向かった時代には、統一運動の志士達のたまり場となっていたお店のようです。 店内の壁面は豪華な金箔でおおわれ、シャンデリアが飾られカフェというにはあまりにも高級感漂うお店でした。 夕方6時ごろからハッピーアワーがスタートしていて、ワインを注文すると店内のワゴンに盛り付けられたおつまみ(下記の写真)をいただくことができます。  

           おつまみのワゴン

一口で食べられるような小さなパンや、生ハムやサラミなどをのせたカナッペ、お肉の揚げもの、野菜のマリネなどが並び、外の喧騒とはうらはらに、静かに語り合う人たちの憩いの場所という感じのお店でした。 重厚で芸術性の高い室内装飾の輝きに包まれてワイングラスを傾けた至福のひと時でした。

Posted at 17:10 | 日記 | この記事のURL
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北イタリアの料理教室 [2008年07月15日(火) ]
照りつける夏の日差しに梅雨明け間近と思わずにいられません。 昨日成田に戻り、今回訪れた北イタリアからスイス国境近辺の気候に比べると随分湿度が高く感じられました。 

今週は旅行の目的の一つであった北イタリアでの料理教室のお話です。 料理教室は宿泊先のビラサンカルロ(Villa San Carlo)で開催されました。 そのホテルはトリノから電車、バスを乗りついて3時ほどの山間にある小さな町で、近くにはバローロのワインセラーなどがあり、ワイン畑とへーゼルナッツの木々が生い茂った緑豊かな街中にありました。 このホテルのオーナーシェフは、トリノオリンピック時に総料理長として活躍し、また数々の賞を受賞しているイタリアでは名の知れわたったシェフとの評判で、とても楽しみにしていました。

初日のレシピは、「セロリとラビットのサラダ」、「手作りラビオリ」、「子牛フェレ肉のバローロワインソース」、「へーゼルナッツケーキ」と地元の食材をふんだんに使った地域性豊かな4品でした。 まずサラダはラビットの肉を1センチ角に切りソテーしたものとセロリ、ゆで卵の白身を同じ大きさに切って塩、胡椒、ドライハーブで和えたものです。 ラビットは初めてでしたが、分かりやすく言いますと、鶏のささみをやわらかくしたような味でした。 卵の黄身はつぶしてサラダのトッピングにしました。

2品目のラビオリの詰め物はリコッタチーズとほうれん草のペーストを準備し、ラビオリの生地にもほうれん草のペーストを練りこみました。 普段私たちが目にするラビオリの形とは異なり、個々にカットした生地の上下を手前に折りこみ真ん中に厚みがあり、この土地独自の形とのことです。 パルメザンチーズソースで絡めて仕上げました。

          ほうれん草のラビオリ

子牛のフィレ肉は、小麦粉をまぶしてオリーブ油で焼いて、バローロワイン、塩、胡椒、バターだけでソースにしたものです。 デザートのへーゼルナッツのケーキは、小麦粉、卵、砂糖、ベーキングパウダーとへーゼルナッツの粗みじんとペーストの両方を使って混ぜて焼くだけのものでした。 いずれも、調理方法はシンプルであっという間に出来上がってしまうものばかりです。 

          へーゼルナッツケーキ 

試食時には、白ワインを片手に、サラダからスタートして一品ずつサーブしていただき、デザートまでぺロッといただいてしまいました。 料理教室というよりは、プライベートシェフが作ってくれた出来立ての料理を味見しているような贅沢な感覚でした。 

素材にこだわり、シンプルな調理方法で美味しさをクリエートするシェフの想いに感銘をうけた料理教室でした。 次週は、トリノのカフェのお話を予定しています。

Posted at 22:56 | 日記 | この記事のURL
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曲がったキュウリでも味は同じです。 [2008年07月01日(火) ]
今日から7月ですね。 食料品やガソリン、水道光熱費に至るまで生活に密着する商品が値上げされるようです。 そんな時にスーパーの野菜売り場で、形は不ぞろいだけど山積みになったお野菜をみつけると何だか得した気持ちになります。  

今回はそのうちの一つのキュウリを使ったレシピのご紹介です。 

皆様はすらりと伸びたキュウリと曲がった不ぞろいのキュウリとどちらを買われますか? どちらかというと、見た目のよいキュウリを選びがちですが、実はキュウリは曲がっていても味に違いはありませんし、栄養価にも差異はありません。 見分け方のポイントは太さが均一で緑色が濃く、ハリがあってイボが痛いくらいにとがっているものがおすすめです。 保存はラップに包んで冷蔵庫に入れておけば4−5日は保存できます。 冷やし過ぎは禁物です。

生で食べることの多いキュウリですが、加熱しても美味しくいただけます。 

一品目は、「牛肉とキュウリのオイスターソース炒め」です。 私も大好きな一品です。 まず、牛肉は一口大に切り、酒、醤油と片栗粉で下味をつけ、キュウリは大きめの乱切りにします。 しょうがは千切り、長ネギはみじん切りにします。 フライパンに油を熱してしょうがと長ネギを炒めて牛肉を加えてサッと炒めて取り出します。 同じフライパンにキュウリを入れて油をまわし、牛肉を戻して、砂糖、醤油、オイスターソースなどの調味料を加えて仕上げます。 牛肉でなく、豚肉を使うとボリューム感も出ますね。 オイスターソースの変わりに酢を加えて甘酢炒めもこれからの暑い時期にはさっぱりとした一品となります。
 
      豚肉とキュウリのオイスターソース炒め
  
次に生のキュウリを使って「キュウリとハムのマヨネーズ和え」はいかがでしょう。 キュウリを麺棒などで軽くたたいて、食べやすい大きさに手で割っておきます。 大根は薄切りに、ハムは粗みじん切りにしてマヨネーズに味噌とわさびなどを少々加えて和えます。 仕上げに大葉の千切りを添えると香りも楽しめますね。 また、キュウリの漬物は酢漬けが一般的ですが、ナンプラーなどの魚醤をつかって目先を変えてみられるのも面白いと思います。 例えば、キュウリ、ミョウガにピーナッツをナンプラーで和えるとエスニック風にもなります。

       キュウリとハムのマヨネーズ和え

次回は1週お休みして3週目に「北イタリア便り」をアップする予定です。 ちょっと早目の夏休みですが、北イタリアに行ってまいります。  

Posted at 19:59 | レシピ | この記事のURL
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