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擁護施設の子どもたちと 【2008年04月16日(水) 】


               平安神宮の夜桜(4・11)

 12日土曜日、東京霞ヶ関の新生銀行本社で、都内5箇所の養護施設の子どもたち46人に、太鼓ワークショップを行った。

 私もはじめて知ったことだが、銀行には「社会貢献推進室」のような部門がどこにもあるという。
 新生銀行の社会貢献の一環として開催されたこの日、新入行員50名あまりも一緒であった。

 養護施設とは、今問題の虐待などで、親と一緒には生活できない子どもが集まって生活する特別養護施設である。
 小学4年から高校3年まで46人、果たして一緒に太鼓にとりくんでくれるだろうか??
 過去、奈良で不登校の小中学生を相手に成功させた経験があった。
太鼓は、何よりも強い見方。 打ち出せば、心配は無い!と確信はしていた。

 最初に、わが社のエース、知的障害はあるが太鼓を打たせば天才肌の友野龍士くんと私ともうひとりの相棒と3人でプレゼン演奏。
 この「つかみ」がきいたようだ。
 子どもたちも、新入行員の大人も、目を見張る集中・・・
 ばちを配ると、もう待ちきれないように太鼓をたたき始める。

 お互い初めて顔合わせをした子達なのだが、太鼓を打ち出せばもう夢中である。
 
 「乱打〜!」と細かく太鼓を打つ。大きくしたり、小さくすると、太鼓の音で会場に「波のうねり」のような音のウエーブがうまれる。
 もうそれだけでも、皆にとっては大発見であり気持ちがワクワクしてくるようだ。

 3人一組でひとつの太鼓を交代で打つ。
 私の作った「龍神太鼓」の美味しいところだけを何回も繰り返す。
 
 交代すること、主役となって打つこと、最後はみんな一緒に力を合わせて打つこと、さまざまな要素は、打つ人たちが一体となり、言葉を交わさなくてもコミュニケーションが図れるちからになるものだ。

 2時間の練習の最後は、覚えたての5分ほどの曲を、2組に分けて発表しあった。
 見る側の人たちの大きな感動の拍手・・これにも彼らはたぶん初体験だったと思う。
 夢中でがんばった結果に、大きな拍手で讃えられる、涙を流さんばかりに喜んでくれた先生たち・・。
 
 自分の表現したことに、感動して喜び、大きな拍手で迎てれくれる。この体験こそ、私が狙っていたことである。

 子どもたちは、きっと失っていた人への信頼や、一緒に作り上げる楽しみを、生きていくことへの自信のようなものを、遊び感覚の中で、それとなく実感してくれたことだと思う。

 太鼓は誰でも打てば鳴る。
単純だが、みんなで一緒にやることで、音が変わる。
大きな音に、思わずわれを忘れて本気で、のめりこんでしまう。
見る人はいつもと違う真剣な顔つきに感動する。
 これが、私がはまっている、和太鼓のよさの本質の一端である。

Posted at 23:10 | 和太鼓 | この記事のURL
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